歩いて学ぶ糖尿病 おかやま後楽園ウォークラリー

岡山の後楽園内を歩く「第16回歩いて学ぶ糖尿病 おかやま後楽園ウォークラリー」が4月9日(日)に開催されました。倉敷平成病院からは5名の患者さんと、スタッフとして7名の職員が参加しました。
ここ数年間はあいにくのお天気で中止となっていたウォークラリーですが、なんと4年ぶりの開催!さらに後楽園の桜も満開と絶好のウォークラリー日和でした。
参加者の皆さんは元気いっぱいで、チェックポイントにあるクイズや輪投げなども楽しみながら、けがや低血糖で倒れることもなく無事に完歩することが出来ました。このウォークラリーではゴールの速さではなく、あらかじめ設定され隠されていた目標時間に近いチームが多くの得点をもらえ、そこにクイズや輪投げの得点が加算され順位が決められました。倉敷平成病院は3kmコースを歩いたのですが、同じコースの参加9チーム中、見事1位に!糖尿病にまつわるクイズも全問正解でした。

 

そしてウォークラリーの後は、毎年恒例の食事会を岡山プラザホテルで開催しました。事前にシェフと当院の管理栄養士で打ち合わせを重ね、献立内容や塩分量などの調整を行ったヘルシー献立を頂きました。ウォークラリーでお腹もペコペコでしたが、季節の食材をふんだんに使った美味しいランチにお腹もいっぱい大満足。食事の後には当院の倉敷生活習慣病センター診療部長の青山医師より運動と食事の大切さについてのお話もありました。

糖尿病ウォークラリーは毎年この時期に開催されるので、今回参加されなかった方でも興味のある方は是非、倉敷生活習慣病センタースタッフまでお声かけ下さい。皆様の参加をお待ちしております。

栄養科 管理栄養士 MS

岡山県医師会報 女医部会報に掲載されました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2017年3月25日発行の岡山県医師会女医部会報に当院の女性医師を支援する取り組みが掲載されました。岡山県医師会女医部会は、地域、福祉活動の拠点である医師会を充実強化するため、女性医師の立場から、住民の医療、福祉の要望(ニーズ)を反映した幅広い意見を提示するなど、開かれた魅力ある医師会の構築に向けて活動すること及び女性医師の親睦、社会的地位の向上を図ることを目的として、女性医師が働きやすい環境であって欲しいという思いで発足したとのことです。
この度、女医部会より「シリーズ女性医師支援病院の取り組み」への執筆依頼がありました。
倉敷平成病院では、現在常勤医師数の約30%を占める9名が女性医師で、そのうち3名が高校性以下のお子さんの子育てをしながら勤務しています。女性医師の様々なニーズに対応し、働きやすい環境を整備している内容が紹介されました。

秘書・広報室 はる

 

湿布薬の処方枚数について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

「痛いところがたくさんあって湿布を出来るだけ多く貰えないかしら。」

以前であれば一度に10袋…20袋と処方されていた湿布薬ですが、2016年4月から処方枚数に制限ができました。

これは、1回の処方につき湿布薬は70枚までというルールです。なぜ、このようなルールが出来たのでしょうか。現状の問題点として、1回に70枚以上の湿布薬が処方されている患者さんの人数は月に30万人を超えていました。そこで、処方枚数の制限により年間数十億円の医療費削減が期待できるそうです。…数十億円って凄いですね!!!!!!!(◎-◎;)

そもそも湿布薬は肩こりや腰痛など汎用性が高く、家に常備しておいても困らないという理由から、必要以上に処方されてきたことが考えられます。このルールにより、医療費削減と併せて、医薬品の適正使用に繋げていきたいですね。

ただし、貼る場所がたくさんある場合や通院が困難等、細かい決まりはありますが、医師が必要と判断した場合は70枚以上処方が可能です。詳しくはお近くの薬局や医療機関にお尋ねください。

 

薬剤部 なか

つれづれに・・・・・・・

 お彼岸を過ぎ、遠い春雷・そよ風に運ばれる花の香り・軽やかに響く小鳥のさえずり・心地よい春眠など、視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの五感をとおして、ようやく春の気配を肌で感じられるようになりました。ただ今年はことのほか春の訪れが遅いようです。気象庁の発表では4月3日ソメイヨシノが満開を迎えたようですが、倉敷では開花をようやく迎えたとテレビ放送で聞き、平成病院の駐車場に行き、写真をとりながら、少しばかり春を感じてきました。

 さて、3月下旬~4月初旬は転勤や進学・就職など、新しい環境のなかで適応・変化しなければならないといった意味でも、あわただしい季節でもあります。

我々、ケアセンター・ショートステイの部署にも新卒の仲間を迎えることができました。こういった職場の内的な変化とともに、ショートステイに対する社会・制度的に求められる外部環境の変化に

対応可能になるためにも、『新年度に向けた目標を急いで考え、ショートステイのリハビリとして進化していかなきゃネ!』と桜を見ながら思う、私でした。

look like a young PT

 

ホルター心電図検査について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!
私が臨床検査部に来てから早くも半年が経ちました。少しずつ出来る仕事を増やし当直にも数回入りましたが、まだまだ緊張感が強く落ち着かない当直をこなすおばちゃん新人です。
四月になり臨床検査部にも若い新人が三名入ってきました。やる気に満ち溢れていて素敵です。残念ながら若い体力と記憶力には勝てませんが、おばちゃんだから気付けること・出来ることがあると思うので私も若者に負けないように頑張りたいと思います。

ところで、皆さんは脈が飛ぶ・動悸・息切れ・めまい・胸の痛みなど感じたことはありませんか?これらの症状がある時に心電図検査がよく行われますが、通常の心電図検査は記録時間が短い為、不整脈などの心電図異常をとらえられない場合があります。
不整脈や狭心症の発作はいつ起こるか分かりませんから、もっと長い時間連続的に心電図をみたい・・・そんな時に行うのがホルター心電図検査です。
携帯型長時間心電図ともよばれ、当院では心電図だけ記録するタイプと心電図と血圧を同時に記録するタイプのものがあります。
小型の機械を取り付け、自宅にて過ごしていただき、翌日取り外しに来ていただきます。
24時間の記録の中で、食事・睡眠・労作・症状のあった時間など行動記録メモを記入していただき、日常生活の中の総心拍数やどんな時にどんな不整脈がどのくらいの頻度で出ているのか?危険な不整脈は出ていないか?狭心症など心臓の虚血(心臓を養う血管の血流が悪くなる)を疑う心電図変化や血圧の変化はないか?を見ます。
不整脈の感じ方は人それぞれで、頻回に出ていたり危険な不整脈が出ていても全く症状のない人もいれば、敏感に感じ取って不快に思う人もいます。また時には症状があっても心電図には変化が見られなかったという人もいます。
通常の心電図検査で変化が見られなかった人でも、気になる症状があるなら一度医師にご相談されてみてはいかがでしょうか?
臨床検査部 H.O

BLS研修を行いました

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

先月中旬頃、当院放射線部にてBLS研修が行われました。
BLSって何と思われる方もいらっしゃると思います。
BLSとはBasic Life Support(一次救命処置)の略称です。一次救命処置とは、急に倒れたり、窒息を起こした人に対してその場に居合わせた人が、救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う応急処置のことです。専門的な器具や薬品などを用いずに行う処置であり、胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)、そしてAEDの使用を主な内容としています。正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことが出来ます。
具体的には、
意識のない人に対して、呼びかけを行い、①応答がない、②脈がない、③自発呼吸がないまたは正常な呼吸をしていない、ことを確認後、近くの人に緊急事態であることを伝え、AEDと救急車の要請を行い、救急車到着までの間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を30:2の回数で繰り返す。
途中2分ごとにAEDで心臓の動きを解析、必要であれば電気ショックを行う。
となっています。
今回放射線部では、BLS研修用の人形を使用して、「CT検査後に気分不良を訴えた患者さんが、そのまま意識不明になり心停止」という想定で研修を行いました。BLS研修自体は毎年全職員が受けているので、方法や手段は熟知しているのですが、今回のように実際の現場を想定した流れでというのは初めてだったため、例年よりも緊迫感がありました。
もし自分の目の前で緊急事態が発生した場合には、即座に行動に移れるよう、日頃からの訓練は必要だと再認識しました。
BLSに関してもう少し詳しく知りたい方は、インターネットで検索すればたくさん出てきますので、興味のある方一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
放射線部 千

平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会『胸郭運動システムの再建法』報告

先日ご案内いたしました平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会『胸郭運動システムの再建法』のご報告です。

平成29年4月8・9日の2日間、当院にて文京学院大学の柿崎藤泰先生をお招きし、講習会を開催しました。今回は『胸郭運動システムの再建法』をテーマにご講義を頂きました。先生の日頃の研究や臨床からつちかった胸郭運動についての知見に基づき、臨床でどのように胸郭について評価・治療しているのか話して頂きました。
今回の講習会を通して、胸郭を見る上で呼吸器・運動器として胸郭を2つの視点で見ることの大切さを学べたと思います。

また遠くから多くの先生方に参加して頂くことができました。
ご参加して下さりました先生方には心からお礼を申し上げます。

今後も倉敷平成病院では講習会を企画・運営していきたいと思います。
多くの先生の参加をお待ちしています。

倉敷平成病院 リハビリテーション科 川元 康平

筋肉の種類とトレーニングについて~通所リハビリより~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

前回、通所リハビリからの記事で筋肉の減少した状態を示すサルコペニアについて紹介をさせて頂きました(2017年3月9日をご参照下さい)。今回はサルコペニアへの対策として、筋力トレーニングについて紹介します。
一般に、筋肉は赤筋、白筋の大きく2種類に分類されると言われています。それぞれの筋肉の特徴を知っていると、より効率の良いトレーニングが行えるようになります。
まず、赤筋は遅筋とも言われ、ゆっくりと力が入り、強い力も発揮しにくいですが、持久力があり疲れにくいという特徴があります。持久力を必要とするマラソンランナーはこの赤筋が発達しています。
一方、白筋は速筋という別名の通り、力が入る速度が速く、強い力を発揮しやすいと言われています。しかし、疲れやすいという面もあります。瞬発力を必要とする短距離ランナーはこの白筋が発達しています。
これらの筋肉は目的とその特徴に合わせた鍛え方をする必要があります。長い距離を歩けるように赤筋を鍛えて持久力をつけたい場合は、軽い負荷の運動で回数を多く行うと効果的です。目安としては20回を3セット程度、いずれの運動も筋肉の疲労を感じない負荷で行うのがポイントです。またウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動も効果的ですが、休憩は短く行うようにし、足が重くなったら終了するようにして下さい。
対照的に、立ち上がったり、高い段に数段昇ったりするような瞬発的な力を付けたい場合は白筋を鍛えましょう。白筋を鍛えるには強い負荷で行うようにしましょう。10回行うのがきつい位の負荷で10回1セットを行い、1分程度の休憩を挟みながら疲れを感じるまで続けるのがポイントです。ただし、翌日動けなくなってしまったということの無いように、少しずつセット数を増やすように気を付けて下さい。
いかがでしょうか、少し複雑な内容になりましたが、みなさんのご自宅でのトレーニングに活用してみて頂ければと思います。当通所リハでは、担当スタッフが利用者様の目標に合わせた運動プログラムを作成し、実施して頂いています。日常生活でお困りの方、もっと活動の場を広げたい方、ぜひ見学お待ちしています。

倉敷老健通所リハビリテーション 理学療法士 O・Y

糖尿病リンクナース誕生

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

当院で糖尿病リンクナースが誕生しました。
昨年度から院内認定の糖尿病リンクナースを育成し、糖尿病認定看護師と薬剤師、管理栄養士とともに病棟の糖尿病患者さんを対象に回診をします。
院内認定ではありますが、糖尿病に対する知識・技術をもったスタッフを育成しています。
毎年新たな糖尿病療養指導士も誕生しています。
これからも平成病院に入院される患者さんの良好な血糖コントロールを目指し、患者さんが上手に糖尿病と付き合っていけるよう支えていきます!

糖尿病療養指導士K

第89回糖尿病料理教室

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:


4月1日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第89回糖尿病料理教室」を開催しました。

前年度から続いている世界旅行シリーズはいったんひと休みして、今回はお花見弁当を作りました。桜満開になるかと思いきや…今年の開花は遅めだったためお花見はおあずけ。しかし、花形の大根や蓮根挟み焼、八ッ橋をはじめ、たけのこやふき、菜の花など春野菜をふんだんに使い、お弁当箱の中身は色鮮やかな食材で春満開になりました♪

次回は6月10日(土)開催予定です。初夏らしいメニューをそろえて、皆様の参加をお待ちしております。

💛デザートタイム💛

シナモンを効かせたおなじみの八ッ橋
生地でいちごとマービーのあんこを包みました。
中の具をいろいろ変えて、アレンジも出来そうですね♪

◎本日のメニュー◎

○ 2色おにぎり:刻んだ小梅と菜の花を混ぜ込んだ2色おにぎりを作りました。
○ 鮭のねきチーズあん:ねぎと2種のチーズを使った濃厚なあんを焼いた鮭に塗りました。
○ エビの蓮根挟み焼き:エビと豆腐をよく混ぜ合わせて、レンコンで挟んで焼いています。低カロリーでのボリュームあり!
○ 大根梅酢漬:桜型で抜いた大根を梅酢で漬けて、ほんのりピンク色に仕上げました。
○ 煮物盛り:にんじん、こんにゃく、いんげんを入れた信田巻きとふき、たけのこの煮物で春らしい一品に。
○ 和風ナムル:薄口しょうゆ、みりん、白ゴマで和風に仕上げました。
○ すまし汁:とろろ昆布のすまし汁に手まり麩と結び三つ葉を飾り、上品に。
○ 八ッ橋:電子レンジを使用して簡単に作れます。生地は薄く伸ばすとおいしいですよ。

計504kcal
たんぱく質30.5g、脂質9.5g、炭水化物80.1g(糖質74.0g、食物繊維6.1g)、塩分2.4g
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

糖尿病療養指導士 S.H.