日別アーカイブ: 2021年12月21日(火曜日)

コロナ下での乳がん検診

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

このところコロナウィルスの波も小康状態を保っており、岡山でも感染者ゼロの日が出てきています。クリスマスを控え、街も昨年に比べにぎやかなようです。ただ、新しい株の出現もあり、まだ収束までには時間がかかりそうです。

乳がん検診の世界においても、2020年度は受診者の減少がみられ、がんの発見が遅れることが危惧されています。やはりリスクを避けるために検診による外出を控えておられる方もいらっしゃるのだと思います。感染拡大当初はウィルスの性質がよくわからなかったので検診も一時休止していた時期がありましたが、現在は学会からの対応の手引きも出され、安全に検診が受けられるような体制になっています。

当院でも日本乳癌検診学会から出されている“乳がん検診にあたっての新型コロナウィルス感染症への対応の手引きVer.2.1”に則り、マンモグラフィに携わるスタッフにおいては
①就業前の検温
②マスク・ゴーグルの着用
③検査終了ごとの手指消毒
④検査終了ごとに受診者の皮膚が接触した部位の消毒を行い、安心して検査を受けていただける体制を整えております。

乳がんは早期発見で10年後の生存率が9割以上のがんです。また自分で触って発見することができるがんです。
検診を受けることに加え、ブレスト・アウェアネス(乳房を時々意識して、以前と変わりないか確認する習慣)によりご自分の乳房を気にして変化に早く気付くことで、病気の早期発見・早期治療につながります。乳がんにわずらわされる方が少しでも減るよう、これからも安心・安全・質の高いマンモグラフィ検診を提供していきたいと思います。

※昨年のブログでも乳がん検診について記しています。よろしければご覧ください。

放射線部 Y.Y