第51回のぞみの会作品展示報告~倉敷老健より~

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image00811月6日(日)に『第51回 のぞみの会』が開催され、医師紹介や最新の医療情報などの勉強会に加えて、『ふれあいコーナー』では全仁会グループの入所施設や通所サービスなど介護事業所の紹介も多く、沢山の方に包括的な地域ケアについて関心を持っていただく良い機会となりました。image010

今回は、老健からの『展示作品』について、ご紹介します。倉敷老健では日頃から創作活動や小集団リハビリで取り組んでいる作品に加え、趣味活動で取り組んでおられる個人作品もお借りして沢山の作品を出展しています。目標を持っていただく良い機会なので、リハビリの一環としても個人作品の取り組みを勧めるのですが、夏を迎える前から新しい作品のアイデア探しが始まり、リハビリ職員は頭を悩ませます。boshi
toriしかし、10月になって1つずつ作品が完成する度に感動もあります。「Aさんは、こんな能力もあったんだね」と普段のリハビリだけでは分からないことが沢山発見できます。これが、我々の楽しみなのです。
もう一つ個人作品を紹介します。
2ヶ月ほど前から西瓜のロールピクチャ―に取り組んで下さった『Bさん』は、とても几帳面な方で、画用紙から糊がはみ出ないように慎重に塗っては乾くのを待ちながらと始めはのんびりペースでしたが、作業にも慣れて日程が近づいてくると「間に合うかな?」image012と自分で創作セットを準備して積極的に作業されるようになりました。心配性の私は、作業が過度にならないか様子を伺っていましたが、午前は新聞の後に、午後はおやつの後にと時間を決めてご自分で調整しておられ感心しました。楽しみや手のリハビリだけでなく、『注意・集中』,『計画性』など創作活動の認知機能改善効果の可能性について改めて実感しました。私にとっても勉強になる良い体験でした。
当日は病棟のリハビリスタッフに送迎の手を借りて、会場の作品見学に行くことができました。
自分の作品だけでなく、多くの展示作品に驚きながらも熱心に見学され「1日しか飾らんのは、もったいないねぇ~」と本当に残念がりながら話に花が咲いていました。沢山の笑顔に会えた、楽しい1日でした。来年もしっかり、頑張ります!!

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