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熱中症に注意!

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

日を追うごとに暑くなりますが、皆様お元気で過ごされていますか。

この時期に気を付けなければならないものとして熱中症があります。毎年7月から8月に多く発生しています。特に梅雨明けの蒸し暑く、急に暑くなる7月には、体が暑さに慣れていないため、例年熱中症による救急搬送者数や死亡者数が急増しています。以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。

・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉のけいれん
・体のだるさや吐き気
・汗のかきかたがおかしい
・体温が高い、皮膚の異常
・呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない

上記のような症状が出たら涼しい場所へ移動して体を冷やし、塩分や水分を補給しましょう。ただし意識のない人に無理やり水分を取らせるのは危険です。改善が見られない場合、医療機関へ相談または救急車を呼びましょう。

これから夏本番ですが、どうかお元気でお過ごしくださいますようお祈りいたします。

放射線部 ろん

感染制御認定薬剤師試験に合格しました

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

先日感染制御認定薬剤師試験があり合格の通知を受けました。
感染制御認定薬剤師とは、感染制御に関する高度な知識、技術、実施能力により、
感染制御を通じて患者が安心・安全で適切な治療を受けるために
必要な環境の提供に貢献するとともに、
感染症治療に関わる薬物療法の適切かつ安全な遂行に寄与することを目的としています。

現在当院では2名が感染制御認定薬剤師を取得しており、私は3人目となります。
実際に院内ではICD(infection control doctor)や感染症認定薬剤師を中心に看護師、
臨床検査技師などと抗菌薬適正使用支援チーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)で活動を行っています。
AST活動は感染症の治療効果を高め、耐性菌の出現を押さえるためることを目的としており、
当院では2012年10月より活動を開始しています。

感染制御認定薬剤師は入職後取得したかった資格の一つであり、
私はASTの一員としてAST活動に携わらせて頂き、さまざまな症例を経験することが出来ました。
しかし、感染症治療において専門的な知識がより求められていると感じると同時に、
知識の乏しさを痛感することが多々ありました。
そのためこの資格を取得するにあたり、経験したこと、学んだことを活かし治療に対する意見を述べることや、
抗菌薬を提案することも徐々に増えていくことが出来ました。

新型コロナウイルスの流行もあり、感染症は今では世界各国で問題となっている疾患でもあります。
この資格を活かし、今後も薬剤耐性対策、院内感染対策に勤めていきたいと思います。

薬剤部 AAA

‘夏祭り’を開催します。

新型コロナウイルスで制限されている中、いかがお過ごしでしょうか。岡山県は緊急事態宣言が解除されましたが油断ができない状態ですね。マスク・手指消毒を忘れずに感染予防に努めて行きましょうね。
7月に入り徐々に暑さが増し、そろそろ梅雨明けします。マスクを付けている日々なので熱中症に注意して、水分補給をしっかりしてください。

夏と言えば色々な行事があります。七夕、花火、夏祭り…など楽しみがいっぱいですよね!今年もコロナウイルスで行事が中止になっています。ですが!ケアセンターショートステイでは8月8日(日曜日)ショートステイのフロアを使用し‘夏祭り’を開催します。例年に比べると規模は縮小していますが、利用者様に楽しんでいただけるように職員一同準備にとりかかっています。午前中は職員が考えたブースを利用者の方に回遊していただき、午後からは職員による演芸を行う予定になっています。コロナウイルスの感染対策のため、ショートステイに現在入所されていない方・ご家族様をご招待することは出来ませんが、コロナウイルスが消息し以前のように誰でも参加できるようになりましたら、ぜひ!ケアセンターショートステイの夏祭りにご参加ください。
今年の夏祭りの様子については開催後にブログで報告したいと思います。

ケアセンターショートステイ  I

日本糖尿病療養指導士認定試験に合格しました!

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

私事ですが、先日寝ぼけてベッドから落ちました。翌々日、日本糖尿病療養指導士合格のハガキがポストに入っていました。落ちなくてよかった・・・!

当院では薬剤師2人が、『第21回日本糖尿病療養指導士認定試験』を受験し合格しました。毎月勉強会を開催してくださっている青山先生をはじめ、先輩方にたくさんご指導いただきました。ありがとうございました。

認定試験を受験するために、携わった糖尿病患者さんへの療養指導の提出が10症例必要となります。患者さんの食事や運動、検査の内容を振り返りながら、併せて勉強していく中で、いろいろな職種で1人の患者さんを診ているんだなと改めて思いました。
これからも、患者さんに適したアドバイスができるように頑張ります!

*糖尿病療養指導士に興味のある看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の方!生活習慣病センターの療養指導室にて、毎月第1水曜日 17時30分より行われる勉強会に是非参加してみて下さい。

薬剤師 P

七夕会を開催しました

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

7月と言えば七夕ですね。
デイサービスドリームでは七夕飾りを作り、笹へ飾り付けをしました。

吹き流し、網、貝、ちょうちん、輪つづりを作り、最後に短冊に願い事を書きました。
短冊には「いつまでも健康で過ごしたい」、「コロナが落ち着いたら、孫達に会えますように」など、1つ1つご利用の方の願いが込められていました。そして、『今年は天気がどんなかな?織姫と彦星は会えるかな?会えるといいね!』とも願っておられました。
七夕飾り作りや飾り付けを行う中で、「子供が小さい頃は家でもやったねえ」と昔を思い出しておられました。

笹飾りの隣には、織姫と彦星が出会えることを願って、壁画も作成しました。

その後7月7日は七夕会を行いました。
【紙に乗った織姫と彦星を倒さないように糸を巻きながら、出来るだけ早く自分の元まで手繰り寄せる】というゲームを行い、「がんばれー!」とご利用の方同志の声援で一気に盛り上がりました。

ゲームの後は、七夕会の特別お楽しみ企画です!箱の中の8個のピンポン玉から織姫か彦星の顔の付いたピンポン玉(当たりは2個)を引き当てると景品がもらえます。景品は職員手作りのデコパージュ石鹸で、意外と好評でした。

梅雨に入って1か月以上が経ちますが、外は蒸し蒸しととても暑く、すっきりしない天気が続いています。気持ちも滅入りそうですが、何か楽しい時間を過ごせると気分転換出来ると思います。皆さんも季節の行事などを通して、おうちでも楽しめる事を見つけてみてください♪

                      デイサービス ドリーム 介護士 Y

 

栄養科通信vol.167「早食いと肥満」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

昔から「早食いは肥満のもと」といわれています。早食いをすると肥満になりやすいのは脳の満腹中枢が関係しています。満腹中枢とは脳の視床下部にある器官のひとつで、摂食行動を調整しています。食べ物を食べると消化・吸収され、血液中のブドウ糖が増加します。満腹中枢はこれを感知し、「お腹が一杯になった」と体に伝えます。しかし、ブドウ糖が上昇したことを満腹中枢が感知するまで約20分かかるとされ、早食いの人は満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまい、結果として肥満になりやすくなります。また、早食いは食後の血糖値が上昇しやすくなるため、糖尿病のリスクも高めます。そのため、ゆっくり食べることが大切です。

ゆっくり食べるコツの1つは「よく噛む」ことです。よく噛むことで満腹中枢がより早く刺激され、少量でも満腹感が得られやすいのです。またよく噛むことは脳の活性化や、唾液の分泌を増やして消化を助ける、虫歯や歯周病を予防するなどの効果があります。その他にも日頃からよく噛んで歯や顎を鍛えておくと、しっかり歯を食いしばることができるので力を出しやすくなり、全身の筋力や体力の向上につながります。

また、よく噛むこととエネルギー消費には関係があると言われています。人が消費するエネルギーには呼吸など生きていくために最低限必要な生命活動で消費される「基礎代謝」、運動や家事などの活動で消費される「身体活動量」、食べ物の消化や吸収で消費される「食事誘発性熱産生」があります。よく噛むことで消化活動が活発になって食事誘発性熱産生が高まり、エネルギー消費量を増やすことができます。

東京工業大学大学院では、食事(パスタ、ヨーグルト、オレンジジュース)を食べる時間の差での食事誘発性熱産生の違いについて調査しており、早く食べた時のエネルギー消費量は15kcalでしたが、ゆっくりよく噛んで食べた場合は30kcalで、咀嚼回数を増やすとエネルギー消費量に2倍の差が出ることが明らかになったそうです。

食事はゆっくりよく噛んで味わって食べましょう。

☆ゆっくり食べるコツ
 ・噛みごたえのある食材を選ぶ
  ごぼうやれんこん、きのこなど、食物繊維の多い食品を取り入れましょう。
 ・食材を大きめに切る
  大きめに切ることで、飲み込むまでの噛む回数が自然と増えます。
 ・口に入れる量を減らす
  一口量を少なくしましょう。
 ・箸を置く
  一口食べるごとに箸を置き、食事を味わいましょう。

参照:東京工業大学ホームページ

https://www.titech.ac.jp/news/2015/031199

管理栄養士 Y.M

腹式呼吸を身につけリラックス!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

小暑の候、いかがお過ごしでしょうか。暑さや気圧変化の影響に加え、長引くコロナ禍で心身の疲れが現れやすくなっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、心身のリラックス効果が期待できる呼吸法についてご紹介します。予防リハビリのプログラムでも利用者様に取り組んでいただいている内容となっていますので、是非参考にしてみてください。

呼吸は、身体と心の状態を表しているとも言われます。例えば、緊張すると呼吸が速くなった経験はないでしょうか。日頃から呼吸の深さ、速さ、心地よさなどに意識を向けて、呼吸の観察を習慣づけることで、心身のバランスを整えることも期待できます。聞いたことがある方も多いかと思いますが、呼吸方法の一つに「腹式呼吸」というものがあります。

腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が解けて身体をリラックスさせることが出来ます。深い呼吸ですので脳に送られる酸素量が増え、セロトニンという脳で分泌される物質の量が増えると言われています。このセロトニンは「感情の暴走を抑えるブレーキ役」になるため、腹式呼吸は気持ちが安定し、ストレス軽減も期待できます。他にも免疫力向上、血圧上昇予防など、様々な効果があると言われています。予防リハビリでも、プログラム中に腹式呼吸を取り入れており、皆様が少しでも健康的に過ごせるようお手伝いをしています。

≪座位での腹式呼吸の方法≫
① 背筋を伸ばして椅子に座り、口からゆっくりと息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出すイメージで、おへそが一番へこむところまで息を吐き切ります。
② へこませたお腹を緩め、鼻から息を吸っていきます。お腹に空気を送り込むイメージで、少しずつ(3~5秒かけて)お腹を膨らませていきましょう。
③ 再びゆっくりと口から息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出し切るイメージで行いましょう。
※①~③までを10回ほど繰り返します。

初めて行う方は、最初の内はぎこちない呼吸になりがちですが、繰り返していくとだんだん呼吸が行いやすくなると思います。ぜひ自宅でも腹式呼吸に取り組んでいただき、リラックスできる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。

介護福祉士 T

◎ お問合せ◎社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00

マスク熱中症に気を付けてください

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

コロナウイルスの影響で制限がある日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。私は、入職して3年目となりました。時間の流れがとても早く感じています。

さて、7月になりこれから熱中症への注意が必要な季節となっていきます。
マスクの着用が日常になった今、それが熱中症のリスクとなります。
人は体から熱を放散するための様々な仕組みを持っています。汗をかくこと、皮膚の血流を上げること、皮膚の血管を拡張するなどです。そしてもう一つ「呼吸」があります。マスクをすると、通常に比べ呼吸が妨げられ、体熱放散しにくくなります。特に子どもはその影響が見られるので要注意です。マスクをしていると口の渇きを感じにくくなり、水分補給が不十分になり、気づかないうちに脱水が進む危険性もあります。さらに、子どもは大人と違って口呼吸をすることが多く、呼吸数も多いため、マスクで口呼吸しにくい状態は熱中症を招く可能性があります。
熱中症を予防するための方法は、こまめな水分補給や暑さを避けるようにすることです。
喉が渇いていなくても1日1.2L、1時間おきにコップ1杯程度飲み、日陰へ移動し適宜エアコンを使用することが必要です。また、屋外で人と2m以上(十分な距離)離れている時はマスクを外すように推奨されています。

みなさんも熱中症に気を付けましょう。

・第一三共ヘルスケア
くすりと健康の情報局 コロナ下のマスク生活のリスクを正しく知って熱中症を予防しましょう
・環境省・厚生労働省
熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!   から引用

臨床検査部 Y F

【山陽新聞メディカ231号 当院リハビリテーション部 清水亮祐理学療法士の記事が掲載されました】

令和3年7月5日(月)付けの山陽新聞朝刊 岡山医療ガイドメディカVol.231「糖尿病とつきあうために③」に当院リハビリテーション部 清水亮佑理学療法士の記事が掲載されました。
是非ご一読下さい。

http://medica.sanyonews.jp/article/20707

 

秘書・広報課

 

「わくわくカフェ」と「家族教室の紹介」

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

海や山の恋しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスによる日常の様々な変化に戸惑い、我慢を重ね、この新しい生活様式も一年以上が経過しました。人との交流や外出する機会が減少し、気分転換の方法も変化を余儀なくされた方が多いのではないでしょうか。ワクチン接種が始まったことで、早期の収束を期待したいところですね。
当院の認知症疾患医療センターでは、毎年“わくわくカフェ”や“家族教室”を開催してきましたが、昨年はいずれも開催中止となりました。
“わくわくカフェ”とは、認知症の方の普段は見られない様子をみることができることや、ご家族同士が知り合える「きっかけ」の場の提供を目指して開催しています。内容は、医師による講演や参加者みなさんで楽しめるゲームタイム、料理や創作、脳トレ、通所リハビリスタッフによる体操など様々なコーナーを設け、楽しく過ごしていただけるように他職種で案を出し合って企画しています。
“家族教室”とは、当院の認知症疾患医療センターを受診している患者さんの家族を対象に、認知症の知識や対応を学ぶ機会を提供することを目的としています。内容は、各専門職(医師、看護師、栄養士、リハビリスタッフ、精神保健福祉士、公認心理師)からの講義や、講義の内容を踏まえて参加者の皆さんと一緒に考えるグループワークを行っています。また、教室には公認心理師や精神保健福祉士がいるため、気軽に相談していただけるのも特徴の一つです。
今年もまだ開催ができていない“わくわくカフェ”と“家族教室”ですが、このような状況下でも安心安全に開催できるよう、方法を検討している最中です。これら行事を通して、また皆さんにお目にかかれる日を心待ちにしています。

認知症疾患医療センター 公認心理師 S