第94回 糖尿病料理教室

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

2月3日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第94回糖尿病料理教室」を開催しました。今回のテーマは『精進料理』。精進料理は、肉、魚などの動物性の食品を使用しないのが大きな特徴です。大豆、豆腐、おからなどの植物性のたんぱく質や、野菜をふんだんに使うことで、おいしく、バランスよく調理することができました。身近な食材で手軽に作ることができるので、ご家庭でもぜひチャレンジしてみてください。

次回は4月7日開催、テーマは「お花見弁当」です。桜を見ながらのお弁当はいかがですか。皆さまお誘いあわせの上、是非ご参加ください。

♥デザートタイム♥

白あんと豆乳ベースの白いお汁粉に白玉こんにゃくと大麦グラノーラを入れました。グラノーラは意外と簡単に手作りできるので好みの味を探してみてはいかがですか?

 

【本日のメニュー】

○ひじきと生姜の炊込みご飯:節分らしく大豆を使った、生姜の香る炊込みご飯です。
○田楽風おからハンバーグ :白、黄、緑の3色に味付けした生地に2種の味噌を塗って田楽風に。
○大根ステーキなめたけソース:柔らかく炊いた大根を香ばしく焼き、手作りのなめたけソースをかけました。
○春菊とりんごのくるみ和え:春菊、人参、りんごにくるみを混ぜた、食感を楽しめる一品です。
○菜の花の湯葉巻き:からし和えにした菜の花を湯葉で巻き、上品に仕上げました。
○けんちん汁:醤油ベースの汁に野菜をたっぷり使い、小さな手綱こんにゃくも加えました。
○白いお汁粉:ホッと温まるお汁粉に白玉こんにゃくと大麦グラノーラを加えて食物繊維たっぷりに。

計584kcal

たんぱく質20.3g 脂質13.2g 炭水化物(糖質77.2g 食物繊維20.2g)塩分3.0g

※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

 

管理栄養士 T

人間ドックや健康診断のお勧め

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

 

倉敷平成病院に脳ドックセンターを開設して25年が経ちました。利用者の皆さんの安心と満足を大切に、検査の精度やサービスの向上に努めて参りました。

開設当初はがんの早期発見に重きを置いておりました。
徐々に人間ドックの位置づけが変わり、病気の早期発見だけではなく、未病の段階で生活環境や食生活に介入を行うようになってきました。特に生活習慣病については、早い段階からご自身の身体のことや健康について興味を持って頂くことが大切ではないかと考えています。

ご利用頂いた皆さんがご自身の身体に興味を持ち、すこやかに生活をして頂けるお手伝いができるように、今後もスタッフ一同努めて参ります。

ブログを見て頂いた皆さんやご家族の方々に、是非とも人間ドックや健康診断を利用して頂きたいと思います。

 

脳ドックセンター医師 E

デイサービスに鬼がきた!

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

1月はいぬる、2月は逃げる、3月は去る、と言いますが、
本当に時が過ぎるのは早いもので、もう2月。

今年の冬は例年にない寒波の影響で、倉敷でも雪が舞う日が何日もみられました。
関東から東北にかけては大雪のため、生活に影響が出ているようです。

 

立春を過ぎ暦の上では春という事ですが、本当の春はまだ遠いようです。
立春と言えば、前日は節分です。
今年の節分は土曜日という事で、一足早く、2月2日にこちらの事情に合わせてデイサービスドリームに鬼がやってきました。

 

昼食後、午後のプログラムが始まり、みんなで体を動かし、節分にちなんだ豆送りリレーを始めようと用意を始めようとしたその時です。なにやら背後から異様なうめき声が・・・。

「何、何?」とざわつき始めたその時、向こうからこわーい鬼が登場です。

 

「悪い子はいねーか。」と襲ってくる鬼に、皆さんなんとも楽しそうに、手に持ったお手玉を「鬼は―外、福はー内」の掛け声と共に、鬼退治の始まりです。

あまりの攻撃に鬼は退散。おかげでたくさんの福がやってきたようです。

 

記念撮影の後は、楽しいゲームに盛り上がり、一足早く節分の気分を味わった1日となりました。

 

平成30年はまだ始まったばかりですが、今年1年が皆さんにとって実り多き年になりますように。

 

介護福祉士 N

 

ケアセンターショートステイの節分

2月3日の節分のお昼ご飯に巻き寿司、そして豆のかわりにたまごボーロが出ました。
今年の恵方南南東を意識しながら召し上がっていただきました。

翌日には毎年恒例の節分の行事会を開催しました♪
節分と言えば、恵方巻き!豆まき!!ということで「豆まき」ならぬ「お手玉まき」をしました。男性職員が鬼に扮して、利用者様がその鬼に対して「鬼は~外!福は~内!!」と日頃のうっぷんを晴らすかのように、力いっぱい投げていました。利用者様も鬼のお面をかぶり、皆さんでポーズをとりカメラ目線で記念撮影を行いました。これで利用者様皆さんの中にいる鬼は外に出ていったのではないでしょうか♪また、ショートステイ食堂内には、利用者様に色を塗って頂いた色々な鬼や七福神を飾り、節分行事に花を添えました。

利用者様と一緒に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今年も皆さんが健康で、福にあふれた年になりますように願っております☆
行事会に参加してくださった皆さんありがとうございました!!

ペンネーム 恋来春来

家族が認知症になったらどう対処すればいい?

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

厳しい寒さが続き,春が待ち遠しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

通所リハビリよりお送りする、「認知症の家族を支える為に」をテーマとした3回シリーズです。

1回目は「認知症のタイプ別のケアの工夫」、
2回目は「認知症のリスクファクターと予防医学」ときまして
3回目は「家族が認知症になったらどう対処すればいい?」という題でお話をしたいと思います。

まず、書籍やインターネット上の資料から「家族が認知症になったら」を集めてみました。
・早めの受診をしましょう
・認知症の正しい知識をつけましょう
・介護保険サービスを活用しましょう
・認知症介護の経験者に話を聞きましょう
・認知症を隠さず、公的機関や地域社会の理解・助けを得ましょう
・ご本人の残された能力を活用しましょう
・介護者は自分自身の時間も大切にしましょう

ここから大まかにポイントをまとめ、「知ること」「知らせること」「1人で抱え込まないこと」の3つを覚えておいて頂けたらと思います。

ご家族が認知症ではないかと気付く場面は実に様々です。認知症の症状を起こす病気は数え切れないほどあるからです。ビタミン不足や高血糖/低血糖のように脳とは別のところに原因がある場合もあります。何が原因で認知症の症状が起きているのかを知り、必要な治療を行う為に早めの受診は大切です。

ではどこに行けば認知症を診てもらえるのか。ここに最初の「知ること」のポイントがあります。
元々病院にかかっている方であれば、その病院に相談してみると適切な窓口を教えてもらえたり、紹介状を書いてもらえたりすることが多いようです。ご本人もご家族も滅多に病院にかかることがない場合、どこに行けばいいのかわからず、受診が遅くなってしまうことも多いようです。
そのような場合、市町村の相談窓口、地域の高齢者支援センターなど公的な相談機関等に相談するといいかと思いますが、今まで触れる機会がなく知らないという方も多いです。
他には、親戚や友人、地域の方など身近な人への相談が鍵となります。
しかし、諸々の事情があり、人に知らせるのは勇気がいる場合もあります。どうしても言いにくい場合、「実は知り合いが家族の物忘れで困っているみたいで・・・」と架空の誰かの相談を受けたことにして聞いてみるのも一手かと思います。

「知ること」の一番重要な点は症状についてでしょう。認知症の介護では、何度伝えても忘れる、妄想や幻覚をはじめとする症状に振り回される、多くのことに見守りや手伝いが必要になる・・・などなど、ご家族の立場からすると思ったようにいかないことが連続するため、身体的な負担よりも精神的な負担の方が先に立ちやすいと言われています。

症状についての正しい知識をつけ、症状への対処方法や良い手助けの方法についてレパートリーを増やしていくことは非常に有効です。その点は、当ブログの認知症疾患医療センターの記事や、冒頭に挙げた「認知症のタイプ別のケアの工夫」なども参考にしてみていただけたら幸いです。
しかし、いくら対応力を上げたからと言っても、四六時中ご本人の側にいて対応していくことは現実的に不可能です。ここで、「知らせること」「1人で抱え込まないこと」が大切になってきます。

状況を解って話を聞いてくれる人がいるだけで、随分気持ちが楽になります。まずは信頼できる人から勇気を持って知らせてみましょう。ただご留意頂きたいのは、認知症の初期でもある程度進んでからでも、ご本人は家の外では「ごく普通に」振る舞えることが多いため、周囲の理解が得られにくいのも認知症介護の特徴だということです。
遠方の家族や親戚が正月やお盆の帰省で実際に家の状況を見て、ようやく協力してくれるようになったという話も聞いたことがありますが、理解してもらう為になかなか根気がいる場合も多いです。
病院の相談員や、高齢者支援センター、市の窓口など公的な機関で相談したり、実際に介護を経験した人に話を聞いたりするのは理解の壁が少ないので話しやすく、適切なサービス利用に繋がったり良いアドバイスをもらえたりするかも知れません。

介護保険の認定を受けてサービス利用が始まると、ケアマネジャーや利用している事業所のスタッフは親身に相談に乗ってくれます。
通所リハビリでも認知症のある方もご利用されていますが、必要に応じてご家族との連絡ノートを作成して、ご本人の通所リハビリでの過ごし方をお伝えしています。ご家族からのお返事で、ご家庭での様子や困り事を書いていただけることも多く、こうした連絡ノートのやり取りがご家族の精神的な支えにもなれたらいいなと思い取り組んでいます。

さて、長くなってしまいましたが、以上のようにご家族が認知症になった時には「知ること」「知らせること」「1人で抱え込まないこと」を念頭に、良いサポートの輪を広げていきましょう。
認知症のご本人が穏やかに過ごせる為には、ご家族自身が健康で心穏やかに過ごせることがとても大切です。「自分自身を大切にすること」が一番大事な対処方法かも知れませんね。

通所リハビリ 臨床心理士I

運動の前にはストレッチ?!

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

2月に入って寒い日が続いてますが皆様体調を崩したりされてないでしょうか。個人的な話ですが昨年はインフルエンザにかかってしまったので今年こそは病気をせずに健康に過ごしたいと思っております。

さていよいよ、冬季オリンピックが開催されました。普段ウインタースポーツの放送は見ないですがオリンピックはやはり世界のトップレベルの出場で見応えがあります。

スポーツ関係の話題ですが、運動前にストレッチしていますか?
準備運動としてストレッチを行うと怪我の予防にもなるってことでよく行われますよね。ところが運動前にストレッチを行うのは止めましょう。ここでのストレッチは、じわ~っと伸ばすストレッチの事です。静的ストレッチと言われるストレッチです。スタティックストレッチとも呼ばれます。運動前にこの静的ストレッチを行うと力が出にくくなってしまい、パフォーマンスが低下してしまいます。

ストレッチ後数時間は筋力低下が持続するという報告もあります。重たいものが持てなくなったり、速く走れなくなったりするわけです。ただ何もせずに運動を行う訳にはいきません。

運動前には動的ストレッチが効果的です。ダイナミックストレッチとも言われます。じーっと伸ばすのではなく、リズミカルに動かすことで筋肉の柔軟性を上げるという方法です。
わかりやすいのが、日本人なら誰もがやったことのあるラジオ体操や、サッカーなどスポーツのウォーミングアップに取り入れられているブラジル体操などが挙げられます。じーっと伸ばすのではなく、リズミカルに腕を回したり、腰を捻ったりする動きです。

具体的な方法は言葉では説明しにくいので興味のある方は動画サイトなどで検索してみてください。

放射線部 ろん

10)認知症とは?⑤

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は、アルツハイマー型認知症の人の記憶の成り立ちの特徴と、一般的な記憶の成り立ちの特徴の違いについてお話ししました
今回は、アルツハイマー型認知症の人の記憶の成り立ちの特徴と感情の結びつきによって、どのような心理状態を引き起こしやすいか、ということについてお話したいと思います。まずは前回の認知症の人の記憶の成り立ちについておさらいをしましょう。

アルツハイマー型認知症の人では、最近の出来事の記憶(エピソード記憶)が忘却されやすくなります。それによって、現在の出来事を理解・判断・記憶するために、かなり以前の出来事の記憶や個人の常識・知恵・知識のみによって関連づけをせざるを得なくなります。そうなると、現在の出来事の記憶は通常よりも、周囲の人から見れば勘違いや取り違いと判断されるようなアンバランスを生じるようになります。さらに、本人にとってみれば、現在の出来事は突然に起こった思いがけない出来事として体験されやすくなります。急に起こった思いがけない出来事には、人は誰でもギョッとなったり冷汗をかいたり、迷ったり、といったこころの動きを生じるものではないでしょうか。

よく、認知症の人には自覚が無い(病覚が無い)、という言葉を耳にします。はたして本当にそうなのでしょうか。現状の思いがけない出来事に直面し、「何かおかしい。(周りの人?環境?まさか自分自身?に今までとは違う変化が起きている)こんなはずじゃない・・」といった感覚を体験(自覚)した際のこころの動きとして、我々としても十分に理解でき得るものではないでしょうか。事実、周囲の人が「(本人が)怒りっぽくなった」と感じているケースも多くあります。
今回は、アルツハイマー型認知症の人の、エピソード記憶障害と心理状態の結びつきについてお話しました。次回は、エピソード記憶障害とそれに伴う心理状態の変化が、周囲の人とのかかわりにどのように影響を与えるか、ということについてお話したいと思います。

もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには地域のかかりつけの医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけの医師にご相談下さい。

認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

執筆者 CP阿部

第65回院内コンサート開催のご案内

カテゴリー: 院内コンサート | 投稿日: | 投稿者:

立春とは名ばかりの寒さが続くこの頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

次回の院内コンサートのご案内です。

日時:3月26日(月)
10時30分~11時 外来待合にて

演奏は倉敷アカデミーアンサンブルの方々の予定です。

心地よい音楽でに一息癒されてみませんか。

入場無料で、どなたでもご参加いただけます。

どうぞお楽しみに。

秘書・広報課

倉敷医師会チャリティーコンサート・ピンクリボン2018出演のご案内

カテゴリー: 医師, お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

このたび、平成30年2月25日(日)に倉敷市芸文館ホールにて開催予定の「倉敷医師会チャリティーコンサート・ピンクリボン2018」(主催:倉敷医師会)に、当院消化器科都築医師が、倉敷医師会軽音楽部として出演(15時40分~16時50分)することとなりましたのでご案内いたします。

乳がんの啓発活動を目的としています。川崎医科大学附属病院園尾院長先生による基調講演や各種コンサートが予定されています。お時間ある方は是非ご来場ください。

秘書・広報課

平成30年度 倉敷平成病院リハビリテーション勉強会のご案内『胸郭運動システムの再建法』

この度、『胸郭運動システムの再建法』というテーマで講習会を開催する運びとなりました。

胸郭の動きは呼吸をするうえで重要であり、また姿勢アライメントや動作を考える上でも重要になります。呼吸器官としての機能と運動器官としての機能があり互いに大きく影響しています。そのような胸郭に対して評価から治療まで実技を交え柿崎藤泰先生にお話していただきます。大変お忙しい時期ではあると思いますが、興味のある方は奮ってご参加いただきたいと思います。
 

テーマ:『胸郭運動システムの再建法』

  日 時:4月7日(土) 14時~18時(受付13:30~)
          8日(日) 9時~15時
        *1日目終了後に懇親会を予定しております

  講 師:柿崎 藤泰先生(文京学院大学 保健医療技術学部 教授)

  場 所:倉敷平成病院 リハビリテーションセンター

  参加費:10000円 ※懇親会参加者は別途 4000円必要

  定 員:30名

  申込方法:倉敷平成病院のホームページ上にあるリハビリ勉強会申し込みフォーム内の講習会名「胸郭運動システムの再建法」を選択し必要事項を記入の上、お申し込み下さい。

  ※当日は実技を予定しますのでジャージ等実技のできる服装をご用意ください。

  締め切り:平成30年4月1日

  応募者が多数の場合はお断りする場合がありますのでご了承ください。
  受構可否は締め切りより1週間以内にE-mailにてご返信いたします。

 

*『胸郭運動システムの再建法 ~呼吸運動再構築理論に基づく評価と治療~ 第2版』という著書を出版されています。今回の講習会はこの本の内容が主になりますので受講される前に一読されることをお勧めします。

 

事務局:〒710-0826 倉敷市老松町4-3-38
倉敷平成病院 リハビリテーション部 理学療法科  片山 佳紀
TEL:086-427-1111 E-mail:heiseikousyuukai@yahoo.co.jp