通所リハビリテーションの新たな試み-1-

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

実は・・・倉敷在宅総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションに
革命が起きています!!!
「もっと利用者さまに提供できるサービスメニューを増やしたい! 利用者さまの潜在能力をもっと引き出したい」という思いから、プログラム内容の変更と部屋のレイアウトの変更を検討しています。
たとえば、物品はコンパクトにしました。
「もの」は近くにあるといいときもありますが、その人にとって「必要でないもの」であったらどうでしょうか?
いろいろその「もの」に気を取られて無意識に疲れてしまうのです。シンプルであるほど余計な注意を払う事が減るため、プログラムに集中することができます。

また、通所リハビリテーションのイメージカラーを「緑」と「茶」に統一しました。
色彩心理学で「緑」は心身のバランスを整え、リラックスさせる効果があります。「茶」は緊張を緩和させる効果があります。この2つの色をイメージカラーにすることで、心理的に「こころ」と「からだ」の健康を促しています。また、イメージカラーを決めることで全体的に統一感のある空間ができます。
しかしあえてリハビリ物品は黒に統一しました.
その理由としてこちらをご覧ください
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このボール重くみえませんか?実は・・・・・・
そんなに重くないんです((笑))

黒は重量色とも言われています。他の色に比べると重く見えます。重く感じてもらうことで利用者さまの達成感を促し、リハビリへの継続・意欲に繋げていただきたいと思いました。重たそうな物を使うことは一見、運動回数減少につながりそうな気がしました。しかし、導入してみると以前と同等またはそれ以上の回数を運動される方がほとんどでした。また、周囲の方からも「頑張ってるなぁ」とリハビリへの関心が高まり,利用者間の会話も増えました。
このように、通所 リハビリテーションでは根拠のある医療・ケアを実施しています。
今回は革命のほんの一部をご紹介しました。今回を含め全6回シリーズで、倉敷老健通所リハビリテーションの取り組みについて紹介していきます。

次回は「リハビリへの意欲が高く、ジム感覚で過ごしたい」と思われている利用者さまを対象にしたプログラムをご紹介いたします。こうご期待!!!!

倉敷総合ケアセンター通所リハビリテーション デザイン担当 佐々木景子(介護福祉士)