栄養科通信vol.115「春にオススメの飲み物」

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次第に春の気配を感じる季節になってきましたね。暖かな春の訪れは、心をワクワクさせますが、身体は冬に溜まったものを排出しようとして不調が現れやすく、環境や社会での変化も多く、心も不安定になりやすい時期です。体調を崩しがちなこの季節に心身ともに養生し、新しいスタートを気持ちよく過ごすためのオススメの飲み物を紹介します。
心を落ち着かせる効果のあるジャスミン茶、菊花茶、カモミールティー、ラベンダーティーの4つが春にオススメの飲み物です。

・ジャスミン茶
「茉莉花(まつりか)」という生薬名があるほど、漢方食材としても有名です。緑茶やウーロン茶などのベースとなるお茶に花の香りをつけたお茶で人気が高く、かつてはウーロン茶よりも多く日本に輸出されていたお茶です。沖縄では「さんぴん茶」とも呼ばれ、独特の上品な甘い香りがあり、気持ちを鎮めてくれる効果があります。
・菊花茶
食用菊の花を乾燥させてお茶にしたものです。苦味と酸味を少し感じますが、菊の花の香りが豊かであり、ノンカフェインで癒し効果やリラックス効果があります。
・カモミールティー
カモミール(カミツレ)の花を乾燥したものを使うハーブティーです。ハーブやアロマの世界ではカモミールといえば、「リラックス効果を与える薬草」として有名です。4千年以上前から使われているとも言われています。甘く優しい味でノンカフェインですが、子宮の収縮を促す効果があるので、妊婦さんは飲み過ぎには注意が必要です。
 ・ラベンダーティー
ラベンダーの生花や乾燥したものを使うハーブティーです。リラックス効果が高く、心を落ち着かせてくれます。華やかな花の香りと味わいがありますが、香りが強すぎると感じる場合は、はちみつなどを入れて飲むのがオススメです。こちらもノンカフェインですが、子宮の収縮を促す効果があるので、妊娠中は大量摂取を控えましょう。

暖かいお茶を飲んで、心も体も温まって良い春を迎えましょう。

管理栄養士 MS