12月に入り寒さも本格的になってきました。インフルエンザの流行はまだのようですが、冬場の体のトラブルが出てきていませんか?
女性にとって気になるのはお肌の乾燥。手足のかさつきはこまめにクリームを塗ればなんとかしのげても、メイクをした肌のかさつきは困りますよね。
外側からだけの保湿ではなかなか乗り切れない乾燥。実は腸内環境や食べ物も影響しています。
腸には体の免疫細胞の6~7割が集中しており、腸内の細菌は約1000種と言われています。腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると、免疫機能が低下し全身に様々な影響を及ぼします。
その一つが便秘です。今や女性の2人に1人が便秘と言われているほどです。水分はこまめに飲んでいるし、野菜もしっかり食べているのに出ない・・・という話をよく聞きます。その方々に食事の内容を聞いてみると朝食はパン、昼食は麺類という方が多くいらっしゃいます。
パン、麺類
は小麦から作られています。
小麦にはグルテンというたんぱく質の一種が含まれています。
うどんのコシやふわふわなパン、もちもちした食感は
グルテンのおかげです。
しかしそのグルテンは悪玉菌のエサとなって、
悪玉菌を増加させて腸内環境を悪化させます。
「肌は腸を映す鏡」ともいわれており、
腸内環境が悪くなると肌荒れが生じてしまいます。
特に口回りのかさつき、吹き出物が気になる方は腸内環境悪化のサインかもしれません。
日々の食事、小麦製品が増えていませんか?パスタ、ラーメン、ケーキ、ドーナツ、ビール…。
小麦は私たちにとってはとても身近な食品になっています。小麦製品を全く摂らない食生活は難しいですが、主食だけでも小麦製品を控えてみると肌の乾燥が違ってくるかもしれません。
管理栄養士 S.N




食品のなかでも、機能性や安全性に関する国の基準をクリアし、機能性の表示が可能な食品を「保健機能食品」といい、これまで保健機能食品は、国が個別に許可した「特定保健用食品(トクホ)」と国の規格基準に適合した「栄養機能食品」に限られていました。そこで、機能性を分かりやすく表示した商品を増やすことで消費者の選択肢の幅を広げ、商品の正しい情報を得て選択できるよう、2015年4月から機能性表示食品制度が始まり、保健機能食品に「機能性表示食品」が加わったのです。
「特定保健用食品(トクホ)」とは、国が審査を行い、表示されている効果や安全性が健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められており、食品ごとに消費者庁長官の許可が必要です。また、特定保健用食品に認定された食品には、認定マークが付いています。





シナモンには抗菌作用、発汗作用があり、多くの効能があります。
ちなみにスターアニスに含まれるシキミ酸は、インフルエンザ治療薬のタミフルの原料です。しかし、タミフルに利用されているのは化学合成したもので、スターアニスをスパイスとして料理などに使用しても効果はありませんのであしからず。