温かい春を目指して~チューリップを植えました~

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

20161212-2 寒さが強さを増し年末も近づいた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?デイサービスドリームでは先月11月に屋外機能訓練の一環で、ドリームガーデン倉敷の一角を活用して、ご利用の皆さんと一緒にチューリップやムスカリ等の球根植えを行いました。
この日は天気もよく持参された帽子や上着を着て準備万端、職員と軽い体操を行い体をしっかり温めてから作業を行いました。事前に職員が畑を耕し、土を柔らかくして準備していたのですが「これじゃ深さが足りんよ」「きれいに整えんとだめよ」と何人かの方がシャベルをもって土を耕され、あっという間に綺麗なウネを完成させてくださいました。
球根植えの際も球根をお渡しすると、普段は杖を使われている方も、杖を置いて膝を曲げてしゃがみ20161212-1一つ一つ球根を植えていかれました。普段の訓練の際には「訓練はしんどいからやだ」とおっしゃっておられる方も、土を耕している間は笑顔で「昔はよくこうやってガーデニングをしていました」「野菜を育てていた時を思い出すわー」と懐かしい話で盛り上がりました。球根植えが終わると最後は職員が土をかぶせ、みんなで三本締めを行いました。
球根を植えた「小さな畑」は訓練室から見えるので、チューリップの小さな芽が土から顔を出すと、「目がでてきたなー」「寒いのにたくましいわ」と話題が尽きません。
これからもご利用の皆様が元気に楽しく体を動かせられる機会を考えていきます。

デイサービスドリーム 介護福祉士H.T

第87回糖尿病料理教室開催報告

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12月3日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第87回糖尿病料理教室』を開催しました。世界旅行をテーマに行っている料理教室の第5回目は寒い冬にピッタリなロシアです!ロシアの代表的な家庭料理であるボルシチや保存に適するピクルス。ピロシキは食パンを三角に折って肉をはさんで焼き目を付け、揚げずに作りました。
クリスマスらしくピンクグレープフルーツとゼロカロリーのサイダーを使ったカクテルで乾杯!し、楽しく今年最後の料理教室を終えることができました。
次回は来年2月4日開催です。世界旅行はドイツに向かいます。来年も『美味しく、楽しく、安心』な糖尿病料理教室が開催できるよう計画していますので、皆様お誘いあわせの上、是非ご参加下さい。

❤デザートタイム❤
ブリヌイとはロシア版のクレープのようなものです。ツナやチーズ、生ハムなどを巻いて食事として食べることもあります。今回は旬のりんごをコンポートしてデザートとして頂きました。

◎本日のメニュー◎
●ピロシキ風:炒めたミンチ肉が飛び出ないように食パンの端をフォークでギュっととじるのがポイントです。
●ボルシチ:ビーツを使う事で綺麗な赤いスープになります。サワークリームを添えてさっぱりとした味わいに。
●クリスマスサラダ:はちみつの代わりにマービーを使ったドレッシングでカロリーダウン。
●ピクルス:彩り良く盛り付けたピクルスは保存がきくので寒い冬にもおすすめ。箸休めにどうぞ。
●カクテル:砕いたマービー飴でコップのふちをキラキラ★とデコレーションしてクリスマス気分up。
●ブリヌイ:少しモチモチした生地で水切りヨーグルトとりんごのコンポートを巻いてメープルシロップと共に。

計584kcal、タンパク質23.4g、脂質20.5g、炭水化物80.2g(糖質72.9g、食物繊維7.3g)塩分2.6g
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

栄養科 管理栄養士(糖尿病療養指導士) A子

第23回日本介護福祉士会全国大会・第14回日本介護学会にて演題発表いたしました~グランドガーデン南町~

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

dscn5948 平成28年11月25日~26日の二日間にわたり、大分県別府市(別府国際コンベンションセンター)で開催された日本介護学会に参加してきました。800名を超える方が全国から集まり、一堂に介して研鑽を積むと共に職能団体力の強化を念頭に盛大に執り行われました。
ご存知の通り介護業界は迫る超高齢化社会に備えて介護人材確保と介護福祉士への期待が高まっており、「介護離職ゼロ」に向けて①「離職介護職の呼び戻し」②「新規参入促進」③「介護人材の定着促進」3つの目標を掲げています。③に関していえばストレスマネジメントやキャリアパスの全体像、またチームリーダの育成がキャッチワードとなっており、業界の機運も後押ししてか昨年から取り組んでいた活動を発表する場をこの度頂くこととなりました。dscn5930
私は、「グループワークを活用した介護労働支援の評価」という演題名で発表しました。本活動では職業性ストレス簡易調査票を用いた課題抽出とグループワークを通してリーダーシップの経験と集団行動を学ぶところに特徴がありました。いくつか課題も残されていますが、和気あいあいとした雰囲気はよい職員交流の場となりました。
dscn5941分科会座長やコメンテーターからお褒めの言葉を頂き、発表後には名刺交換を求められる場面もあり、関心の高さを肌で感じることができました。初めての学会発表で反省点は多々ありましたがとても勉強になりました。今後も働きやすい職場環境を目指して本活動を継続していこうと思います。

グランドガーデン南町
介護福祉士 M

糖尿病療養指導士より 運動のススメ!

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0112月に入り寒さも厳しくなってきましたね。屋外での運動がおっくうになっている方もおられるのでは?先日、第15回倉敷チーム医療研究会に参加しました。今回のテーマは「フレイル・サルコペニアと糖尿病」でした。その中で明日からすぐに取り入れられそうな運動についての話を聞くことができたので、ご紹介したいと思います。

体力のない人は死亡率が高く、運動するかしないかで体力に差がでます。特に50歳までに運動しているかいないかの差は大きいようです。しかし、50歳を過ぎているからと言って諦めないでください。運動していない方も明日からすぐに始めれば、体力がついてきます。%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b02

そこで運動を始めるにあたって、まずは万歩計を持ちましょう。最近では、わざわざ万歩計を買わなくても携帯電話やスマートフォンのアプリ機能に万歩計の機能がついており、グラフ化も出来てわかりやすくなっています。そして、自分の1日の歩数(活動量)を振り返りましょう。1日どのくらい歩いているか現状を把握します。そして今よりプラス20分、2000歩を目指して最終的には8000~1万歩を目標にします。

今まで運動というと脂肪が燃え始めるのは30分からという30分神話が障害となり、運動に対するハードルが高くなっていました。しかし、最近では細切れでも、座っているだけでなく立って少し歩くことで運動効果があると言われています。高齢の方や膝などの不自由な方には1万歩という目標は大きいですが、これはあくまでも理想ですので、自分のペースで歩数を伸ばしていけばよいでしょう。

また、運動には大きく糖と脂肪を消費する“有酸素運動”と筋肉の量を増やし筋力を強化する“レジスタンス運動”がありますが、併用して行うことがおすすめです。有酸素運動はウオーキング、レジスタンス運動はスクワットなどです。特に高齢の方はレジスタンス運動を取り入れて筋力の低下を防ぐことが転倒の予防にもなります。スクワットというと気が引けてしまう方は、椅子からの立ち上がりでも十分太ももの筋肉を鍛えることができるので、椅子からの立ち上がりの回数を増やすだけでも十分ですよ。

外来看護主任・糖尿病療養指導士 K.I

 

岡山市民病院広報課と倉敷平成病院秘書広報室が情報交換会を開催

カテゴリー: 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

12月7日午後から岡山市民病院広報課の方3名が来院され、病院広報業務についての情報交換会を実施しました。
今回の会は今年7月に岡山市民病院と当院が包括連携協定を締結したことから実現したものです。
会の中ではお互いの業務内容、業務での問題点、困っていること等をざっくばらんに交換できました。病院ホームページやFacebookなどの活用法や、その分析・解析の情報を運用されている点等、当院の広報業務の今後の課題の気づきとなる良い機会となりました。
最後に当院の外来フロアの掲示物等を見学され、患者さんからの声への対応法、診療紹介の掲示物等に興味を示しておられました。
この情報交換をきっかけに改めて広報業務の面白さを感じました。岡山市民病院さんと今後も広報業務に限らず幅広く情報交換を継続していけたらと思います。有意義な時間をありがとうございました。

秘書広報室

大腸がん検査 精密検査の重要性

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

平成脳ドックセンターに今年の4月より入職し、約8か月が経ちました。少しずつ新しい環境にも慣れ、毎日期待と不安を抱えながら業務についております。

先日、倉敷平成病院では研究発表大会があり、私の部署では大腸がんをテーマに取り組みました。そのため、大腸がんについて詳しく調べる機会を得ました。大腸がんの患者数が胃がんや肺がんを抜き、1位であることには大変驚きました。また、部位別死亡者数で大腸がんは女性第1 位・男性第3位で年間約5万人の方が亡くなっており、生活様式の変化から今後益々増加傾向であると見込まれています。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0大腸がんの特徴として初期症状がなく、無症状のまま進行していくので、腹痛や出血を伴った便などの症状が出た時にはもう手遅れになっている可能性もあるのです。

そのために大腸がん検査の項目として便潜血検査(検便)を実施しており、潜血の有無でスクリーニングをし、陽性者には大腸内視鏡検査をお勧めしています。しかし、早期発見すれば治癒するのにも関わらず、平成27年度の要精密検査者の内、実施者は46.8%でした。少しでも多くの方に精密検査を受けていただき、大腸がんの早期発見につながればと思います。そのために、リーフレットを作成したり情報コーナーを設置したりしていますので、ぜひ脳ドックセンターに来られる際は一度ご覧ください。

検診や人間ドック等で、大腸がん検査の精密検査を指示された場合には早めの受診をお願いします。

脳ドックセンター T.Y

栄養科通信vol.112 『食事はまず心を整えて』

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

syokuji 忘年会やクリスマス、年末年始と何かと気ぜわしい12月。食べ過ぎ、飲みすぎに注意したい時期でもあります。
フィンランドの研究ですが、糖分の多い清涼飲料、デザート、ポテトチップス類、加工肉などを多量に摂取している中高年男性はうつ病の発症が増える傾向にあったとういう結果が出ています。食事の内容は体だけではなく心にも影響してしまいます。
場の雰囲気が楽しくてお酒が進む、美味しい料理についつい手が伸びる…といった時もあれば、イライラして甘いものをむさぼり食べる、嫌なことがあったから気分を紛らわすためにお酒を飲む…といったマイナスな気持ちに流される事もあると思います。
心と食事は密接に関係しており、健康な心があるからこそ楽しく食事ができると言っても過言ではありません。
では、心を健康な状態にするにはどうすればいいのでしょうか?それは現代社会を生きる人々の1番の悩みかもしれませんが、そのヒントをくれる本を今回は紹介したいと思います。

『反応しない練習』著者:草薙龍瞬 KADOKAWA出版 です。
僧侶である著者がブッダの教えを引用しながら悩みを消す方法を指南しています。
ブッダの教えとは『心のムダな反応を止めることで、いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法』のことです。これはヨガや瞑想に通ずるものでもあります。
生きていると悩みはつきものです。悩みを消そうとするからまた新しい悩みが出てきてしまいます。
悩みを消そうとするのではなく、「理解」する。そして合理的に考える。
そして、
・余計なことを判断しない。どんなときとも、自分を否定しない。
・不満やストレスといった「マイナス感情」で苦しまない。
・他人の視線を気にせずに、自分らしく生きる。
・勝ち負けや優劣にこだわってしまう性格を、もうやめる。
・心から納得いく人生を、ここから目指す。
といった内容がわかりやすく書かれています。
私たちは日々、誰かの言った言葉やSNS、メディアの情報などの自分の外側の事や、とりとめのない妄想などに反応して一喜一憂してしまいます。まずはその反応を受け止め理解する。それだけの行為でも気持ちの持ちようが変わってくると思います。
心身ともに健やかに、美味しい食事を楽しくいただき素敵な2017年を迎えましょう。

P.N S.N

よろしくおねがいいたします~通所リハビリ~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

%e9%9b%86%e5%90%88%e5%86%99%e7%9c%9fここ数か月の間に、倉敷老健通所リハビリテーションに、新しい仲間が三人増えました!!
左から甲谷智子さん・佐藤希望さん・赤木法子さんです!!!
まず最初に甲谷智子さんからインタビューをしていきたいと思います。
Q1 通所リハビリで働いてみてどうですか?
以前に通所リハビリで働いていましたが、グランドガーデンに転属となり働いていました。今回また通所リハビリに配属となり縁を感じております。また、以前関わらせて頂いたご利用の方や職員もおられとても懐かしく思っています。
Q2 これから頑張りたいことは?
初めて関わる方もおられるのでどんどんコミュニケーションを図り、早くお名前を覚えていきたいです。また、その方にあった介護が提供できるように頑張りたいと思います。
Q3 意気込みをお願いします。
日々初心にかえったつもりで学び、利用者さまの為にできることを追求していきたいと思います。どうかよろしくおねがいします。

続きましては佐藤希望さんです
Q1 通所リハビリで働いてみてどうですか?
職員さんとご利用者様の人数が多い事で、最初は圧倒されましたが、先輩方のサポートを頂きながら業務にあたっています。
Q2 これから頑張りたいことは?
まだ入職して一ヶ月弱ですが、これから沢山経験を積みスキルアップしていきたいです。いつまでも初心を忘れず、常に利用者様の立場に立って行動できる様に頑張りたいです。
Q3 意気込みをお願いします。
まだまだ未熟な面が多いですが笑顔で元気に頑張りますので、皆様宜しくお願いします。

お次は赤木法子さんです
Q1 通所リハビリで働いてみてどうですか?
以前は全仁会のグループホームで勤務していました。今年の7月から通所リハビリで働かせて頂いています。通所は初めてなので最初はとても困惑しましたが、先輩職員やご利用の皆さまのおかげでだいぶ慣れとても楽しく働かせて頂いています。
Q2 これから頑張りたいことは?
現在3人の子供に恵まれ家事に育児、仕事と頑張っています。今後も周囲の協力も得ながら両立をしていきたいです。また、利用者さま主体の介護ができるように日々精進していきたいです
Q3 意気込みをお願いします。
楽しく通所リハビリに通っていただけるように、笑顔でその方にあった介護ができるように支援していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

三人とも元気で明るい方ばかりです。これからも全職員で通所リハビリを一心で盛り上げていきたいと思います。

倉敷在宅総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーション
石橋美穂(介護士) 守谷薫(介護士)

より良いかかわり(心理・コミュニケーション編)とは

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は個人ごとの不自由さに沿った援助とはという視点でお話ししました。今回は、より一般的に、よりよいかかわり方とは?という視点でお話ししたいと思います。よりよいかかわりについての具体的な話に入る前に、まずは下の図をご覧下さい。

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これは、国際アルツハイマー病協会(ADI)が、認知症を患っても幸せに生きるために必要な権利に関して述べたものです。さらに、これを実現させるのは、家族、介護者、友人、医療・福祉専門職、地域社会、行政、つまり「認知症と共に生きる私」自身と、「認知症とともに生きる私」を取り巻くすべての人々である、としています。
ここで重要なのは「認知症とともに生きる私」が主役であるということです。
これは他の疾患であればごく当たり前のことのようにも思えますが、認知症という疾患のケアにおいては「認知症とともに生きる私」の主体性、権利擁護という観点に議論が及んだのは20世紀末になってからのことでした。
イギリスの心理学者であるトム・キットウッドは、それまでの認知症ケアの視点に大きな変革をもたらしました。彼が提唱した認知症ケアの視点は、パーソンセンタード・ケアと呼ばれ、文字通り「認知症とともに生きる私」が主体となるケアを意味しています。ここではその一部を説明する事とします(詳細は彼の著書を是非ご覧下さい)。
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認知症の人が求める心理的な欲求にはいくつかの要素があり、これらを十分に発揮した状態であれば、認知症の人が主体的に楽しく幸せに生きることができる、としています。これらの要素の単語を反対語(例:心地よさ・安定性→不快さ・不安定)にして具体的に想像してみると、上の図をより理解しやすくなると思います。
話しがだんだんと難しくなってきたので、より具体的なよいかかわり方についてお話ししましょう。下の図をご覧下さい。
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認知症のあるなしにかかわらず、他者からこのように接してもらえると、とてもうれしい気分になったり、安心した気分になれますよね。上の図を下の図でより具体的に説明します。
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この中にはすぐに実践できそうなこともあれば、実践する人の練習や心理的なゆとりが必要とされるものもあります。すぐに100%達成を目指そうとすると大変ですので、ゆっくりだんだんと70パーセント程度を目指すつもりで臨んでみるのも良いでしょう。
下の図は脳の機能(記憶)の特徴から、より良いかかわりについて説明したものです。
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裏を返すと・・・。
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今回は、よりよいかかわり方(心理・コミュニケーション編)とは?というお話しをしました。それと同じくらい重要なよりよいかかわり方として、体調管理という視点からもお話を次回はしたいと思います。

「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。

認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

認知症疾患医療センター CP阿部

冬の運動のすすめ

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!先週からだんだん冬らしくなってきましたね。暖かい日があったかと思えば、急に冷20161205え込みだして、みなさん体調は崩されていないでしょうか。
さて、話は変わりますが、みなさんは先月開催されたおかやまマラソンはご覧になりましたか?平成病院のスタッフや、私の友人も何名か出場されていて、とても盛り上がったと聞きました。「食欲の秋」に少し食べ過ぎていたことや、そのようなマラソンのお話を聞く機会が重なって、この時期は家に閉じこもって運動不足になりがちな私も、今年は少し身体を動かしてみようかなと思い始めています。
そこで、冬場の運動について調べてみると、少し意外な発見がありました。なんと、健康維持のための運動や、ダイエットの効果は夏より冬の方が出しやすいそうです!その理由には、人が生命活動を維持するために必要なエネルギー(=基礎代謝)が、気温の低い冬の方が高くなりやすいことがあるとされています。冬の方が太りやすいと思っていましたが、寒さを理由に、ひきこもって食べては寝て、を繰り返しているからなのでしょうか…反省です。というわけで、ますます運動への意欲も高まってきたのですが、実際に運動する前に気をつけなくてはならないポイントもあるそうです。それが以下の2つです。

ポイント① 運動前のウォーミングアップ
部屋の中など暖かい場所から急に寒い場所へ出ると、身体中の血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。そうすると、脳や、心臓の血管への負担が増大し、脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクが高まってしまうのだそうです。そのため、まずは暖房やヒーターを切って、身体を寒さに慣らし、ストレッチや腕振り、足踏みなど、ウォーミングアップをしてから外に出ることが大切です。

ポイント② ストレッチを忘れずに
ストレッチをすることで、寒さでこわばった筋肉や関節周囲の組織を軟らかくすることができます。冬場は捻挫や肉離れなどの怪我が起こりやすいといわれていますが、運動前にストレッチをすることで、これらの予防につながります。

私が勤務させてもらっている、倉敷平成病院通所リハビリでも必ず上記の2つのポイントを守って、みなさん寒さに負けず運動に取り組んでくださっています。秋に食べ過ぎてしまった方、これから年末にかけて飲み会や外食の機会が増える方はもちろん、健康維持のために運動をしたい方、畑仕事や大掃除などで屋外での労働が増える方、冬場の運動のポイントをおさえて、この冬を元気にのり越えましょう!

倉敷平成病院通所リハビリ 理学療法士 H・H