寒暖差アレルギー

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

一日の寒暖差の大きい季節の変わり目の時期ですが、鼻がムズ痒かったり、くしゃみが止まらなかったりしませんか? 寒暖差によって起きる鼻炎の症状を「寒暖差アレルギー」といいます。
医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされると考えられています。

一般的なアレルギー反応と異なるため、寒暖差アレルギーのみを対象にした薬は販売されていませんが、抗アレルギーの内服薬やステロイドの点鼻薬などを用いることがあります。症状が軽い場合は市販のお薬でもコントロールできますが自己判断には注意が必要です。医師や薬剤師にお気軽にご相談下さい。

また寒暖差アレルギーの症状は、寒暖差がなくなれば自然と落ち着く場合がほとんどです。コロナウイルスの感染対策の面からマスクが手放せない日々が続きますが、マスクは鼻の粘膜に感じる温度差をできるだけ小さくするため寒暖差アレルギーにもとても効果的です。

その他にも栄養バランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠をとり温度差による刺激に左右されない体づくりを目指しましょう。

引用: https://kenko.sawai.co.jp/theme/201911.html

薬剤部 YS