例年より遅い梅雨入りで、湿度が高く雨の多い季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
老健へご入所の皆様はそのような気候に負けず、一日も早い在宅生活復帰を目指し、リハビリを中心とした生活を送られています。
一階リハビリ室では平行棒歩行やペダル漕ぎを行い体幹の安定や下肢筋力の維持・向上を目指した訓練をされています。またフロアでは、梅雨にちなんだ貼り絵で楽しみながら手指機能や認知機能の維持・向上に取り組まれています。

6月は倉敷中央高等学校福祉科3年生の学生さん3名が実習に来られました。
慣れない環境で始めは戸惑う姿も見られましたが、日を追うごとにご入所の方々と笑顔で交流できるようになりました。現場での介護知識や技術を身につけようと熱心に聞き取り、時には介助を行い自信をつけ学校に戻っていかれました。
彼らの姿を見て、私たちも初心忘れるべからずでご入所の皆さまに喜ばれるケアを実践していきたいと改めて思いました。

倉敷老健 介護福祉士 O

新緑に包まれた5月も終わり、6月になりました。
さて、コロナ禍で、なかなか外出の機会も無い中、雨の多い日が続くと、気分が憂鬱になってきますね。
もともと5月5日は「端午の節句」で、男の子の健やかな成長や幸せを祈って、お祝いする日でした。
中国の言い伝えによれば、黄河をさかのぼり、「龍門」と呼ばれる滝をのぼりきった鯉は、龍になって天にのぼることができるとされています。子供たちが元気に育ち、幸せになれるようにという願いをこめて、ご入所の方が鯉のぼりを制作してくださいました。
新型コロナの第6波が長引いている影響で残念ながら春のおやつバイキングは断念しましたが、給食サービスの皆様のご協力により3月23日(水)に春をイメージした和菓子とケーキをセットにした『豪華おやつデー』を開催しました。


2月といえば「節分」ですが、節分の由来をご存じでしょうか? 豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式。追儺(ついな)という鬼払いの儀式が広まったもので、厄払いと新年の幸せを願うとされていおります。倉敷老健では2月3日に恵方巻きにちなんで巻き寿司を召し上がって頂いています。入所者の皆様は、今年の恵方「北北西微北」を向いて、声は出さず(感染予防)、各々願い事を思い浮かべながら召し上がられました。ちなみに私の願い事は「一日も早くコロナウイルスが終息し、入所者様がご家族と会えて、すべての人が以前の生活様式に戻れますように~」です。まだまだ大変な日が続きますが、「病は気から」の言葉にもあるように、その人の心の持ち方しだいです。元気に笑って過ごしましょう!!

2015年から発行している「倉敷老健通信」ですが、10月に第26号を発行しました。
今年は秋の気配を感じる間もなく、急に冬が訪れたような冷え込みとなりました。日中との寒暖差が激しい日もありますが、体調は崩されていないでしょうか?今年はインフルエンザの流行予測も報道されていますので、ご用心ください!!
おやつバイキングでは、以前から要望の多かった果物3種類と栗のケーキや芋羊羹にアップルパイなど秋をイメージしたおやつ10種類を用意しました。写真入りのメニュー表から好きなおやつ選んで頂き、テーブル毎に専属の職員が各自の皿に取り分けて感染対策に努めました。ポスターを掲載した時から楽しみにして下さっていた方も多く、皆様熱心にメニューの写真を見ながら「これ食べたい」、「こっちがいい」と積極的な発言が聞かれていました。普段は介助が必要な方や食の細い方が自らスプーンを持って美味しそうに食べている姿もみられ、好きな物ならしっかり自分で食べる事ができるのだと再確認しました。また、委員の予想では和菓子が人気だと思って準備しましたが、ロールケーキ等の洋菓子の方が人気でびっくりしました。短い時間でしたが、入所者様に満足して頂ける1日になったのではないかと思います。