日別アーカイブ: 2022年3月8日(火曜日)

栄養科通信vol.175「姿勢と肥満が関係する!!猫背の方は注意」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルス感染症の影響で自粛生活が長期化し、自宅で長時間座っていることも多くなりました。
周囲の目がないため姿勢が崩れ、首が前に出て背中が丸くなった、いわゆる猫背になっていませんか
特に食事中や食後、どんな姿勢をとっているでしょうか?

食事中や、食後にパソコンを操作しながら猫背ぎみになっているという人は要注意です。姿勢が悪い状態で食事をすると、胃腸などの内臓が圧迫されて、消化・吸収に時間がかかったり、消化不良を起こしやすくなります。消化機能が低下することにより、基礎代謝(呼吸や消化・吸収など生きていくために最低限必要とされるエネルギー)が落ちます。また、猫背のまま食べていると、食べたものが胃まで流れるのに時間がかかるため満腹のサインが出るのが遅くなり、食べすぎにつながります。結果、肥満になりやすいと言われています。その他にも、猫背は首や肩、腰の負担が大きくなり肩こりや腰痛の原因になります。

食事中の姿勢をチェックしてみましょう。
・背中が曲がっている。
・肘をついている。
・足を組んで食べている。
・携帯を見ながら食べている。
・テーブルにもたれかかっている。
1つでも当てはまるものがあれば、猫背になっている可能性が高いです。正しい姿勢を確認してみましょう。

★正しい姿勢
1. 椅子に深く腰を掛け、顎を引いて座る。
2. 足裏を床につける。
3.体とテーブルの間はこぶし1つ分開ける。
4. 膝、腰は90度を意識する。

一人での食事ほど姿勢がおろそかになりがちです。太りにくくするためにも、食事中や食後の姿勢を意識してみましょう。

 

管理栄養士 Y.M