先週、3月12日からの道路交通法改正について涌谷認知症疾患医療センター長が取材を受けましたが、この内容が本日19時~放映の「NHKニュース7」にて放映されるとのことです。是非ご覧ください。
※明日の夕方のNHK岡山のニュース「もぎたて!」でも放映予定です。
秘書広報室
2017年度の健診予約受け付け中
年に一度の健診をきちんと受診されていますか?
当センターでは『特定健診』や『法定健診』をはじめ、『協会けんぽ 生活習慣病予防健診』や『人間ドック』など各種健診を承っております。
各種オプションもご用意しておりますので、ご予約の際にお申し出ください。
今回は皆様がよく付けられるオプションのご案内させていただきます。
男性ですと『前立腺腫瘍マーカー(PSA)』を付けられる方が多いです。精度が高く、血液検査となりますので簡単に受けることができます。男性のがんで前立腺がんは4位となっており増加傾向にあります。また、50歳を過ぎると罹患率が急激に増加するため、50歳を過ぎたら毎年の検査をお勧めします。
女性ですと『子宮がん検診』『乳がん検診』を付けられる方が多いです。羞恥心から検査をためらう方も多いですが、女性のがんのうち子宮がんは5位、乳がんは1位となっており、毎年の検査をお勧めします。
また、2017年度から新たにアレルギー検査のオプションを追加しましたので紹介させていただきます。
『MAST36(マスト36)』という検査でアレルギーの原因となる食物・花粉・環境アレルゲンなど36項目をまとめて調べる血液検査です。原因が分からないアレルギー症状のある方にお勧めです。
『平成脳ドックセンター』にて2017年度の予約受付を開始していますので、ご希望の方はお早目のご予約をお願い致します。
ご予約の際やご不明な点などございましたら
直通電話086-427-1115(月~金曜8:30~17:15・土曜8:30~12:30)へ
お問い合わせください。お待ちしております。
ドックセンター 事務 とっきぃ
中核症状と周辺症状について
前回は、支援をする人の負担についてお話ししました。今回は、支援する人の負担に繋がりやすいとされる、認知症に伴う行動・心理的症状(周辺症状)に関してお話したいと思います。まず中核症状とは何かというと、認知症という病気の核となる症状を呼びます。これまでお話ししてきた、脳の認知機能の障害(見る・聞く・話す・わかる・記憶する・注意する・判断する・按配する等の障害)による日常生活上の不自由さを指します(詳しくはブログの過去の記事をご覧下さい)。
この認知機能の障害を背景に、元々の性格や身体の不調、おかれている環境の不快さ、服用しているお薬による影響など、さまざまな誘因が積み重なった結果起こる副次的な症状(例外もあります。次回に詳しく)のことを周辺症状と呼びます。

この周辺症状のことを専門用語ではBPSD(認知症に伴う行動と心理症状)と呼びます。周辺症状には下の図に示すような症状があります。まずは心理的な症状と行動面の症状に分けてみましょう。

さらに具体的に、認知症の周辺症状(BPSD)を下の図で見てみましょう。具体的な症状の説明に関してはまた別の機会に。つぎは周辺症状の誘因と対応についてお話します。
周辺症状への対応を考えるには、副次的症状である周辺症状にどのような誘因が関与しているのかということの探索・対処が極めて重要になってきます。(上の図でいうと黄色四角) つまり、認知症を有するご本人への医療・福祉・周囲の方々のアプローチしだいで症状の重さが大きく変わることが多くあります。
対処の原則としては、不快な状態を快い状態に変えることです。(例外的に、周辺症状の一部には、ご本人にとっては苦痛をあまり伴わず、周囲の人々が苦痛を感じるものもあります。これも次回以降にお話します)
・環境面の快・不快
眩しすぎる、暗すぎる、狭い、広い、色彩、大きすぎる雑音、暑すぎる、寒すぎる、不快な臭い・心地よい香り等々
・身体的な苦痛・不快感
視える・聴こえるに関する不具合、持病のコントロールの不具合、体の痛み・痒み、食べる、出す、寝ることの不具合
・周囲の人の声かけやかかわりによってもたらされる快・不快
いわゆるストレス。ご本人の不自由さに対して、図らずも矛が突き刺さってしまうような声かけ・かかわり。自尊心の傷つき。
・薬剤の調整
周辺症状発症原因の約30%は薬剤が関与しているとも言われています。一般的にご高齢の方であれば、薬剤の身体への影響も大きくなります。また、もの忘れを有する方が服薬を自己管理する場合、薬の飲みすぎ、飲み忘れなどにつながる危険性も高くなります。治療・薬剤や服薬管理に関しては、認知症専門医、かかりつけ医や薬剤師に相談してみましょう。
次回は、認知症の種類自体に由来する周辺症状について少しお話したいと思います。
「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535
認知症疾患医療センター CP阿部弘明
認知症疾患医療センター涌谷センター長がNHK岡山放送に取材協力しました
このたび3月12日からの道路交通法改正に伴い、リスクの高い運転者への対策として、「高齢運転者対策の推進」がなされます。
具体的には75歳以上の方の場合、改正前は3年に1度の免許証の更新のときだけ受けることとされていた認知機能検査について、一定の違反行為があれば、3年を待たずに、受けることになります。また、改正前と異なり、認知機能検査で認知症のおそれがあると判定された方は、違反の有無を問わず、医師の診断を受けることになります。
このことに対して3月3日、認知症診療の現場を紹介したいということで取材を受けました。放送は3月8日(水)18時10分~19時のNHK岡山放送「もぎたて!」を予定しているそうです。
是非ご覧ください。
秘書広報室
平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会のご案内『胸郭運動システムの再建法』
この度、今回は「胸郭運動システムの再建法」というテーマ講習会を開催する運びとなりました。胸郭の動きは呼吸をするうえで重要であり、また姿勢アライメントや動作を考える上でも重要です。呼吸器官としての機能と運動器官としての機能があり互いに大きく影響しています。そのような胸郭に対して評価から治療まで実技を交え柿崎藤泰先生をお招きしお話していただきます。大変お忙しい時期ではあると思いますが、興味のある方は奮ってご参加いただきたいと思います。
-記―
日 時:平成29年4月8日(土) 14時~18時(受付13:30~)
9日(日) 9時~15時
*1日目終了後に懇親会を予定しております
講 師:柿崎 藤泰先生(文京学院大学保健医療技術学部教授)
場 所:倉敷平成病院 リハビリテーションセンター
参加費:10000円
*懇親会に参加される方は別途 4000円必要です
定 員:30名
申込方法:倉敷平成病院のホームページ上にあるリハビリ勉強会申込フォーム内の講習会名「胸郭運動システムの再建法」を選択し必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
当日は実技を予定しますので,ジャージ等実技のできる服装をご用意ください。
締め切り:平成29年4月1日
応募者が多数の場合はお断りする場合がありますのでご了承ください。受構可否は締め切りより1週間以内にE-mailにてご返信いたします。
*昨年、『胸郭運動システムの再建法 ~呼吸運動再構築理論に基づく評価と治療~』という著書を出版されています。今回の講習会はこの本の内容が主になりますので受講される前に一読されることをお勧めします。
事務局:〒710-0826 倉敷市老松町4-3-38
倉敷平成病院 リハビリテーション部 理学療法科 戸田 晴貴 片山 佳紀
TEL:086-427-1111
E-mail:heiseikousyuukai@yahoo.co.jp
座ってできるエアロビクス!
草餅が楽しめる季節が来ました!!皆様はいかがお過ごしですか?
春の訪れを楽しみにしつつ、予防リハビリは毎日元気に体操やリハビリを頑張っています。今回は、予防リハビリのプログラムの中でも人気のあるエアロビクス(有酸素運動)についてご紹介します。座ってできるエアロビクスを取り入れています。
若者に人気の三代目J Soul BrotheresのR.Y.U.S.E.IとAKB48の恋するフォーチュンクッキーを使い、リズムに合わせて楽しく行っています。始めた頃は「こんな早い曲なんて踊れない」という声がありましたが、何度か続けていくうちに上達し、利用者さんも「かわいいスカートを履いてデビューしょうかしらと(^^)」と笑顔で話す方が増えてきました。
これから春が近づいて外出しやすくなると思いますが、外出先で転倒や怪我をしないように日頃から身体作りが出来るといいですね!!
見学も随時受け入れておりますので、お気軽にご連絡ください。
倉敷在宅総合ケアセンター 予防リハビリ 086-427-1128 (相談担当 大島)
介護士Y
3月3日はひな祭り
食べ物も古くから伝わるお祝い料理があります。食材には春の旬のものが使われ、それぞれの料理や色には 縁起のいい意味が込められているそうです。
ひな祭りから連想する食べ物といえば・・・?
色々浮かんできますが、その中の1つに「菱餅」があります。
緑と白とピンクの餅を3段に重ねて菱形に切ったものです。菱餅に使われている3つの色それぞれに
緑・・・長寿や健康 、 白・・・清浄 、 ピンク・・・魔除け という意味があるそうです。
ひなあられにも、同じ3色がありますね。
お正月を過ぎた頃「お餅が好きなんです。お餅が食べられるようになりたい」という声を多く聞きました。 お口の中に何か不具合があると、お餅は食べにくくなりますね。 お餅だけでなく美味しく食事をするためにも、お口の健康はとても大事です。 何か気になることがあった時、そうでない時でも歯の検診を定期的に受けることをオススメします。
歯科衛生士 I
通所リハビリの作品を外来へ飾りました~平成29年3月「国分寺と菜の花畑」~
日差しに春の温かさを感じる日も増えてきました。3月の通所リハご利用の皆様の共同作品が出来上がりましたのでご案内いたします。タイトルは「国分寺と菜の花畑」です。
岡山県内にお住いの方ならきっと情景が思い浮かばれると思います。総社市の備中国分寺五重塔は吉備路のシンボルともいえるでしょう。
今回の作品の工夫した点は、 菜の花の後ろに、遠くに桃の花が見えるように ピンクのお花紙を丸めてつけてみた所と 五重塔の立体感がでるように、 ちぎり絵でふちどった後に、絵の具で中を 塗ってみた所です。 五重塔を作る所は、細かい作業だったので いつも参加されて創作に慣れている方もかなり苦労されていました。 今回は、皆さんの身近な総社の 春の景色作ってみました。
また来月の作品もお楽しみにしてください。通所リハビリでは、創作活動など様々なプログラムを行っています。ご興味ある方はご連絡下さい。
倉敷在宅総合ケアセンター通所リハビリ 電話:086-427-1192
秘書広報室
ケアマネジャーの現場から
寒さも一段落し、ようやく桃の節句の季節となりました。 訪問車での移動中、やわらかな日差しに春の訪れを感じます。
私達ケアマネジャーは、毎月最低1回はご利用の方々のご自宅に訪問し、
・ご自宅での様子(状態に変化はないか等)を伺う。
・日々の生活の中でお困りごとはないか。
・サービスは問題なく提供されているか。
またご本人、ご家族様は満足されているか。
などを確認させて頂き、必要に応じてケアプランの見直しや変更を提案しています。
数日前、息子さん家族と同居中の80才代の認知症の女性宅を訪問した時の事です。 認知症の進行に伴い、日常生活全般において見守りや介助が必要になっており、 主介護者のお嫁さんの負担が大きくなっている中、家族全員分の洗濯物をたたむ事を おばあちゃんの役割として続けてもらっている・・とお嫁さんが話して下さいました。
自分の身のまわりの事も声かけや介助してもらえないと出来ない状態でどうやって?と問うと、
『まぎらわしいソックスや、柄で使用場所を分けているタオルなんかは抜いて渡すんよ。 間違えられたらかえって手間だし腹も立つ。「違うが!」って怒ってしまうしね。自分の為にしてるんよ』 ・・・と。 いえいえ違いますよお嫁さん!!そのお嫁さんの配慮がおばあちゃんの自信となり 『みんながありがとうって言ってくれるんよ。』と喜びに繋がっているんですよ。
介護されているご家族から、日々多くの事を学ばせて頂いています。
倉敷在宅総合ケアセンターでは、16名のケアマネジャーが、加齢や病気などで 介護が必要になってしまった方々が、介護保険のサービスを利用しながら、住み慣れた ご自宅で安心して暮らす事が出来るようお手伝いさせて頂いています。 お気軽にご相談ください。
倉敷在宅総合ケアセンター ケアマネジャー I
第25回「在宅ケアを支える会」へ参加してきました
2月20日に、倉敷中央病院で「在宅ケアを支える会」が行われました。この会は、倉敷・総社で訪問診療をされている診療所の医師や、訪問看護ステーションの看護師、ケアマネージャー、薬剤師などを対象に、在宅療養で必要となる疾病の知識や手技等について、ともに学び、顔の見える関係を築くことを目的とした会で、年4回開催されています。
この度は、「地域の高齢者向け施設」と題して講演依頼を頂き、サービス付き高齢者向け住宅を中心に、高齢者向け住宅の概要と倉敷市内の登録状況などについてお話をさせて頂きました。日頃、在宅ケアを支えている方々が集う会ということで、鋭い質問ばかり飛び交っていました。
他の医療機関や事業所の方と意見を交わすことで新しい発見があり、この度も良い収穫となりました。同時に、全仁会グループの良さにも改めて気づくことができました。「多職種協働」が図れる環境や「連携」の取りやすさはどこからも羨ましがられる強さであろうと感じました。
グランドガーデン南町 T



