家事の秋

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

10月に入っても暑い日が続きましたが、朝夕の冷え込みや日の短さに秋を感じています。
栗や秋刀魚などの美味しいものも旬をむかえます。食欲の秋、スポーツの秋、行楽の秋・・・。いろいろな事に取り組みたい季節ですが、やはり新型コロナウイルスの感染状況が気になるところですよね。

それならば、家事の秋というのはいかかでしょうか。年末の大掃除を前倒しするというのもいいですね。
「アイロンをかける、衣服を折りたたむ、掃除をする、散歩をするなど、低・中強度の身体活動であっても、血糖値を下げるのに役立つ」という報告があります。また、家事をすることは、高齢者の身体だけではなく、脳も健康にすると言われています。家事に多くの時間を費やしている高齢者は、脳の容積を大きく保っているそうです。

私も自宅にお伺いしてリハビリを行っていますが、その際に家事を取り入れることもあります。例えば掃き出し窓の雑巾がけをすることで体を伸ばす運動をする、お部屋の中をクイックルワイパーで掃除をしながら歩くなどです。

いざ運動をしようと思ってもなかなか始められないことも多いと思いますが、家事であれば気になった時に始めやすいし、継続して取り組みやすいのではないでしょうか。それに、綺麗になったり、整頓ができたりと、やった後の達成感も得られますよね。

ただし、血圧などの体調や、肩や腰などの痛みなど、自分の体としっかり相談しながら行いましょう。もちろん、滑ったり転んだりにも注意が必要です。
安全に、何より楽しく行うことが運動(家事)を継続して行うポイントだと思います。

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