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皆さんと笑顔で会える日まで

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

梅雨が戻ってきたような8月も終わり、9月に入りました。
テレビでは、毎日心をざわつかせるようなニュースが流れています。
「まだまだ暑いですね」と憂鬱な私に、「虫の声は秋に変わったよ」と明るく教えてくださる方がいました。自然の力はすごく、また虫の声に耳を傾ける心の豊かさを感じ、私も明るく元気に現状を楽しもうと感じました。

さて、私たち老松・中洲高齢者支援センターでは地域にお住まいの高齢者を対象とした「元気教室」を開催していましたが、緊急事態宣言など新型コロナウイルス感染拡大により昨年から休止しています。
感染拡大には波があり、教室の再開の案内を出し、状況が変わり中止。落ち着いてきた4月、感染対策を万全に酒津公園の散策の案内を出し、中止。8月にも教室を予定していたのですが、この度の感染拡大を受けて中止としました。

皆さんの顔が見えない状態が1年以上続いており、今回は中止の案内の中に役立つ情報と一緒にアンケートを入れさせていただきました。たくさんの返信があり、「教室 楽しみにしていました。残念です」「運動不足で気力が弱くなり気をつけます」「元気を出して早く皆様にお会いしたいと思います。しっかり身体を動かします」「今必要な事柄を書いた文面が届けられ、前向きに頑張れる気持ちになります。コロナに負けずファイトです」など、制限が多く不安な事が多い中で皆さん色々な思いを抱えていること、頑張っている事、でも辛い思いもあること、教室を楽しみにしてくれている事などの気持ちを受け取りました。
これからも皆さんと色々な方法で繋がっていきたいと思います。
皆さんと笑顔で会える日まで、コロナに負けずにファイトですね!

支援センター K

実りの秋を楽しみに

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健ではレクリエーションによる楽しみのほかにリハビリの一環としても創作活動を取り入れています。運動麻痺により腕全体が動き難くなった方や加齢,神経障害により指先が器用に動かなくなった方など様々ですが、少しずつ楽しみながら取り組んでおられます。

回想法も兼ねて季節感のある作品作りを心掛けており今回は、折り紙を丸めて葡萄を作ってみました。巨峰にマスカット,ピオーネなどいろいろな種類の葡萄を想像して色を選び、それぞれの好みの葡萄作りに取り組みました。

  

完成写真は左手が動かず右手だけで挑戦した方の作品です。葡萄の粒がなかなか丸にならず苦戦しておられましたが、美味しそうに仕上がりました。

倉敷老健入所 リハビリ職員D

オーラルフレイル

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは、オーラルフレイルというものを知っていますか?歳をとると20歳前後をベストにだんだんと全身の機能低下が起こります。
介護を受けないといけない状態の前段階を「フレイル」といいますが、フレイルの症状の中の一つが「オーラルフレイル」です。

オーラルフレイルの症状には、

  • 固いものが噛めない
  • 食べこぼすことが多くなる
  • よくむせる
  • 滑舌が悪い
  • 口の中が乾燥する

などの症状がみられます。

予防法としては、

  • 好きなものをバランスよく食べましょう。
    食欲を感じる食べ物・季節の食べ物から栄養をとる。
  • しっかり運動をしましょう。
    お口と全身の筋肉トレーニングの両方を行いましょう。
  • 自分の好きなことを見つけましょう。
    精神的に充実すれば、身体の健康につながります。
  • 定期的にしか出お口の掃除を受けましょう。
    自分では磨けない部分をきれいにすればお口も健康になります。
  • しっかり噛めるように歯を治しましょう。
    不良な噛み合わせ、歯の無い部分を放置しているとフレイルの原因になります。
  • 常にお口を湿潤状態に保ちましょう。
    感想は、お肌にもお口にも大敵です。

「まだ老化なんて」という方も、将来要介護にならず、健康で自立した生活を維持するためには若い間かあ予防や対処することで、フレイルになることを防ぐことができます。

皆さんもできることから始めてみましょう。

歯科衛生士 N

ケアハウスの野菜だより

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

今年は梅雨明けが早く7月から既に35℃以上の猛暑日が続き、暑い夏になると思いきや、8月中旬からは梅雨に逆戻りの連日大雨となり、異常気象の極みとなりました。

そんな中、ケアハウスドリームガーデン倉敷の敷地内では花に代わって野菜の収穫が始まりました。

ケアハウスの菜園では、歴代ご入居の男性方が丁寧に、そしてたくましく土地を耕し、野菜作りに励んでこられましたが、今年から新たに野菜作りを始められた男性は、お手製の見事なゴーヤの棚を作成されており、その甲斐あって立派なゴーヤが実っています。小さいものから大きなものまで、黄緑色のきれいなゴーヤは色々な形があり、見ていて飽きません。

また、別の男性の方はピーマンやきゅうり、そしてプチトマトを作っておられます。

きゅうりはこれまた太くて長く、とても立派です。ピーマンは表面が艶々で何とも深い緑色が美しく、そのまま置物にしたい衝動にかられます。そしてまるで飾り物のようにかわいいプチトマトは、黄緑色から上品な赤色のグラデーションが素晴らしいです。
野菜には色んな種類、形、大きさ、色等々・・・があり、見るだけでも楽しいですね。


花や木々、そして野菜など、緑豊かな自然に囲まれたケアハウスで、これからも ご入居の皆様とともに歩んでいきたいと思います。

 

ケアハウス施設長

第56回のぞみの会だよりー3ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

いつもの「のぞみの会」で人気の『教えちゃいます私の健康法』コーナー。コロナ禍でおうち時間が増えている今、実践している健康法を募集したところ、たくさん集まりました。
その中のいくつかを、冊子と動画でご紹介します。

今回の「のぞみの会」のテーマ、「コロナに打ち勝つ 体と脳と心~全仁会が支える新しい医療とケア~」に沿って、体と脳と心それぞれの側面からアプローチした健康法をご紹介します。
コロナ禍で大勢で集まったりすることは難しいですが、新しい生活様式に合った健康法を是非取り入れていただければと思います。

また、動画では、ローズガーデン倉敷にご入居されているK様にご協力いただき、実践されている健康法をご紹介する企画が進んでいます。
こちらも是非 ご期待下さい。

第56回のぞみの会実行委員 4東 Y

介護保険とともに

平成11年の年末にヘルパーの資格を取得し、翌12年の介護保険の開始と同時にヘルパーとして仕事を開始し21年の歳月が経過しようとしています。

介護保険の開始当時は、サービス内容も手探り状態のところもありましたが、3年ごとの改正も重ね、充実した物になってきていると感じられます。
50歳を目前に介護の世界に入り21年を経過して感じることは、年々夏の暑さが厳しくなってきているということに尽きます。前年も暑かったと思われますが、毎年今年が一番の暑さと思いながら、訪問サービスを行っている状態です。
今年は東京オリンピックもあり、この酷暑の中で戦っている人もいるのだからと思い、頑張れたところもありました。この先どこまで気温が上昇するのでしょう…。

まだ少し若かった時にご利用の方によく言われていたのが、「あなたたちもこの年になれば分かるわ」という言葉。何かというと身体的に不自由さが増してくるということですが、今いろいろと思い当たることが多いです。夜中のトイレや不眠、手足や身体の節々の痛みによる動きづらさ、物忘れ、薬を飲むこと、食べること…。
今まで何も考えずに出来ていたことが、これから何をするのかを考えて動くように変わってきたように感じます。ついでに色々な瓶や容器のフタの開けにくさや、お菓子の袋等も破りにくくなってきました。(笑)

そして我がヘルパーステーションには、自分のようなベテランと呼ばれる年齢を重ねたヘルパーと、もう少し若いヘルパーが所属していますが、ベテランヘルパーはご利用の方の気持ちが良く理解でき、若いヘルパーは元気を分けて差し上げられればと思いながら、それぞれの得意分野を生かして頑張っています。

コロナ禍に加え、このところ異常気象による大雨などの災害が各地で起こっており、憂える状況が多く気も沈みがちですが、皆で声を掛け合って頑張ります。
今後も介護保険とともによろしくお願いいたします。

ヘルパー U

聴く力について


まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。東京オリンピックも終わり、早いもので9月を迎えようとしています。
私事ですが、今年度から相談員として地域医療連携センターへ異動となり半年が過ぎようとしています。患者さんやご家族とお話をするときや他職種とコミュニケーションを取る中で、聴く力が非常に大切になってくると日々痛感しています。
様々な立場の方と信頼関係築くためには、相手の気持ちや考え方等を理解していく必要があると思います。

その中で相手の話に積極的に耳を傾ける「アクティブリスニング(積極的傾聴)」というものがあります。相手の話を注意深く聴いている姿勢を「言葉」と「態度」で表すことで、相手が話しやすい状態を作ることです。
アクティブリスニングのコツとしては、
1.相手の話に耳を傾けて、最後までしっかりと聴く。
2.相手の話を途中でさえぎらない、否定しない。
3.表情やしぐさ、声のトーンなど、相手の様子に注意を払う。
4.相手の言葉を受け止め、理解し、共感する。
などがあります。

聴くという漢字は、「耳」、「目」、「心」の3つの漢字から成り立っていて、相手の話に耳を傾け、考えを引き出し、理解しながら援助が進められるように心掛けていきたいと思います。

地域医療連携センター A

脈診で何が分かるのか

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

先日、肩こりで鍼灸院に訪れた患者さんの脈を取った際に「お腹がちょっと弱いですね」と私は言いました。すると患者さんは少し驚いた様子で「えっ、脈でそんなことが分かりますか?」と尋ねられました。実はこの患者さんは診察前に訴えがなかったものの、普段胃腸の機能があまり良くないようです。

脈診は漢方・鍼灸医学の診察方法の一つです。昔、検査する医療機器がなかった時代は患者さんの病状を把握するために、患者さんの訴える症状以外に、医者が目で見た、鼻で嗅いだ、耳で聞いた、手で触って感じた情報を頼って、患者さんの病状を判断していました。

脈診で取れた「脈位」、「脈形」、「脈勢」などの情報は、病気の位置、邪気の種類、体力の強弱、臓器機能の盛衰などを判断することに役に立ちます。古代の脈診は顔、頚部、腕、足など体表から触れる動脈の拍動部の多箇所を取っていましたが、後世になると、主に手首の橈骨動脈を取るようになりました。

両手の橈骨動脈をそれぞれ「寸、関、尺」の三部に分けて、またそれぞれの部位に「心、肝、腎」と「肺、脾、命門」などに割り当てて、例えば、左手の寸部は肺の代表点とし、右手の寸部は心の代表点としているから、その代表点から取れた脈はそれぞれ「肺」と「心」の機能状況を判断する材料になります。

更に脈はまた浮、沈、遅、数、弦、緩、緊、滑、渋、洪、微、長、短など二十数種類の形に分類されており、それぞれの脈の形はある特定の体質状態を現しています。

漢方医学の古典『黄帝内経』に「色と脈を合わせて診察することが出来れば、万全を期することが出来る」と記しています。つまり、脈診と望診(目で見た情報)を合わせて判断することさえできれば、ほぼ正しい診断ができるということです。

しかし脈診の技術を取得するのは難しく、長年実践しないとなかなか身につかないため、最近では脈診が得意な医者はだんだん少なくなりました。

ヘイセイ鍼灸治療院  甄 立学

ヘイセイ鍼灸治療院 電話:086-427-6688

脳トレプリント取り組み

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナ新規感染者数、第5波に入り増加ペースは全く衰える気配がなく、ついに一日あたり5000人を超え、過去最高といったニュースも連日続くと、ご利用の方来所時の「おはようございます。」と後の挨拶は、「また増えとるなぁ。」と必ず続くようになりました。

当たり前のような会話になりつつありますが、ご利用の方々のワクチン接種も大半の方が済まされています。しかし気を抜くことなく引き続き通所リハビリテーションでは、来所時の手指消毒・検温・マスク着用・ゴーグル着用・パーテーション設置等、万全の対策でレクリエーションの参加をしていただいています。

毎日のレクリエーションでも色々なプログラムがありますが、他の職員が創作・色付け・体操・脳トレ等々...力を入れている中、私が今一番力を入れているのが脳トレプリントです。脳トレプリントの効果は、記憶力低下の予防・認知症の予防・維持改善とされています。

今、通所リハビリテーションでも皆さんに様々な脳トレプリント(間違い探し・計算問題・言葉探し・ことわざクイズ等々...)の毎日新しい物を提供させていただいております。ユニット1をご利用者方々には、すぐ終わらせて時間ができてしまうので、少し変わった難しい問題をご用意しています。ご利用の方の中にはこのプリントを心待ちにして下さっている方もおられ、「今日はある?頂戴!」「嬉しいわ~。」「一つ分からん所がある。」「帰って孫とした。」と喜んで取り組んでいただいてるのを拝見すると、こちらも嬉しくなり、また「難しかった~。」との声を聞くと少し快感な気持ちも生まれています。「こういう問題を作って!」などの要望もいただいたりと、ネタ切れすることもなく、私の闘争心はメラメラと日々わき続けています。通所リハビリテーションにはリハビリの目的で来所され色々なレクリエーションプログラムがありますが、脳トレプリントを目的に来所…とまではいかなくても、「楽しみに来たよ~」と言っていただける方を一人でも増やせるよう、日々コミュニケーションを取る声掛けや新しいプログラムの提案に励んでいます。

倉敷老健 通所リハビリテーション
ユニット1 介護士 M

研鑽の毎日~介護の専門職として~

カテゴリー: よくなるデイ南町 | 投稿日: | 投稿者:

8月も残りわずかとなり、空の青さや夕暮れ前の涼しさに秋の気配が感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

暦の上では処暑を迎え、暑さが和らぐ時季となりました。停滞する前線による西日本を中心とした先日の記録的大雨により、各地で大きな被害が起こりました。天気が回復し連日、厳しい暑さが戻りつつあります。ご利用の方々も暑さに負けず、元気に体操や脳トレ、レクリエーション等のプログラムに取り組まれています。

さて、私事ですが、この春でグランドガーデン南町(デイサービスよくなるデイ南町)へ異動して2年が経過しました。社会福祉士として入職し、当初は病院(病棟)の相談員を行っていました。学生時代の実習以来という、久しぶりの介護の現場に飛び込んでいく緊張感や不安で、振り返ってみるとあっという間に過ぎ去った2年間だったように感じます。

業務を行うにあたって、ご利用の方一人ひとりに合った介護の提供を行うことの難しさや、ニーズを正確に把握することの重要性を日々痛感しています。「介護」という仕事を行っていく上で、ご利用の方々の新たな一面を発見できる喜びを毎日実感しています。福祉の専門職として、まだまだ自分に足りない面や、学ぶべき視点がたくさんあります。
経験豊富な先輩方や、いつも元気いっぱいで何事にも一生懸命なご利用の方々に支えられながら、研鑽を積む毎日です。他部署での経験を活かし、幅広い知識や技術を身に付けた専門職で在り続けたいと思っております。

 

ご利用の方一人ひとりの「人となり」を大切にし、その方の生活を支えていけるよう、業務に励んで参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

デイサービスよくなるデイ南町 M