第3回S8の会~S8&BurstDR参加報告

4月7・8日の2日間ハイアットリージェンシー福岡で「第3回S8の会~S8&BurstDR~」が開催されました。当院からは上利センター長・看護師・理学療法士・臨床心理士・臨床工学技士の5名が発表を行ないました。
この会は脊髄刺激療法(SCS)に特化したセミナーです。「S8」とはSCSで使用するプレートタイプの電極です。S8を普及するために開催した会ですが、昨年6月よりBurstDRというSCSにおいて新たな刺激システムの提供が始まりました。今回はS8とBurstDRの普及に開催されました。

参加者は西日本にてSCSを実施する医師など19名が参加し、2日間で16題の発表がありました。1日目は上利センター長より、「S8リードとBurstDR刺激の融合 有効活用」 について講演があり、当院におけるBurstDR治療成績、S8とBurstDRを組み合わせると治療効果が大きく上がることについて講演がありました。
2日目は当院のスタッフが発表しました。多くの質問があり、活発な意見交換を行ないました。倉敷ニューロモデュレーションセンターではチーム全体で患者の治療を行なっています。このセミナーでは医師以外の職種の参加は当院のみでした。チームで治療すること医師の負担が減り、治療効果が増すと話す先生が多くいました。


当院はいち早くBurstDR導入し、昨年度は40件の手術を行い、治療を実施しています。症例数は全国でもトップクラスです。治療効果は大きいですが、まだ臨床で使用する施設は限られています。当院での実績を紹介する機会もあり、治療に関する情報共有する場となりました。
倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設され1年を迎えました。200例近くの手術を実施し治療にあたりました。さらに講演や学会に参加しセンターについて多くの方に情報提供しました。今後もチーム全体で治療にあたり、患者の期待に応えることができるよう努力していきたいです。今後ともよろしくお願いします。

臨床工学士 M