日別アーカイブ: 2019年10月15日(火曜日)

令和元年度 JA岡山西 健康フェアに参加しました

10月4日(金)、JA岡山西、庄支店で開催された「健康フェア」に体操指導という形で参加しまた。健康器具を実際に体験するブースが設けられていたり、健康食品の試飲や試食が行われていたりと「健康」に興味や関心を寄せられている方々が多数参加されていました。

体操の時間は30分間と短めでしたが、来場された多くの方に参加していただくことができました。
体操は座位での全身のストレッチ、立位での筋力トレーニング、脳活性を意識した脳トレーニングという順に行いました。ストレッチではひとつひとつの筋を意識してもらうため、筋の場所やストレッチの際どの部位を意識するかなどを説明しながら行いました。
筋力トレーニングでは目新しい運動は取り入れず、筋トレとしてなじみの深いスクワットなどが自宅でも正しく行えるよう、注意点などを皆さんと確認しながら行いました。
スクワットの様子を見て回っていると、ご参加の方から「スクワットが正しく行えているか見て欲しい」と声をかけていただく場面もありました。
多くの方々が自宅でも自主トレなど運動を行っておられたり、普段から100歳体操などに参加しておられたりと健康への意識の高さが伝わってきました。

最後の脳トレでは左右の手で別の動きを行ったり、あえて混乱しやすい設定で手を動かしてもらったりとゲームのような感覚で参加していただけました。初めて体験される方が多く、間違える場面もありましたが、間違ったことを皆で笑い合いながら、楽しんで参加していただくことができました。体操終了後に「家でも運動だけじゃなくて認知症予防もせんといけんな」とお友達と話されていたことがとても印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

今回の健康フェアを通して、地域の方々の健康に対する意識の高さを改めて感じることができました。また地域に目を向け、健康促進のための活動を発信することの大切さも学ぶことができました。今後もこのような場に積極的に参加し情報発信していきたいです。

予防リハ PT S

中高年の失明の原因を知っていますか?

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症で、夜盲をきたす網膜色素変性症、最近増えている加齢黄斑変性がそれに続きます。

糖尿病網膜症は高血糖の持続による細小血管障害を原因とする網膜症です。糖尿病罹患後、数~10年で発症し、単純網膜症→増殖前網膜症→増殖網膜症の順に進行していきます。初期は自覚症状がほとんどなく、症状が出現するころには網膜症がかなり進行していることが多いです。

糖尿病網膜症の発症ついて

糖尿病の発症は、糖尿病の罹患期間と密接に関係しており、未治療で放置した場合、7~10年で約50%、15~20年以上で約90%に網膜症が発生します。

糖尿病患者は1000万人を超え、そのうち糖尿病患網膜患者は140万人と推計されています。糖尿病網膜症は適切な血糖コントロールと眼科治療により、発症・進行を抑制できるようになってきていますが、初期の段階では自覚症状が全くないため重症になるまで眼科を受診しないことが問題となります。

糖尿病網膜症はとにかく血糖コントロールが重要です。当院の生活習慣病センターでは糖尿病網膜症を早期に発見するために、年に1度は眼科を受診するようにおすすめしています。当院は同じフロアに眼科が併設されています。糖尿病網膜症の予防・治療のために連携を図っています。待ち時間の間に受診される方も多くいらっしゃいます。

食欲の秋です。この時期は、ブドウや柿など果物がとてもおいしくて、ついつい食べる量が増えて体重が増えやすくなります。糖尿病網膜症にならないために食べた後は体を動かして血糖コントロールをつとめていきましょう。