寒い日が続きますが、暖かくなるのを待っている方々は、春を多少感じられるようになり、冬の苦労が報われる時が近づいていますね。鍼灸院もいかに寒くないように換気するか毎日苦労しております。
さて、なんとなく気になった苦労の「労」の字ですが意味は
①はたらく。仕事をする。骨折り。「労働」「勤労」
②つかれる。つかれ。「過労」「疲労」
③いたわる。ねぎらう。「労来」「慰労」
このような意味があるそうです。
そこで、今回紹介するツボは「頚百労(けいびゃくろう)」というツボです。
このツボは名前を見ての通り、頚(首)にあります。普段は「百労(びゃくろう)」と省略して呼んでいますが、頚の字があるとすぐに分かるようになっていますね。
百の効果が期待できそうな名前のツボで、私は毎日このツボを使っております。
首肩コリはもちろん、頚椎症による痛みや神経痛にも効果がありました。寝違いや頭痛などにも良く効きますし、咳止めにも使ったりします。私は労せずに、毎日このツボに頼っているというわけですね。
最後になりましたが、漢字の成り立ちに意味があるように、ツボの名前にも意味があり名付けられています。そこから施術のヒントを得ることもあり、それを見つけ名付けた先人の先生方は、すごいなと感じました。まだまだ知らない効果や、意味があるのでしっかり勉強したいと思います。これが、苦労するんですけどね。
ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 shima
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