40歳代の男性がめまいやふらつきなどを訴え、当鍼灸院に来院されました。8カ月前にストレスから
不安感や胸の圧迫感が現れ、心療内科で抗うつ剤の治療を開始しました。5カ月後には症状が落ち着いてきたので減薬し始め、それから2カ月後に症状の再発はないので、すべての薬を止めました。しかし、完全に薬を止めてから1週間後に、めまい、ふらつき、思考力低下などの症状が現れました。この患者さんは抗うつ剤の治療を再開せずに鍼灸治療で症状を改善したいと思って、当鍼灸院を訪れました。
この患者さんには上に述べた症状以外に、腹部に冷感があり、時々下痢をし、右の脈は緊、舌質は暗く、舌苔は薄白、舌面に水分が多い。以上の状況からこの患者さんには、胃腸に水湿と寒邪の停滞があると考えました。
治療は、胃腸の働きを良くして水分代謝を促すツボとして曲池(きょくち)、上廉(じょうれん)、足三里、中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)を取り、冷えに対して三陰交、陰交を取り、頭脳の気血運行を改善するために下関(げかん)、攅竹(さんちく)、百会(ひゃくえ)などのツボを取って鍼灸を行いました。
1回目の治療後の翌日からすべての症状が軽減し、週1間隔、数回治療した後、症状が完全に治まりました。
うつと診断された患者さんですが、胃腸の機能改善を中心に治療した結果、症状は完全に良くなりました。症状だけにとらわれず、体質の判断から治療を施すことの重要性は改めて認識できました。
ヘイセイ鍼灸治療院 MK



は元気だったのですが、鍼灸院のブログを書くのが久しぶりになってしまい、心配や心待ちにしてくださる患者さんも居られたみたいで、駄文が読まれていると思うと顔が火照り腫れ上がるほど恥ずかしい気持ちになります。
イ鍼灸治療院に来られた。
に行っても症状は変わらない。痛いから外出する気にもなれない。胃はムカムカするから食べ物も美味しく食べられない。とにかく毎日生きるのが辛いと言って来院されました。診てみると患者さんは胃が冷えていました。胃が冷えているから体の気が滞って血が上手く巡らないでいる状況だと分かり治療を開始しました。足陽明経(胃経)と督脈を温める治療を中心に行い約2ヶ月が過ぎようとする頃、患者さんから「胃が良くなってきて美味しくご飯が食べられるようになってきたよ」と効果を実感する声が。さらに2ヵ月後、「耳鳴りも夕方に少し鳴るだけでよく眠れるし、神経痛も右の踵に少しあるだけ。これで旅行も行けそうだわ」と嬉しい一言が聞けました。患者さんは元気になったからお正月は淡路島に女子会をしに行かれるそうです。
