日別アーカイブ: 2018年3月7日(水曜日)

医師紹介会社ご担当者見学会の実施報告

カテゴリー: 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

当院では、増加する外来患者数や救急受入件数に対応するために、医師の求人活動を行っています。近年は転職医師紹介会社を利用しての入職も増えており、今回、その転職エージェントの方たち対象の見学説明会を実施いたしました。

開催日は3月5日(月)の午後でした。理事長、院長の挨拶、事務長より病院概要の説明を行った後は、外来、病棟、ドックなど短時間ではありましたが、院内見学をしていただきました。特に医局をご見学の際には、実際に医療秘書とのやり取りをご覧いただき、理解を深めていただくことができたようでした。
その後、理事長・院長・看護部長・事務長との座談会の時間を持ちました。

座談会では最新医療の情報交換や勉強についてや時短勤務などフレキシブルな働き方等について質問をいただきました。
当院では、神経内科を中心に日曜日以外の毎朝モーニングカンファレンスを実施していることや、医局がワンフロア一室なので、気軽に会話できる雰囲気であること、医師同士はもちろん、他職種とのコミュニケーションを取りやすい環境にあることなどが説明されました。

また、様々な医師の事情や年代によってフレキシブルな働き方が求められており、個別の事情に沿った対応をすることができる点等もご紹介いたしました。

他にも、一番遠くから通勤されている医師について、院内保育についてや社会保険の適応条件等について等、活発な質疑応答がなされました。初めての試みでしたが、大変有意義な時間を持てたのではないかと感じています。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。随時、病院見学等も対応しておりますのでご希望の方はお気軽に人事課までお問合せ下さい。

「救急から在宅まで一貫した患者さん本位の医療」を共に実践して下さる方をお待ちしております!

(許可を得て画像の掲載をしています)
秘書広報課

パーキンソン病と睡眠障害について

パーキンソン病では、運動障害の他にもいろいろな症状がみられます。
たとえば、意欲低下、認知機能の障害、幻視、幻覚、妄想、嗅覚の低下、痛み、しびれ、浮腫(むくみ)などです。
(表:パーキンソン病の症状)

これらは「非運動性症状」と呼ばれます。
睡眠障害は、非運動性症状の中で最もよく見られるものの1つで、患者さんの約8割が悩んでいる症状です。
睡眠障害を放っておくと、その後の生活の質(QOL)が悪くなってしまいます。
そのため、睡眠障害にはきちんと対応しなければなりません。

睡眠障害には「不眠症」「日中の強い眠気」「レム睡眠行動障害」「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」などがあります。
レム睡眠行動障害とは、身体は休んでいて、脳が覚醒している「レム睡眠」時に大声で叫んだり、暴れたり、動き回ってしまうなどの異常行動のことです。
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは、脚に虫が這っているような違和感や、電流が流れているような不快感をともなうものです。
パーキンソン病の患者さんは身体が硬く、睡眠中も思うように動けません。
うまく寝返りができないので、身体の違和感が強くなり目が覚めてしまうのです。
また、神経や筋肉が過敏になっているため、こむら返りがよく起こります。
悪夢を見ることも多く、これも不眠の原因になります。
さらに、トイレが近いため夜中に何度も起きなければなりません。

当院では、終夜睡眠ポリグラフィ検査(PSG)という検査を行っています。
1泊入院していただくものと自宅にて行うものと2種類あります。
なるべく普段の睡眠状況を調べるため、自宅で簡単に行える検査をおすすめしています。
睡眠障害の対策の基本は、ストレスを溜めないこと・規則正しい食生活・定期的な運動・適正な睡眠リズムを保つなどの生活習慣の見直しですが、ニューロモデュレーションセンターではPSG検査を行っていただくことでパーキンソン病の方の治療の指標とさせていただいてます。

倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、これからも専門職がチーム医療で患者さんの治療にあたってまいります。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 外来看護師M