梅核気(ばいかくき)の鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

先日、喉のつっかえ感のある40代の男性が来院されました。
病院に行って検査をしても異常なしとされ、自身でインターネットで調べたところ、梅核気ではないかとの訴えでした。詳しく伺うと、最近仕事のトラブルが続き、怒りをおぼえる程の大きなストレスを感じ、仕事のある日に喉のつっかえ感を強く感じるとのことでした。
伺った内容から、元々の体質と大きなストレスが重なって喉につっかえ感が発生したと考えました。

漢方医学でいうところの痰気郁結(たんきうっけつ、=梅核気)で、「梅核気」とは、読んで字の如く梅の核(=種)のような気の塊が喉に留まってしまい、呼吸や飲食は差し支えないが何かがつっかえたような違和感を強く感じる状態のことです。現代医学では、咽喉頭異常感症やヒステリー球と呼ばれています。

治療として痰を取り除いて気を巡らす作用のあるツボを使用ました。治療は週に1回で、4回の鍼灸治療で喉のつっかえ感はほぼ消失し、治療結果に大変喜んでいただいたのと同時に「鍼灸ってすごいですね!」と驚いておられました。

このように病院で異常なしと診断されても、鍼灸治療で対応できるということが度々あります。その逆もまた然りであります。
何かお困りごとがございましたら、ぜひ一度相談だけでもご連絡ください。

鍼灸師 吉武

ヘイセイ鍼灸治療院 電話:086-427-6688