夏に注意するのは熱中症だけじゃない?!夏風邪にご注意を!!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

毎日暑い日が続いています。
気象庁もこの猛暑は豪雨とともに、「30年に一度以下の頻度で起こる異常気象である」としています。そして、記録的な猛暑に熱中症で亡くなる人が相次いでいます。
こまめな水分・塩分補給、クーラーを使う、無理をしないことを心掛けて生活しましょう。

暑い夏は熱中症に気をとられがちですが、夏に注意しなくてはならないのは熱中症だけではありません。

皆さん、「夏に引いた風邪は治りにくいなあ…」と感じたことはありませんか?
夏場は、睡眠不足や暑さにより通常よりも体力や免疫力が落ちた状態であることなどが夏風邪が長引く原因として挙げられます。夏に多いウイルスはアデノウイルス、エンテロウイルス、コクサッキーウイルスの3つになります。
この中でコクサッキーウイルスが原因となるのはヘルパンギーナです。つい先日も、ヘルパンギーナ流行とういニュースを目にしました。子どもがかかるものと思っている方も多いと思いますが、まれに大人でも発症することがあります。ウイルスの型がいくつかあるので何度もかかってしまうことも珍しくありません。39℃以上の熱が続き、のどが赤く腫れて小さな水疱が多数できます。のどの痛みが強いため、食事や飲み物ものどを通らなくなり脱水症状を起こしてしまうこともあります。ヘルパンギーナは「飛沫感染」と「接触感染」が主な感染経路です。子どもでは、唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなどで感染が広がることがよくあります。
感染予防にはしっかり手洗い・消毒をすることが大切です。

熱中症・夏風邪にならないために食事・水分をしっかりとり、免疫力を高めてこの夏を乗り切りましょう!

臨床検査部 N.A