日別アーカイブ: 2016年7月4日(月曜日)

介護予防~栄養について~

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

ひまわりが日に日に背を伸ばし始める季節となってきましたね。みなさん体調はいかがでしょうか?熱中症や脱水症状にならないように注意してください。
さて、今回は低栄養についてお話したいと思います。みなさんは栄養面を考えてお食事をされているでしょうか?うどんだけ、丼物だけ、くだものだけ。という方、もしくは、バランスよく食事を食べているから大丈夫、3食食べてるから大丈夫と思っている方、要注意です!!!低栄養は、年齢、性別、疾病の有無に関わらず誰でもなり得るのです。
自分でも気づかぬうちに栄養素が不足し、低栄養状態になっているかも知れません。エネルギー(糖質・脂質)は言葉通り身体を動かすエネルギーになるため、糖質・脂質がともに不足すると命に関わる危険な状態と言えます。
また、低栄養状態になるといくつかの症状が出てきます。
① 筋肉や骨の減少を伴う体重減少
② 筋肉や骨の減少に伴う運動機能の低下
③ たんぱく質不足による皮膚の異常
④ 免疫力の低下
⑤ 体力の低下による悪循環による疾患の悪化
ひとつでも思いあたるものがあれば低栄養状態になっているかもしれません。
私たち、倉敷平成病院予防リハビリでは、要支援認定をもたれている方の対象に、栄養相談を行っています。横浜市立大学附属市民総合医療センター若林秀陸先生によると「栄養はリハビリのバイタルサイン」と言われており、栄養についての研究も多くされています。実際に栄養相談時に使用しているMNAについて説明をしたいと思います。
MNAとは、BMIを含む6つのスクーリング項目と、12のアセスメント項目があり20160704
総合評価は30点満点で17点以下は低栄養、17点~23.5点低栄養恐れあり、
23.5点以上は正常と評価することが出来ます。
短時間で現在の栄養状態が簡易的に判断でき医療・福祉の現場で多く使用されています。
深刻な状態にならないように普段からの予防と早期発見が重要となります。バランスの取れた食事を摂取することも大切ですが、あわせて適度な運動も必要となります。低栄養状態が長期続くと筋肉量の減少し運動能力や基礎代謝を低下させ食欲不振をまねきます。健康維持のために行っている運動効果を高めるにも、栄養状態を知ることはとても大切なことです。栄養バランスの取れた食事を3度摂取し元気な身体作りをしましょう。

※ネスレ日本株式会社ネスレヘルスサイエンスカンパニーより引用

倉敷平成病院通所リハビリではプログラムとは別に介護、リハスタッフによる個別トレーニングや3ヶ月毎に評価習慣を設けています。興味のある方はお気軽にご連絡ください^^

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