日別アーカイブ: 2015年7月30日(木曜日)

舌診(ぜっしん)について

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

b8a2c410f4eac56d5792d57ca07aaef4厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。鍼灸院で働く私は、今年の夏も元気に過ごしていますが、汗かきなので辛いですね。多量の汗に耐えながら生活しています。さて、私の話はここまで、今回は「舌診(ぜっしん)」についてです。読んで字の如く「舌を診る」のですが、どうしてわざわざ、そんな物を診る必要があるのか、先日患者さんに聞かれたので、紹介したいと思います。

まず、我々鍼灸師は治療の際、患者さんに舌を見せて下さいとお願いをしています。突然舌を見せてくれと言われても、この先生は何を言っているのだと思ってしまうでしょう。しかし、舌はその人の状態を写す鏡で、体質や現在の病気を知る為の、重要な判断材料に用いることができ、さらにこれまで気づかなかった、発症していない病気が見つかることもあります。舌を見ただけで、そんな事が分かるの?何で分かるの?とても不思議ですよね。次はどこを見て、判断しているのか紹介しましょう。

いくつか見るポイントがあるのですが、舌の形や色、苔の状態など、普段生活をしていて、気にした事がないような所が、実は体の状態を表しています。例えば舌の大小、これだけでも体質判断の情報になります。舌の潤い加減や、動き方などからも判断でき、熱の症状か、冷えで起こった病気か、血液の循環はどうなのかなど、舌が教えてくれる事はたくさんあります。ですから、鍼灸師が舌を見ることは、患者さんの病気を知る上で非常に大切な行為になります。舌を見して下さい、と言われても恥ずかしがらず、快く見せていただけるようにお願いしますね。

簡単に舌診の事を紹介しましたが、まだまだ説明できてない事がたくさんあります。ただ、舌診をする意味を、理解していただけたら良いなと思い、今回紹介させていただきました。もし、自分の舌はどうだろう、気になる所や聞いてみたい事がありましたら、ヘイセイ鍼灸院でお待ちしています。

ヘイセイ鍼灸治療院 Shima

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