チーズフォンデュやチーズダッカルビなど最近チーズ料理が流行っています。これから忘年会、クリスマスといったパーティーやイベントで、いつもより食べる機会も増えてくるのではないでしょうか。
しかし一口にチーズと言っても様々な種類があります。
チーズは大きくわけてナチュラルチーズとプロセスチーズに分類されます。
ナチュラルチーズ:菌の発酵が進み続けているチーズで、輸入チーズの多くはこのナチュラルチーズ。
カマンベール、モッツァレラ、チェダー、ゴルゴンゾーラなど。
加熱処理をしていないため発酵に必要な菌が存在しており、時間が経つと味が変化していく。
プロセスチーズ:チーズを加熱して溶かし再度固めたもの。
スライスチーズ、さけるチーズ、などスーパーでよく見かける食卓でおなじみのチーズ。
時間が経っても賞味期限内であれば同じ味に保たれる。
次にチーズの栄養についてみていきましょう。チーズの成分の22~28%を占めるのはタンパク質です。チーズは良質のタンパク質を含むため、「白い肉」とも呼ばれています。また、カルシウムはもちろん、ビタミンA、ビタミンB2も多く含まれています。
以下はチーズ別の栄養素一覧です。
牛乳と比較してみると一目瞭然ですね。
チーズは糖尿病食品交換表では乳製品のグループではなく、タンパク質のグループに分類されます。
しかし、脂質と塩分はとても高いため注意が必要です。
クリームチーズはチーズの中でも脂質の量が多いため、タンパク質のグループではなく脂質のグループに分類されます。
チーズは種類も成分も様々です。好み、料理によって使い分けができますが、糖尿病の方は脂質の少ないチーズを選ぶのがおすすめです。脂質の少ないチーズはカッテージチーズの他にモッツァレラチーズ、リコッタチーズがあります。
チーズ盛り合わせなどで出てくるとついつい食べ過ぎてしまうのでご注意ください。暴飲暴食に気をつけて新しい年を気持ちよく迎えましょう。
糖尿病療養指導士 S.N