第56回のぞみの会YouTube動画 第7弾を配信

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

『第56回のぞみの会』の第7弾が本日12月20日(月)先ほどから配信開始となりました。
今回は「作品紹介『ギャラリーのぞみ』」です。

例年の のぞみの会で人気のコーナー『ギャラリーのぞみ』が動画と冊子に登場です。
全仁会グループ内の施設である倉敷老健・通所リハビリ・ケアセンターショート・リハビリステーションピース・グランドガーデン・よくなるデイ南町・ヘルプステーション南町・ケアハウスの8施設の皆様が、レクリエーションや創作活動などで作られた作品をご紹介しています。

次回はとうとう最終回です。12月27日(月)「新救急棟紹介 『ぜっとくんと歩く病院探検』」と「閉会のご挨拶」、2本の動画配信を予定しています。どうぞお楽しみに。

第56回のぞみの会実行委員

神経性皮膚炎の鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

50代の女性で、肩こりで月2回程度、長年当鍼灸院に通っている方がおられます。
ある日の治療中、火鍼(かしん)の話になり、「火鍼を使って帯状疱疹、皮下脂肪腫やイボなども治療できますよ」とお話ししましたら、彼女は「では、こんな症状でも治療できますか」と言いながら衣服をずらしました。
すると、両側の前腸骨棘のあたりの皮膚に、左右対称的に直径3センチほどの丸い発疹が見えました。色が赤黒く、やや盛り上がって表面がサラサラした感じでした。
発疹の様子から見れば、以前に見た神経性皮膚炎の様子に非常に似ていることから、私は「これは神経性皮膚炎ですね」と言いました。
詳しく聞いてみたら、実はこの患者さんは長年この皮膚の症状に悩まされていました。かゆみが強くて、度々睡眠中にかゆみによって目覚めるそうです。特に病院で診てもらったことはありませんが、まさか鍼灸で治療できると思わず、今までこの症状に関して相談されることもありませんでした。
私は初めに普通の鍼灸鍼で発疹の周りに数本刺してみましたが、あまりかゆみの改善が見られなかった。そして患者さんと相談して同意を得たうえで火鍼を使って治療してみることにしました。

一回治療した後、少しかゆみの軽減が見られ、さらに3回治療した後、かゆみはほとんど消えました。局部に増厚した皮膚も薄くなり、色も黒ずんだ赤みから薄い暗紅色に変わりました。夜にかゆみで目覚めることもなくなり、長年の悩みはなくなり、患者さんからは大変喜ばれました。
火鍼は古代に使われていた九種類の鍼灸鍼の一種です。耐熱金属で作られたもので、治療する際に、アルコールランプで鍼を赤くなるまで焼いて、熱いうちに瞬時に皮膚に刺入してすぐ取り出します。一部の難治性の病症に非常に良い効果が得られる場合があります。

ヘイセイ鍼灸治療院  甄 立学

ヘイセイ鍼灸治療院 電話:086-427-6688

令和3―4年末年始 倉敷平成病院外来診療と面会のご案内

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

 

令和3年度年末年始の診療ですが、12月29日(水)(終日)の診療をもちまして、年内の外来診療は終了となります。

年末年始の万が一の急な怪我や体調不良がありましたらご連絡ください。(☎086-427-1111)

緊急対応をしている場合もございますので救急外来は待ち時間が長くなる場合もあります。事前にお電話での受診確認をおすすめしております。

令和4年は1月4日(火)より通常通り外来診療を行います。

尚、12月30日(木)~1月3日(月)は入院患者さんとの面会を【面会制限】から【面会禁止】とします。

ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

秘書広報課

あわてんぼうのサンタさん登場

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

今年も残りわずかになり、毎日忙しく過ごされているのではないでしょうか。街はイルミネーション一色。常にクリスマスの音楽が流れ、ついつい口ずさんでしまいますね。

12月14日(火)、ショートステイでは今年最後のイベントとしてクリスマス会を開催しました。
催し物として職員による「あわてんぼうのサンタクロース」の寸劇を行いました。あわてんぼうなサンタクロースのクリスマス前の慌ただしさを、職員オリジナルの脚本で演出し、ご入所の方にも職員にも笑顔溢れる楽しいひと時となりました。

 

寸劇の内容は寝坊のサンタクロースのパジャマ姿から始まり、実際にそりをトナカイが引っ張りサンタクロースを誘導。あの曲に合わせて煙突に落ちる一幕まで… ご入所の方にもサンタ帽子やトナカイカチューシャを付けてもらい、音楽に合わせてリズムを取ってもらいました。

おやつの時間には、イチゴのショートケーキとチョコレートケーキを選んでいただける様にし、ジュースで乾杯!皆さま喜んで召し上がられ、一年の締めくくりにふさわしい楽しいイベントとなりました。

ところで皆さんはトナカイ一匹ごとに名前が付いている事を知っていましたか? 赤鼻のトナカイの名前は「ルドルフ」と言うそうです。今年は世界的にサンタクロースが不足しているそうです。当日、皆さんの所にも素敵なプレゼントが届くと良いですね。

ピースガーデン倉敷ショートステイ 介護士 Y

 

糖尿病治療と「ケトアシドーシス」について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

日本糖尿病学会から、SGLT2阻害薬について、「周術期におけるストレスや絶食により、ケトアシドーシスが惹起される危険性があるため、手術が予定されている場合には術前3日前から休薬し、食事が十分摂取できるようになってから再開する」と2020年12月に提言されてから1年が経過しました。「ケトアシドーシス」というのは、どのような状態のことでしょうか。

まず、「糖尿病性ケトアシドーシス」は、糖尿病の高血糖性の急性代謝失調で、インスリンが不足した場合や、コルチゾールやアドレナリンなどのインスリン拮抗ホルモンが増えてインスリンの作用が弱まった場合などに発症します。インスリンの作用が弱まると血液中のブドウ糖を利用できなくなり、代わりに脂肪酸を分解してエネルギーをつくり出す仕組みが身体に備わっています。これにより、脂肪酸の分解副産物である「アセト酢酸」、「β-ヒドロキシ酪酸」などのケトン体が血液中に増え、ケトーシスという状態になります。ケトン体は酸なので血液が酸性に傾き、「ケトアシドーシス」と呼ばれる状態を引き起こします。1型糖尿病ではインスリンがもともと体内で不足しているので「ケトアシドーシス」の発症リスクが高く、「糖尿病ケトアシドーシス」は1型糖尿病に多くみられる代謝異常です。

一方、「SGLT2阻害薬」は、2型糖尿病の治療にも使用される薬です。尿中に一度排泄されたブドウ糖の再吸収を抑制するので、血液中のブドウ糖を尿と一緒に体外に出して血糖値を下げる作用があります。食事を摂れない状態では、尿中へのブドウ糖排泄が促進されるために体内のブドウ糖が不足し、代替エネルギーを作り出すために脂質代謝が亢進するので「ケトアシドーシス」が引き起こされます。「SGLT2阻害薬」服用中は、薬の作用により血糖値が高くならないので、「正常血糖ケトアシドーシス」が起こり、気づくのが遅れることがあります。この場合は、治療初期から十分なブドウ糖とインスリンの補充が必要です。

「ケトアシドーシス」の主な臨床症状は、悪心、嘔吐、食欲減退、過度の口渇、倦怠感などです。このような初期症状を知っておき、異常があれば、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。日常生活においては、「シックデイ」と呼ばれる、発熱や嘔吐下痢を発症した状態のときには注意が必要です。また、過度の糖質制限ダイエットにも注意が必要です。

ただし、「SGLT2阻害薬」が特別に危ない薬ということではありません。1型糖尿病にも使用できる、体重を減少させる、心不全による死亡率を低下させる、慢性腎不全の進行を遅らせる、など、新しい効果も解明されて多くの患者さんに恩恵があります。もともと糖尿病はブドウ糖の代謝異常ですから、食事や運動といった生活習慣とは密接な関係があり、すべての薬で特徴や注意が異なります。まずは、自分の薬を理解すること、そして、正しい生活習慣を送り、特に冬場は感染症などによる体調変化に注意することで、危険な状態を回避できます。私たちと一緒に、糖尿病治療に取り組みましょう。

薬剤師 いっちー

師走を迎えて

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

気付くといつの間にか12月も中旬に。来週22日は二十四節気の一つ、冬至です。昼の長さが一番短い日、柚湯に浸かって一年の疲れを癒す日です。今年は皆様にとってどんな一年でしたか?相変わらずのコロナ禍で行動自粛、感染対策の厳守生活の中で、手も足も伸ばせない窮屈な、ストレスの溜まりやすい長い一年間ではなかったでしょうか。それでもようやく日本では感染者数の低下した状態が続くようになり一段落です。オミクロン株の不気味な存在は報じられていますが、ここはゆっくりとお湯に浸かり、一年の疲れや垢を落としましょう。一昨年のちょうど今頃(2019年11月28日)、ブログの担当を依頼され、新年を迎えるにあたって十分な体力作りをして元気に過ごしていきましょうと具体策を書かせてもらいました。

1)昼寝30分/日
2)朝食を十分に摂ること
3)日光浴15分/日、散歩
4)体操、筋トレ、バランス練習
5)歌を歌う など。

今年はここまで無事乗りこえてきた皆様一人ひとりの頑張りに敬意を表し、来るべく年に新たな一歩を確実に踏み出せるよう、ゆっくりと心と身体の休息をとりましょう、と記して終えたいと思います。

訪問看護PT T.O.

インフルエンザ予防の取り組み

寒気の厳しい日が続く中、今年もいよいよ残りわずかとなってきました。
皆様体調の方はいかがでしょうか?

コロナウイルスの新たな変異株が猛威を振るっているなか、毎年秋から冬にかけてはインフルエンザの流行シーズンです。高熱や関節の痛みなどを伴い、人によっては重症化する恐れもあります。感染経路には、飛沫感染と接触感染があり、流行を防ぐ為には、ウイルスを体内に侵入させないことや周囲にうつさないようにすることが重要です。
今回は通所リハビリで行っているインフルエンザの予防の取り組みについてご紹介していきます。

①マスク着用
通所リハビリでは毎日100名以上の方が来所されます。飛沫感染を防ぐため朝迎えのバスから、自宅へ帰るまで日中マスクの着用をお願いしています。しかしマスクを着用していても、途中でしんどいからとマスクを外してしまったり、鼻や顎が隠れていないなど正しい着用が出来ていない方、また昼食後やお茶を飲んだ後にマスクを着けるのを忘れている方もおられ、その都度声を掛けており、正しいマスクの着用方法やマスク着用の必要性などもお伝えしています。

②検温・手洗い消毒
フロアへご案内する際、中へウイルスを持ち込まないように入り口で検温、消毒をしフロア内へご案内しています。
また接触感染を防ぐため昼食・おやつ前後などにも机の消毒・手洗い・手指消毒を行っています。

 

 

 

③換気
12月に入り、寒い時期が続く中フロアでも暖房をつける日が増えてきました。
フロアでも1時間に1度5分間の窓を開け空気をきれいにするようにしています。窓を開けると、寒いから早く閉めてほしいとの声も上がります。しっかり換気の必要性を説明し、職員・利用者厳しい5分間に耐えています!

 

他にも普段の健康管理も必要です。インフルエンザは免疫力が弱っていると感染しやすくなりますし、感染した時に症状が重くなってしまう恐れがあります。普段から、十分な睡眠とバランスの良い食事を心掛け、免疫力を高めておきましょう。
また、予防接種を受けることも重症化を防ぐための予防方法の一つです。

 

このように日々試行錯誤しながらですが、職員・利用者全員のご協力があってこその感染対策になります。ここ2年程感染対策が続いていますが、毎日ご協力していただき、本当にありがとうございます。
さてこれからがインフルエンザの本番です。コロナウイルへの不安もある中私も心が折れそうな時もあります。しかし、皆様が安心して元気に通所リハビリに通って頂けるよう職員一同頑張ってまいります!

通所リハビリ 介護福祉士 N.K

ケアセンターショートステイのベッドマットレスについて

皆さんは「褥瘡(じょくそう)」という言葉を聞いたことがありますか?

一般的には、「床ずれ(とこずれ)」と呼ばれているので、こう聞くと、聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか。

褥瘡は、皮膚の赤みや内出血から始まり、症状が進むと、水ぶくれができ、ひどい場合には皮下脂肪や骨にまで傷が広がることがあります。特に高齢者に多いとされていて、自力での寝返りが難しい方や、骨が突出しているために、その部分の圧迫が強くなったり、長時間同じ体勢でいると血流が悪化したりすることが原因で褥瘡になりやすいとされています。
また、ベッド上などで体を引きずることも、その摩擦によって褥瘡ができやすくなります。体に合わないマットレスを使用していることで、快適に眠れないだけでなく褥瘡を引き起こしてしまう危険性も潜んでいます。

ケアセンターショートステイでは、褥瘡を予防するためや快適に就寝していただくために、6種類ものベッドマットレスをご用意しています。

かためでほどよいクッション性のあるもの、体重の軽い方でも十分に身体が沈み込み、高い耐圧分散効果が得られるもの、寝返りのうちやすい低反発なマットレス、褥瘡のリスクに対応した褥瘡予防マットレス、介護者の負担を軽減する自動的に体位変換を行ってくれるエアマットレスなどがあります。

状態の変化により、体位変換がしにくくなった方に、自動体位変換エアマットに変更した方や、マットレスを変更したことで仙骨部の褥瘡が治癒したかたもおられます。

体にあったマットレスを使用し、よく眠れたよ、と話してくださる利用者様もおられました。自宅で生活されていて気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひショートステイへお気軽にご相談ください。

介護福祉士 T

第56回のぞみの会YouTube動画 第6弾を配信

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

『第56回のぞみの会』の第6弾が本日12月13日(月)先ほどから配信開始となりました。
今回は「体験インタビュー『パーキンソン病の外科治療を受けて』」です。

病を患うことは誰しも思いがけなく、辛いものです。病気によっては完全に克服するというよりはむしろ、それを受容し、共に生きていくという方も多くおられます。そういった方々の病に向き合う心構え、姿勢や治療法等の体験談は、私たちに多大な知恵と勇気を与えてくれます。

今回お話を伺ったのは、今年4月にパーキンソン病のためDBS(脳深部刺激療法)の手術を受けたKさん(60代女性)です。手術を受けて約3か月経ってからの状況を語ってくださいました。(2021年7月 のぞみの会実行委員インタビュアーがお話を伺いました)

主治医の院長先生と牟礼先生も後半にコメントをくださっています。

次回は12月20日(月)、「作品紹介『ギャラリーのぞみ』」の動画配信を予定しています。どうぞお楽しみに。

第56回のぞみの会実行委員

病院機能評価受審しました

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

11月17・18日に病院機能評価を受審しました。
病院機能評価受審の目的は「改善」です。私たちが実施している医療を第三者に評価してもらいます。評価していただいた内容についてはさらなる質の向上に努め、改善すべき点は助言をいただけます。改善を実施することが職員の意識変革、患者サービスの向上、効率的で機能的な組織運営に繋がります。

当日までに領域担当者を中心に議事録やマニュアルの整備を実施したり、模擬サーベイや環境訪問を行ったりしました。ケアプロセス調査では各病棟で多職種と協力してわかりやすく充実したプレゼン資料を作成しました。模擬ケアプロセス調査は担当医師も参加して準備しました。

当日は6名のサーベイヤーが訪問し、領域ごとの面接調査やケアプロセス調査、部署訪問を行いました。サーベイヤーとのディスカッションでは白熱し、予定時間を超過することもありました。また、随所にサーベイヤーから改善点を優しく提示していただきました。最後の講評にて「おおむね良好」と言っていただくことができました。

中間的な結果報告は2022年1月中旬ごろとなります。次回受審は大阪万博開催予定である4年後の令和7年(2025年)です。今回いただいた改善点を真摯に受け止め、職員一同、これからも地域の医療に努めてまいります。

病院機能評価事務局 T