マンモグラフィ認定講習会を受講してきました。

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先日マンモグラフィ認定講習会を受講してきました。
3日間講習と筆記試験と読影試験とがあり無事合格することができました。
ここで認定試験についてどのようなものなのか説明していきたいと思います。
特定非営利活動法人日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)は、マンモグラフィの精度管理システムの一環として教育研修の実施と認定試験を行っています。
「認定講習会」では、乳房の臨床・病理・読影・画像管理・機器管理・現像管理・デジタル画像などの幅広い知識はもちろん、なによりも精度管理業務の経験が問われています。
認定試験はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会主催または共催の講習会を受けないと受験出来ません。試験評価はA,B,C,Dの4段階にランク分けされ、A,Bの人を検診マンモグラフィ読影医師または撮影診療放射線技師・医師と認定します。B以下の人でランクアップ希望者は6ヶ月以上の研修・研鑽を積んだ後、ランクアップ試験を受験することができます。
認定には資格更新制度があり、最低でも5年に1回は、講習および試験を受けることが義務付けられています。

乳がん罹患数は年々増加傾向にあり、いまや12人に1人が乳がんに罹るといわれています。乳がんは、早期発見して適切な治療を受ければ、ほぼ完全に治すことができます。
早期発見のためにも、マンモグラフィ検診の導入が進められていますが、ただ単にマンモグラフィを撮影すればよいわけではありません。
マンモグラフィが効果を発揮するには、高い撮影技術と高度な読影力が不可欠です。
すなわち、良い検診を受けるには、撮影技師・読影医師の教育・研修と使用する撮影装置の精度管理が適切に行われている施設である必要があります。
判断材料のひとつとして、厚生省(現厚生労働省)が乳がん検診の精度維持・向上のために認めた委員会『マンモグラフィ検診精度管理中央委員会』の認定制度があります精度の高いマンモグラフィ撮影の為に日々、画質管理や装置の日常点検を行っております。
当院のマンモグラフィ検査は すべて女性が撮影させて頂きますので、安心して受診していただけます。

放射線部 A.M