微生物とは、文字通り、通常肉眼では見ることの出来ないような微小な生物であり、細菌・真菌・藻類・原生生物(アメーバやゾウリムシなど)・ウイルス(※)など多種類の生物が含まれます。
ウイルスは、他の微生物とは大きく異なり、細胞壁・細胞膜・細胞質・核を持っておらず、大きさは20~300nmととても小さい微生物です(人間を地球とすると、ウイルスはネズミぐらいの大きさになります)。
ウイルスは、遺伝情報を担うウイルス核酸(DNAかRNAのどちらか一方)を中心にして、その周囲がカプシドと呼ばれるタンパク質の殻で包まれたような構造をしています(ウイルスの種類によっては、カプシドの外側にエンベロープと呼ばれる被膜が存在します)。
したがって、自分が生きていくために必要な材料が完全には備わっていないため、生きた細胞の中に寄生して、その細胞から不足している機能を補ってもらうことで、初めて増殖することができるのです。
ウイルスの増殖は、①吸着(ウイルス粒子が細胞膜の特定の部位に付着する)→②侵入(ウイルス粒子が細胞内に入り込む)→③脱殻(核酸が細胞質内に放出される)→④素材の合成(核酸やカプシドタンパク質、エンベロープが生合成される)→⑤ウイルス粒子の組み立て→⑥細胞外への放出という6つの過程を経て行われます。
1個の細胞に1個のウイルス粒子が感染し、この6つの過程で増殖するのに要する時間は、約10時間前後と言われており、産生されるウイルス粒子は数百~数千個とも言われています。そのため、感染したばかりなど日数が経っていない場合には、ウイルス粒子の量が検査で検出できる下限未満のため「陰性」と判定される可能性があるので注意が必要です。
簡単にまとめると、ウイルスは比較的単純な構造を持った非常に小さい微生物で、自身のみでは増殖できないため、生きた細胞に寄生し増殖するという特徴を持ちます。
この「単純な構造」であること、「生きた細胞に寄生する」ことが、抗ウイルス薬の開発をより難しくしているのです。
※ウイルスは、生物の定義の一つである「代謝を行う」を満たさないため、厳密には生物とは言えませんが、微生物の一つとして扱われることが多いです。
参照:シンプル微生物学
薬剤部 N.H



ところが、『倉敷在宅総合ケアセンター・ショートステイ(以下、ケアセンター・ショート)』では、2016年6月よりリハビリ専門職の個別機能訓練を実施しています。現在では、このリハビリ訓練自体が目的の、ケアセンター・ショートご利用の方もいらっしゃいます。


私が異動して間もない頃、あるご利用の方から、「背中が丸くなって、なかなか背中を真っ直ぐにしたまま立つことができない、綺麗な立ち姿でいたい」。という悩みを伺いました。
感染対策の日々が続いており、活動量の減少に伴う身体機能の低下を引き起こしやすくなってきています。そのため、予防リハビリでは今回ご紹介した方のように、ご自宅でも可能な自主トレーニングの指導をさせていただきながら、身体機能の維持・向上に繋がる支援を行っています。皆様も、感染には十分に気を付けながら、ご自宅で可能な運動や家事などを継続して、コロナウイルスに負けない充実した日々をお過ごし下さい。
今年は早くに梅雨も明け、海や山の恋しい季節となり、蝉の鳴く声が夏の暑さを強調させる今日この頃です。
人間には、「視覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」「聴覚」の五感というものが備わっています。それらの中で、料理を一目見た時に「美味しそうだな!」と判断するのに一番影響しているのは「視覚」です。「視覚」は87%というほとんどの情報を占めているので、料理の色合いが変わるだけで美味しそうに思えたり不味そうに思えたりするのです。
る前。お給料は毎年万単位で上がり、10年間貯めておくと貯金の利子でお金が倍になって帰ってきていました。今ある生活は、そのころの40,50歳代の人達が企業戦士としてバリバリ仕事をしたおかげ?今の日本を築き上げたのでしょう。夫は仕事を朝早くから遅くまでこなし、家に帰ったら、奥さんが家事炊事し、待っているのが当たり前。そのころの女性は男性と同じように仕事をしていても、家に帰ると主婦に早変わり。子育てもしながら、女性は大変だったと思います。「企業戦士と良妻賢母」その企業戦士たちは今、80,90歳代になっています。その中の多くの方々が、若い頃の結婚生活の延長、生活習慣そのままに変わらない生活を望んでいます。「おい。飯。風呂。あれはどこかな。持ってこい。」しかし妻も年を取っているのです。自分のことで精いっぱい。お互いに歳をとっていっているということは分かっているのですが、妻はいつまでも自分のことをしてくれると勘違いしています。妻も今までの流れでしようとするのですが体がついていきません。この年代の女性の多くは舅姑の介護も当たり前に自宅でしていました。80歳代の女性が「私たちの世代が一番損だわ。舅姑に尽くしてきたのに、今の嫁たちは、自分たちの生活を優先する。看てはもらえない。」とこぼされていました。介護保険が導入されて20年。その10年前には構想があり、実現化されました。まさに良妻賢母達が家を支えた時代の企業戦士たちが考案したのでしょう。思った通りの介護保険制度になっているのでしょうか。「こんなはずではなかった。」「子供達には迷惑をかけることはできない。」残された余生を悠々自適に暮らしていくにはどうしたらいいのでしょう?ケアマネジャーとして、担当となった方の生い立ち、家庭環境、家族の思いを受けとめ把握し、本人や家族にとって円満な生活を実現させるためにサポートしていきたいと思います。いつでもお立ち寄りください。お話し聞かせてください。
現在コロナウイルス感染予防の為実施出来ないプログラムもありますが、制限がある中でも出来る限りご利用者様が安心して楽しく参加出来るプログラムを思案し実施しています。
不安な気持ちが強いご利用者様に対しては、何故不安なのか、どのようにすれば気持ちが落ち着き少しでも安心して当フロアで過ごせるのか、ご利用者様自身にも傾聴し職員同士で話し合い、場合によってはご家族様や他事業所の方とも情報交換を行いケアにあたっています。