日別アーカイブ: 2019年10月6日(日曜日)

感染対策、医療安全に対する取り組み~職員向け勉強会開催報告~

カテゴリー: お知らせ, 看護部, 事務部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

 9月24日感染対策会議・リスクマネジメント委員会による同日開催の法令研修が行われました。
まず「なぜ・なにSafeMaster」という題名で、医療安全管理者の加納師長より講演がありました。SafeMasterとは、2019年1月より導入した全仁会グループ共通で使用するインシデント管理システムのことです。この導入により統計分析が容易になり、傾向の把握やフィードバックもしやすくなりました。医療事故の発生を未然に防ぐために、振り返りを行い改善策へ活かしていく行動の重要性を改めて感じました。
感染対策会議からは「今、流行の感染症について」というタイトルで、呼吸器科の矢木先生より講演がありました。風疹や手足口病、インフルエンザなどについてわかりやすく解説していただきました。中でも風疹は飛沫感染のため感染していても気づかない人が多く、誰でも感染するリスクがあるためワクチン接種が重要となります。このような知り得た情報を周囲へも発信し、みんなで感染予防に努めていきたいと思いました。
医療安全や感染対策は、我々医療人の業務と密接に関係しています。今回の研修での学びを念頭において業務へ活かしていきたいと感じました。

感染対策委員 2階看護師 T

ニューロモデュレーションと医療機器について

倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設し、今年で3年目を迎えました。以前、臨床工学技士の役割について紹介しましたが、今回、SCS・DBS治療の機器説明における臨床工学技士の関わりについて紹介します。SCS・DBS治療では患者さんが日常的に機器(コントローラ)操作をすることがあります。機器操作を行うメリットとしては自分で動きや痛みをコントロールすることができ、日々の体調に合わせて調整することが出来ます。コントローラの種類は使用するメーカによって変わります。最初は「コントローラの操作は難しいのでは?」・「怖くて触る(操作する)のが嫌だ」と言われる患者さんもいますが、徐々に興味津々で操作しています。患者さんの機器操作(操作手順・刺激の強弱・プログラム変更・MRIモード設定など)に対する不安や医師の負担減を目的に、医療機器のスペシャリストである臨床工学技士が指導を行っています。

手術後から機器操作を行いますが、操作説明書は細かい内容も記載していることもあり、すべてを読むには時間がかかります。当院では必要最低限の機器操作マニュアル(A4用紙4枚程度)を作成し、提供しています。患者さん個々にあわせた操作説明を行うため、十分な時間を確保し慣れるまで指導を行っています。
また、退院後のフォローも行っており、入院期間中に機器操作を覚えられなかった場合は、外来受診時に継続して機器操作の説明を行っています。

臨床工学技士が接する事で、少しでも不安を取り除けるように貢献しています。

倉敷ニューロモデュレーションセンター ME T