日別アーカイブ: 2016年7月15日(金曜日)

画像診断機器の保守管理

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

ブログ梅雨のじめじめした日々が続いて、気持ちも身体も今一つスッキリしない方も多いと思います。梅雨で湿度が80%を超えるような日が続くと、皮膚の水分を保持する機能が低下し、それが私たちにとって不快感の元になるそうです。
病院で使われている医療機器の中で、特に私たちが扱っている画像診断機器も高温多湿が苦手で、温度湿度管理も重要な保守管理として位置付けられています。湿度が高いと急激な温度変化で結露が発生する事があり、装置の起動不良、動作の不安定化、データの損失、機器の物理的破損など不具合が発生する可能性が高くなります。ですから、コンピューター室はもちろん、一部の検査室も年中一定の室温湿度が保てるように設定しています。検査室の室温は20~25℃で調整しており、夏場は寒いと感じられる方もいらっしゃる程度です。
画像診断機器は、性能を常時適切な状態に維持するために、技師が毎日行う日常点検と年に数回のメーカーが行う定期点検を実施しています。装置の精度が不安定なら画像診断に大きく影響しますので、必ず適切な形で行わなければなりません。
当院では、目的に応じた様々な検査機器がありますが、各担当者が責任を持ってメンテナンスを行うことで装置の精度維持に努めています。

放射線部 ZOO