日別アーカイブ: 2023年8月14日(月曜日)

通所リハビリテーション 『 認知症専門ユニット 』のご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私たちは倉敷在宅総合ケアセンター2階の通所リハビリ 認知症専門ユニットです。暑さに負けず、元気いっぱいに過ごしております。

さて、通所リハビリテーションにある『 認知症専門ユニット 』をご存知でしょうか?ここはは、物忘れに不安をお持ちの方や集団で過ごす事が苦手な方を対象にしたユニットです。
毎日6~10名の方々が利用されています。職員は作業療法士1名と介護福祉士1名が担当しています。時にはご家族からお困りごとを伺い、専門家が対応方法を提示させて頂く等、心理的サポートも積極的に行っています。

ここからは、認知症専門ユニットの特徴をご紹介します。

○プロフィールシートの活用
その方らしい時間をお過ごし頂く為、昔からの趣味や興味がある事、得意・不得意、生活歴、職業歴等を伺いシートにまとめています(写真1)。このシートをもとに、どのようなプログラムやケアが必要かを職員で計画します。また、利用中の様子から気付いた事をシートに加え、今後の方針に活かします。写真2は,散歩が好きな方に対して屋外歩行の必要性をケアマネージャーと検討し,実行している様子です。四季折々の風は五感を刺激します。いつも笑い声でにぎやかな時間になります。

○心と体を使った創作活動
細かい作業を好まれる方の中には,色紙やシール等を使った創作活動に挑戦される方もおられます。今回は花火をイメージしたうちわを作成しました(写真3)。

夏といえば何でしょうか?と問うと、「花火かなぁ」「スイカじゃわ」と答えて下さいました。創作が苦手なご利用者や私たちと、夏の思い出をあれこれ話しながら、色を選んだり、シールをどこに貼るか考えました(写真4)。

指先の作業や、できる限り頑張られるこの時間は、リハビリテーション医学の考えからも特別です。出来上がった“うちわ”は部屋に飾らせて頂きました。作品を通して、再びご利用者同士の会話に花が咲きました。ご本人も達成感を感じて頂けたと思います。

 

〇ご家族との連絡ノート
その方にとって最適な支援を提供する為には、ご家族と日々の様子を共有する事が大切だと思っています。ここでは,情報を共有する手段の一つである連絡ノートについてご紹介します(写真5)。ご家族が希望された方に限り、その日の出来事や利用中の様子、食事、水分の摂取量、排泄、入浴の情報等、様々な事を連絡ノートに記載しています。またご自宅での情報を教えて頂く事で、支援方法の検討に活かす事ができます。このノートを通して、ご自宅と利用中の様子の違いに気付かれる事も多く、喜びや驚きの声を度々耳にしています。

いかがでしたでしょうか。私たち専門職は、ご利用の方々の小さな変化を見逃さず、その日の状態に合わせた、その方らしい1日が過ごせるよう取り組んでいます。その積み重ねが安心して任せられる通所リハビリテーションに繋がると信じています。これからも職員一丸となって、地域の健康を支援させて頂きます!

ご相談は随時承っております。
倉敷老健 通所リハビリテーションの事が少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。職員一同お待ちしております。

通所リハビリテーション
介護福祉士 認知症専門ユニット担当 K.N