2月も半ばです。まだまだ寒い日が続きますね。
私はつい寒さで布団から出ることや、脱衣所や浴室の寒さから入浴することが億劫になります。
多くの利用者の方のお宅に訪問させていただく中で、皆さんが口を揃えて、
『寒いから調子が悪い』と話されます。実際に身体がこわばって動きにくくなる方も多く、冬場は転倒の報告が多く聞かれる印象です。
最近は【ヒートショック】というワードもテレビ番組で頻繁に聞かれるようになりました。
改めてヒートショックとは・・・
『急激な温度の変化で身体がダメージを受けること』(日本医師会ホームページより引用)とされており、気温差にて血圧の上下変化が起こり、脳出血や心筋梗塞などが起こりやすいとも言われています。好発時期は11月~2月の寒い今の時期です。高血圧や糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方は、よりリスクが高まります。
対策のアイデアとしては、
・脱衣所やトイレをヒーターで暖める
・風呂場の床にマットやスノコを設置する
・シャワーのお湯で浴室を温めておく
・かけ湯をしてから入る
などです。
とにかく室温の差を減らすことが重要です。
今回取り上げたヒートショックだけでなく、寒さによる不調が少しの工夫で防げるなら、メリットは多いと思います。
理学療法士の観点では、ストレッチや寝転んで行う簡単な運動でも身体を温めることは可能であると思います。
身体が動くと気分も変わってきますから、重い身体を少しでも動かしてみることをお勧めします。
多くの方が冬場に少しでも楽に過ごせることを願っています。
訪問看護ステーション 理学療法士S