脳深部刺激療法で新しい刺激装置を導入しています

このたび、当院上利崇倉敷ニューロモデュレーションセンター長が、平成29年5月に新しく厚生労働省から承認された「非充電式Infinity脳深部刺激量(DBS)刺激装置(IPG)」を日本国内で初めて臨床使用したとの証明書がアボットより発行されましたのでご報告いたします。
今回の新しく承認されたDBS刺激装置の特徴は、電極から発せられる電流に指向性をもたせ、副作用が生じる恐れのある部位に刺激を与えることなく、患者様の症状に合わせて刺激の報告を調整することができるものですアボット ニュースリリースより一部抜粋)。

7月3日に、振戦(ふるえ)症状の患者さんに対して脳刺激装置埋込術が実施されました。患者さんの経過もよく、ふるえが抑制されました。術後は、必要な刺激の調整やリハビリ、検査を実施した後、7月21日にご退院されました。
新しく承認を受けた治療器については「電界に指向性をもたせることで、刺激による副作用を軽減し、刺激の効果を最大にできることが期待されます。これにより患者様のQOLの向上が大いに期待できます」と上利センター長も語っています。

秘書・広報課