日別アーカイブ: 2015年7月14日(火曜日)

栄養成分表示、活用していますか? ~糖尿病療養指導士より~

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

だんだん気温が上がり、今年も夏がやってきました。ついつい冷たいものに手が伸びる・・・なんて事もあります。そういえば、ほとんどの食品に原材料も、カロリーも書いてあるんですよね。アイスを食べながらぼんやり眺めていたりします。
皆さんの中にも、表示を見るようにされている方がいらっしゃるかと思います。

そこで今回は健康な食生活を送る上で味方となってくれる栄養表示の見方をまとめておきましょう。

まず主要な栄養成分表示。
1) エネルギー20150714
2) たんぱく質
3) 脂質
4) 炭水化物
5) ナトリウム
この順番で表示されていますが、表示単位が100g、100ml、1食分、1袋など様々なので、食べる量で確認するようにします。似た食品を選ぶ際はカロリーを、糖尿病の患者様なら炭水化物(糖質)の少ないものを意識するのも良いです。

また、お弁当や加工食品を選ぶ際に気になる塩分を知る方法もここに!
ナトリウム(mg)×2.54÷1000≒食塩相当量(g)
この計算式に当てはめれば『市販のものは塩分が多いから』、『カップラーメンの汁は飲まないで』といった言葉に頷いてしまうかもしれません。

さらに栄養強調表示という内容もあります。
例を挙げると糖類0や低脂肪など。摂り過ぎが気になる栄養成分がどの程度含まれているか瞬時に判断できます。しかし規定の基準を満たしていれば表示できるので、完全なゼロではないため注意が必要です。(2013年10月7日の糖尿病療養指導士のブログにも取り上げられていますので詳細は割愛させていただきます。)
また、『うす塩味』、『甘さひかえめ』といった味覚に関する表示にはルールがありません。栄養成分表示で確認してくださいね。

このように食品のラベルには情報が沢山のっています。
栄養成分表示をうまく活用して健康に役立てていきましょう。

糖尿病療養指導士 管理栄養士 塩っぺ