春を感じる頃ですね~訪問看護より~

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

3月に入り暖かい風にスイセンの花な香りが漂う季節となりました。
先日、訪問先で、鶯の鳴き声を聞きました。そのことをご利用者様や、ご家族に話すと、すでに気づかれていて、奥様が、「まだ、鳴き始めでうまく泣けないところがかわいいのよ~」と言われていました。
確かに、”ホーホケキョ”の最初ホーッが短く、”ホーホケキョ”の単発で終わり。”ホー-ホケキョキョキョキョキョ~ホケキョ”と長くは続かないのです。その鳴き方が気にはなっていたのですが、理由は知りませんでした。だから、「なるほど。まだ、幼い鳴き方だなあ」と納得しました。

鶯の鳴き方について誰かと話すこともないのですが、訪問先で、思わぬことで、春を感じることになりました。何気ない生活の一コマですが、毎日一生懸命介護をしている方々、療養されている方にとっては本当に待ち遠しかった春の訪れだろうなと思いました。
私たち訪問看護は、ご利用者様の生活の中で、ささいな一コマに共感させてもらえることをとてもうれしく感じながら、今日も車を走らせます。

訪問看護師 A

花粉シーズン到来!抗アレルギー薬の新薬が登場

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

今年の花粉は北海道と東北、関東を除くほとんどの地域で 昨シーズンと比べて飛散量がかなり多くなると予測されています。
みなさんは花粉症はお持ちではないですか? 本格的な花粉シーズンを迎え、抗アレルギー薬の市場も活況を呈しています。
昨年11月には「デザレックス」と「ビラノア」の2つの医療用の新薬が発売されました。 抗アレルギー薬といえば、眠くなりやすいといった副作用がありますが、 この2つの新薬は眠くなりにくい抗アレルギー薬とされています。
また、今年2月にはスイッチOTCの「クラリチンEX」が発売されました。
「アレグラ」や「アレロック」といった大型製品には後発医薬品が参入し、 市場構造にも大きな変化が訪れた抗アレルギー薬。 これから必要な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 今シーズンもしかして?と感じたら早めの受診をオススメします。

薬剤部 S

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

寒さの中にも、少しずつ暖かい日差しが感じられるようになりました。
春が待ち遠しいばかりです。

今日は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてお話します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
寝ている間に10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩に30回以上、もしくは一時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
睡眠時無呼吸症候群には二つの大きな症状があります。
まず一つ目は、寝ている間の無呼吸発作です。ふつうのいびきではなく、数秒間寝息が止まったあとに、大きないびき音を発するのが特徴的です。
二つ目は日中に起こる過度の眠気です。寝ている間に無呼吸発作が起こることでぐっすり眠ることができず、身体と脳が十分に休息できなくなります。その結果、日中に過度の眠気が起こるのです。その他にも、集中力が続かない、常に身体がだるいなどの症状があります。
睡眠時無呼吸症候群の原因は、多くの場合、舌が空気の通り道である気道をふさいでしまうことで起こりますが、その原因はいくつかあります。
睡眠時無呼吸症候群と聞くと、太っている人がなる病気と思われがちですが、原因は肥満だけではありません。首が短い、首が太い、顎が小さいという人も睡眠時無呼吸症候群の人の見た目の特徴として挙げられます。
その他にも、タバコがやめられない、お酒が好き、肥満などがある人は、危険性が高くなります。

寝ている間のことは自分ではわからないので、パートナーやご家族に聞いてみて下さい。
「ちょっと疲れているだけ」、「いつものこと」で終わらせず、
「もしかしたら?」と思ったら、早めの検査をおすすめします。

臨床検査部 N.A

春の訪れ

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

3月になって日中は暖かい日が多くなり、春の訪れを感じます。
来月で私が倉敷平成病院に入職し、丸4年になります。“まだ4年しか経っていないのか”と言うのが正直な感想ですが、それだけ毎日が充実しているということなのでしょうか。
4月には放射線部にも新入職員さんが2名入職する予定です。私にとっては5年目にして初めての後輩です。他職種の同期の職員たちには次々後輩ができていて羨ましかったので、今回後輩ができることになりとても嬉しく思います。
今まで先輩たちに助けられていた私ですが、今度は助ける立場になるんだと言う思いが日に日に強くなり身の引き締まる思いです。私がそうだったように新入職員にも最初は不安な気持ちを抱えて入職してくると思うので、しっかりフォローしてあげられるように頑張ろうと思います。
春から進学・就職をする方々も新しい環境に負けずに頑張ってください。

放射線部 T.F

ぜっとくんが第30回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ初日のスタートを応援しました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

 3月11日、12日の2日間、第30回瀬戸内倉敷ツーデーマーチが開催されました。ツーデーマーチは中四国最大級のウォーキングイベントで、地元倉敷を盛り上げたいと倉敷平成病院では毎年ゼッケン等でサポートしています。
 今年は30回記念ということで、「ぜっとくん」も応援に参加しました。8時50分、9時50分、10時50分の20キロ・10キロ・5キロの出発式に、スパーキー(瀬戸内海放送)やわたるくん(本四公団)、ファジ丸(ファジアーノ)、だいとくん(大東建託)たちと共に参加しました。出発式では、名前を呼んでご紹介いただいたきました。
 初日は沖縄から北海道まで47都道府県からおよそ6000人の方々が参加されたとのことです。10キロと5キロの出発式では特別ゲストで倉敷市スポーツ大使の星野仙一さん(倉敷市出身)も駆けつけられ、会場は大変盛り上がりました。
 ぜっとくんは、老若男女問わず皆に声をかけていただき、大変嬉しく思いました。
地域の方々と親睦を深めることができた一日でした。

秘書広報室

~デイサービスドリームに異動して~

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

平成29年3月1日よりデイサービスドリームに異動になりました、О です。全仁会グループに入職して、9年間倉敷老健で働いていました。老健は重度の方の介護もあり、目まぐるしく働いていました。その合間を縫って入所者の方と会話をすることで楽しく過ごせ、色々と勉強になることもありました。そう過ごしている中、入職後3年経ち大体の業務を覚えてきた矢先、ヘルニアを悪化させ手術し、その後体力も回復、無事に復帰しました。ただ自分の腰を含め、身体を庇い仕事をするようになり、中々自分の思うように動けず悩むようになっていきました。その時には悩むことが大きく、運動をして体力アップを目指そうとまでは思えませんでした。そして何より業務に追われて、自分にとっては一番大切にしていきたいと思っていた、利用者とのコミュニケーションを取る事ができていないのが大きな課題でした。毎日、どのようにしたら業務をスムーズに行いながら、入所者とコミュニケーションを確保できるか考えていました。でもゆっくりと話を聞いてあげられる時間まで確保するには至りませんでした。このままで良いのだろうかと考えるようになり、介護福祉士としてステップアップをする必要があるのではないかと思っていた矢先に、デイサービスへ異動となりました。

今までデイサービスでの勤務はしたことがなく、戸惑うばかりの毎日です。でも利用者様方と接していく時間が増え、職員の皆様方も面白く、楽しく、優しい方々なので、笑顔で働けています。利用者の方々にしっかりと、挨拶やコミュニケーションをとりながら、気持ちよく過ごして頂けるように、目配りや気配りも大切にしています。創作活動や集団体操・個別機能訓練など、皆様お元気で活発的な姿にびっくりしました。ここでならば自分の課題であったコミュニケーションをしっかりととれ、老健ほどに業務に追われることなく仕事を行っていけると思いました。そして徐々にではありますが、体力の維持・向上を目指そうと思える様になってきだしています。

上司より通所や入所などの経験を重ねていけば、今後の自分の強みになると教えて頂きました。少しでも、ドリームの職員として力になれるように頑張っていきたいと思います。

デイサービスドリーム 介護職О

知っておこう「妊娠糖尿病」について

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

「妊娠糖尿病」を知っていますか?

子供のために、孫のために、友達のために、知っていて損はありません。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、今回は妊娠糖尿病についてご紹介致します。

妊娠糖尿病とは、妊娠中に判明した、糖尿病には至らない軽度の慢性高血糖状態を指します。

ママになると、赤ちゃんに栄養を送るために血中にたくさんのブドウ糖を取り込もうとするので、 血糖値が高まりやすくなります。つまり、妊娠をすれば誰でも発症する可能性があります。(ちなみに、妊娠前に発症した糖尿病は糖尿病合併妊娠と言われます。)

妊娠糖尿病が重篤になると、出産に合わせてインスリン治療が必要になる他、産後に糖尿病を発症する確率が高まると言われています。

母体だけでなく、巨大児や形態異常、 時には流産など胎児に重大な影響を及ぼす恐れがあると言われています。そして、自覚症状がないのがホントに怖いです。

予防法としては、、、やっぱり規則正しい生活習慣。バランスの良い食事と適度な運動です。 そして、ストレス管理。私も昨年、4人目の子を出産しましたが、妊娠中は何度経験してもストレスは 溜めがち。ストレス発散の方法を身につけておくのも重要です。

 

糖尿病療養指導士 子育て奮闘中母ちゃん

平成29年4月倉敷ニューロモデュレーションセンター開設決定

このたび、社会医療法人全仁会は平成29年4月1日に倉敷平成病院内に「倉敷ニューロモデュレーションセンター」を開設することとなりました。
◆ニューロモデュレーションとは、「神経調節療法」のことで、異常をきたした中枢および末梢の神経の機能に対して、微弱な電気刺激を行い、それらを調整、制御することで疾患や障害の改善を図る治療です。

センター長として、岡山大学脳神経外科より上利 崇 医師が着任いたします。
上利崇(あがり たかし)医師は、岡山大学医学部を卒業後、広島市民病院、独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センターを経て、岡山大学にて、この「ニューロモデュレーション療法」を専門に20年のキャリアをお持ちです。
(資格:医学博士、脳神経外科専門医、日本定位・機能神経外科学会機能的定位脳手術技能認定、日本てんかん専門医指導医)

領域としては、図に示す通り 脳・脊髄・末梢神経の幅広い疾患に対して適応となります。
そして、パーキンソン病・本態性振戦・ジストニア(書痙、痙性斜頸含む)・てんかん・後頭神経痛・脳卒中後疼痛・神経障害性疼痛・末梢循環不全・便尿失禁 が対象として挙げられます。

現在、当院では倉敷ニューロモデュレーションセンターの開設に向け、機器の整備、スタッフの配置等がすすめられています。
院内の説明会も開催されています。

3月9日にこのブログブログカテゴリ「倉敷ニューロモデュレーションセンター」を新設致しましたが、随時情報を掲載していく予定です。本サイト完成まで今しばらくお待ちください。(秘書・広報室)

サルコペニアについて~通所リハビリより~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

本日はサルコペニアについて紹介します。
まず「サルコペニア」という言葉、ご存知ですか?
「サルコ」とは「筋肉」 ぺニアは「喪失、減少、不足」を意味します。
40歳を過ぎると徐々に筋肉の量が減少し、80歳になるとピーク時の40%程度の筋肉量が減少します。その結果、加齢に伴い歩くことをはじめとした「運動機能の低下」がみられます。
筋肉を調べるには基本的に「握力測定」が推奨されています。握力は体全体の筋肉をみる指標となり 男性:26kg未満 女性:18kg未満を基準に筋力低下の有無を知ることができます。また、身体機能をみる為には「歩行速度」を調べることが推奨されています。
歩行速度は筋力だけでなくバランス機能、体の協調性などの能力を大まかに評価することができると言われています。
歩行速度が秒速0.8m以下を下回り筋力量の低下を認めた場合「サルコぺニア」と診断されます。
さらにサルコペニアは栄養とも関係があります。高齢になると食欲も低下し食事の絶対量が減ることでタンパク質の摂取量が減ります。「タンパク質」は筋肉を作るうえで特に重要となるのです。タンパク質を多く含む食品:しらす、いくら、赤身のマグロ、かつお、いわし、牛ヒレ肉、豚ヒレ肉、豚モモ肉、鶏胸肉、鶏ささみなどがあります。
筋肉量の低下や筋力の低下は決して高齢者だけに生じるものではありません。若くても過度なダイエットで食事が偏ったり、運動習慣がない人にもサルコペニアは発症するリスクがありえます。
ちなみに、筋力トレーニングが苦手な方がいればウォーキングがおすすめです!

サルコペニアについてお伝えしましたが、当通所リハビリテーションでもサルコペニアを予防する目的でさまざまな運動プログラムを作成しています。ゆっくりとした運動で効果がある「スロートレーニング」、足を使う「立位運動」などなど…
興味を持ってくださった方、ぜひ一度見学におこしください♪
短い利用でも大歓迎です。詳しくは倉敷老健通所リハビリテーションまで

倉敷老健通所リハビリテーション 介護福祉士 K・M

倉敷ニューロモデュレーションセンターセンター長の紹介

倉敷ニューロモデュレーションセンターは平成29年4月に倉敷平成病院内へ開設されます。
主に、DBS(脳深部刺激療法)・SCS(脊髄刺激療法)を実施いたします。
岡山大学脳神経外科より
上利 崇(あがり たかし)医師がセンター長へ着任予定です。
◎略歴:広島県出身。岡山大学医学部を卒業後、岡山大学附属病院脳神経外科、広島市民病院脳神経外科、独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センターレジデントを経て、平成17年より岡山大学脳神経外科にて病棟、外来を担当、機能的定位脳手術の手技を磨く。
平成29年4月より、倉敷平成病院倉敷モデュレーションセンター長、岡山大学医学部非常勤講師、予定。
◎資格:医学博士、日本脳神経外科学会専門医、機能的定位脳手術技術認定医、日本てんかん学会専門医指導医など。

倉敷平成病院 倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、看護師・臨床工学士・リハビリセラピスト・メディカルソーシャルワーカーがチームを作って患者さんの診療にあたります。

(この記事は3月15日に掲載いたしました。レイアウトの都合上、ブログ「倉敷平成病院だより」カテゴリ「倉敷ニューロモデュレーションセンター」について、掲載日に一部不一致があります。ご理解・ご了承の程お願い申し上げます。 秘書広報室)