整形外科領域での超音波(エコー)検査

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温かい季節になってきました。外で運動するのにも気持ちのいい気候です。

運動には怪我がつきものですが、今日は整形外科領域での超音波(エコー)検査を紹介します。

超音波検査というと腹部や心臓の検査というイメージがあると思います。以前は体の表面に近い部分では鮮明な画像が得られなかったのですが、近年は装置の発展により体表部分でも鮮明な画像が得られるようになったため整形外科領域でも多く使われるようになりました。

コーの特徴は、身体に及ぼす影響がほとんどないことや運動器の動きをリアルタイムで観察出来ることです。レントゲンとは違いエコーではおもに靭帯や腱、筋肉など軟部組織の診断に長けているので、捻挫や打撲など軽く考えがちな症状でも損傷・出血の程度、範囲などを検査することが出来ます。

整形エコー検査は主に毎週水曜日のスポーツ外来で行っています。エコー装置の新規購入も検討していて、これからも検査精度・技術の向上に努めていく所存です。

 

放射線部 T.F