暑い夏が続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
暑さに負けて体調を崩す場合がありますが、今回お話ししたいのは身体を冷やし過ぎて腰痛を起こした症例を紹介したいと思います。
今年のように暑い日が続くと冷たい食べ物、飲み物が増え、冷房は欠かせませんよね。元気であればあるほど、これらの冷えに対して抵抗でき身体に異常は起こりにくくなります。しかし、何かのきっかけで耐えることが出来なくなった際には体に異常が出てきます。 その中の一つが急性腰痛(ギックリ腰)が起こりやすいです。
特に胃や下腹部が冷えると、筋痙攣が起こりやすくなり、それが原因で症状が発生しやすくなります。現に今年の夏も急性腰痛の患者さんが多く来院されました。寒い冬の方が多そうですが、厳しい夏から終わりにかけてがこの症状は毎年多い気がします。
では、この場合は鍼灸はどう対応するのか。温灸をして身体を温めていきます。しかも腰ではなく腹です。ちょうどおへその下辺りにゆっくりと熱を加えていき気持ちの良いくらいで20~30分。これだけで治ってしまう患者さんもいるくらいで、いかにお腹の冷えが悪さをしていたかが分かります。
最後に、自分でお腹を温めることはできるので、症状の予防が出来たり、治りを促進する事が出来るかもしれません。食べ物、飲み物はもちろんカイロや湯たんぽなど火傷しないようにお腹を温めてみる事で、「夏の冷え」を撃退してみるのも良いのではないでしょうか。
ヘイセイ鍼灸治療院 shima