6月20日(水)、21日(木)にコンベックス岡山で開催された、介護サービス博覧会に倉敷平成病院(全仁会グループ)としてブースを設け、ケアマネやリハビリ、介護職など多職種のスタッフの協力を得て参加してきました。この会は介護サービス事業者や一般企業など約130事業者が出展し、二日間で約3000人の来場があります。
その中で、我々は、岡山県下初導入施設となった、「倉敷老健のHondaの歩行アシストの体験会」と、「倉敷ニューロモデュレーションセンターについてのアンケート」を実施しました。来場される方の多くは、ケアマネや看護・介護学生が中心でしたが、全仁会グループの強みをしっかりと伝え、最新の治療法については大変興味深く、熱心にメモをとられる方もいました。中には当院の「上利先生に大変お世話になった。お礼の手紙を書きたい」「毎年平成病院さんのブースに来るのが楽しみ。今年はまた新しい取り組みですね」とのお声をいただきました。
来場される方に対して丁寧なコミュニケーションを行うことによって、全仁会グループの魅力を伝え、また私たちも地域の声を聴くことができ、大変貴重な場所となりました。二日間で658名の方がブースへお越し頂きましたが、人と人の繋がりを大切にして、今後も地道に活動をしていきたいと考えています。
渉外課 S
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倉敷老健のリハビリがさらに充実
倉敷老健(入所)では、これまで理学療法士3名、作業療法士2名、言語聴覚士1名で個別リハビリ、集団リハビリを行っていましたが、今年度は理学療法士が1名加わり、計7名のリハビリスタッフになりました。

倉敷老健のリハビリスタッフは常勤・専従で、病院、通所リハビリ、訪問、スポーツ外来など経験しており、様々な視点から日常生活動作の改善や言語・飲み込みの改善に向けて訓練を行っています。
リハビリというと厳しくて怖いイメージがあるかもしれませんが、心配はいりません。
老健リハビリスタッフは皆優しく、その方に応じたプログラムを作成し、根気強く励ましてくれます。
また、積極的にリハビリをしたい方、自主的にリハビリしたい方はリハビリ器具も活用できます。老健に入所中の方が少しでも元気になり、自信を持ってお家に帰れるよう多職種と連携しながら取り組んでいきます。
老健 K
倉敷老健排泄委員会活動開始!
在宅で自立した生活を送るためには、排泄の問題が影響することが多くあります。
倉敷老健では少しでも排泄が自立できるよう、トイレでの介助だけでなくリハビリを行ったり、排尿後の残尿を測定したり、おむつやパットの見直しを行っています。
昨年度は老健内研究として、排尿アセスメントシートの作成に取組みました。また、おむつやパットの種類は毎年管理職会議で見直しを行い、良い製品が出たら導入しています。新製品には目を光らせ、ラップ式ポータブルトイレ(ロボット介護機器)を取入れたり、少しでも介助が少なくなったり自信を持って頂けるよう工夫を凝らしています。
今年度は更にケアプランや取り組みの質をあげ医師、スタッフが一丸となって取り組む為に、排泄委員会を立ち上げました。いろいろな課題を話し合い、排泄委員会の活動を充実させ、一人でも排泄が自立になり満足して頂けるよう取り組んでいきたいと思っています。
膀胱内尿量測定器 ラップ式ポータブルトイレ
倉敷老健 K
倉敷老健でボランティアとして喫茶を行って下さっていた皆さん長い間ありがとうございました
倉敷老健にてボランティアコンサート開催
3月12日(月)10時から、老健にて、チェロ・クラリネット・ピアノの演奏会を開催し、ご入所の方約70名が参加されました。
このコンサートは、平成27年の敬老会でボランティア演奏をして下さった、クラリネット奏者の熱田昭夫先生とのご縁で実現しました。今回はチェロの川上徹先生、ピアノの吉山輝先生との3名のトリオ演奏でした。
まず3名での後、チェロ、ピアノのソロを2曲ずつ演奏されました。最後に「ふるさと」を声を合わせて皆で合唱というプログラムで、あっという間の45分でした。
やはりプロの演奏は素晴らしく思わず目頭が熱くなる場面があったり、情熱的な演奏に身体を動かしたりでした。熱田先生は「心地よい音楽はうたたねしながらゆったりして聞いて頂くと、よい脳波もでるかと思います」と話されたり、解説をはじめ曲にまつわる様々なエピソードを紹介くださいました。演奏会ならではの雰囲気の中、とても素敵なひと時を過ごすことができました。
大浜施設長より「よい音楽はストレスを軽減します。」というお言葉で閉会となり、ご入所の方々も大変喜んでくださいました。。
熱田先生、川上先生、吉山先生、大変ありがとうございました。
倉敷老健 K
【演奏】 川上徹氏(チェロ)、熱田昭夫氏(クラリネット)、吉山輝氏(ピアノ)
【プログラム】
マスカーニ / 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 間奏曲
サンサーンス/白鳥
フォーレ/夢のあとに
ショパン/幻想即興曲
ファリャ/火祭りの踊り
ディズニー ピノキオより「星に願いを」
久石譲/魔女の宅急便 サントラ音楽集より
ふるさと(皆で合唱)

【奏者紹介】
川上 徹 (チェロ・新日本フィルハーモニー交響楽団首席)
東京生まれ。桐朋学園を経てジュリアード音楽院・リスト音楽院にて学ぶ。故井上頼豊、ザラ・ネルソヴァ各氏の薫陶をうける。帰国後、仙台フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任、その後神戸市室内合奏団の第一首席チェロ奏者を経て、小沢征爾氏に認められ新日本フィルハーモニー交響楽団に首席チェロ奏者として入団。ソリスト・室内楽に幅広く活躍する傍ら、九州交響楽団客演首席チェロ奏者、サイトウキネンオーケストラ首席奏者、オールジャパンオーケストラ首席奏者等を務めている。2001年世界的なテノール歌手ホセ・カレーラスと共演し日本ツアーを行う。日本室内楽コンクール第2位、ロンドン国際弦楽四重奏コンクール特別賞、宮城県芸術選奨新人賞等を受賞した。
熱田昭夫(クラリネット)
1969年岡山県倉敷市生まれ。岡山大学教育学部小学校教員養成課程音楽専修卒業
クラリネットを中島亨、加藤忠、村井祐児の各氏に師事。岡山室内楽協会副代表。
ソロリサイタル(1996、1998、2012)、ジョイントリサイタル(1995、1997、1999、2010)を開催。カナダ・アルバータ州エドモントンにて開催されたISME2000に指揮者として出演(2000)。
ステファン・キーロフ弦楽四重奏とW.A.モーツァルトのクラリネット五重奏曲を共演(2006)ブルガリア国立ソフィア・フィルハーモニーック管弦楽団を指揮 ディプロマを授与(2006)、ブルガリアWindQuintetSofiaと共演(2007)。クラリネットによる独奏、室内楽、合奏の演奏会TheClarinetosts2007 を主宰・指揮。ベルギーのバスクラリネット奏者 ヤン・ギュンス氏と共演(2007)。ソフィア国際音楽祭にてブルガリア国立ソフィア・フィルハーモニック管弦楽団を指揮(2007)。おかやま国際音楽祭にてClassic in Salonを主宰(2007)。SpringConcert2008(岡山公演・高知公演)を主宰 ステファン・キーロフ弦楽四重奏団と共演(2008)。スロヴェニアVelenje CoalmaineWindInstrumentOrchestraを指揮(2009)。県内の若手音楽家による室内楽の愉しみ2009を主宰(2009)。~東日本大震災復興支援イベント~日本の感性21(岡山公演・大阪公演)に指揮とクラリネットで出演(2011)。クラリネットとの出逢い30周年を記念してソロリサイタル「J.ブラームス作品集」を開催(2012)。川上徹氏(チェロ、新日本フィル&サイトウキネン)と共演(2016)。
吉山 輝(ピアノ)
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。ピアノを中原尊子、鷹見恵理子、故森安芳樹の諸氏に師事。リサイタルをはじめ、室内楽奏者としても全国各地で演奏活動を行う。共演者はこれまで大阪フィル、関西フィル、日本フィルのコンサートマスターやさまざまな楽器の首席奏者など多数に及ぶ。NHK-FM「午後のリサイタル」、「名曲リサイタル」に出演。ソリストとして大阪フィルと共演。ヴァイオリンの木野雅之(日本フィルコンサートマスター)、チェロの長明康郎(東京シティーフィル首席奏者)と「なにわトリオ」を結成し、昨年20周年を迎えた。エクストンよりブラームスのピアノ三重奏曲のCDをリリース。昨年、渡辺茂夫のヴァイオリンソナタ集を木野氏との共演でCD発売、文化庁芸術祭参加作品に選ばれる。妻の理恵とともに各地の小学校や幼稚園を回り、子供のための連弾コンサートも行っている。相愛大学、武庫川女子大学講師。
老松小学校より車いすをご寄贈いただきました
老松小学校より倉敷老健へ車いす2台が寄贈されました。これは、身近なところから始まる社会貢献として、児童会が中心となり、児童・保護者の方々が協力してアルミ缶を集める活動を通じてご寄贈くださったものです。
2月5日(月)、体育館で開催された全校朝礼での受け渡しとなりました。
「1年間かけてアルミ缶は38460個が集まりましたが、これは一人当たり約38個になります。皆さんの頑張りで今年は2台の車いすを倉敷老健の方々に使っていただけます。来年も頑張りましょう」と大月校長先生が児童に向けてお話されていました。
当法人からは小山倉敷老健看護部長と秘書広報課2名が出席しました。老松小学校へは、御礼の気持ちとして、ご利用の方のリハビリの作品で22体の人形が贈られました。
児童たちの「いつもは捨てるアルミ缶を、集めるだけで人の役に立てる。この行動を通してボランティア精神を培っていきたい」との言葉がとても印象に残りました。
老松小学校の皆さん、大切に使います。本当にありがとうございました。
(※許可を得て写真を掲載しています)
秘書・広報課
“おむつ検定・おむつフィッター”って知ってますか?

高齢者の方が増え、排泄に問題を抱えていらっしゃる方も多くなってきています。以前はおむつと言えば小さな子供をイメージしていましたが、老健ではおむつを利用されている方も少なくありません。おむつを適切に使用しなければ、不快感やスキントラブル、また下に漏れてしまったりと問題が生じてきます。そのため、入職時の看護師や介護士の研修には、必ずおむつ着用の実技を取入れています。
昨年参加したセミナーで、京都市内にあるはいせつ総合研究所「むつき庵」でおむつ検定やおむつフィッター研修を行っていることを知りました。さっそく申し込みをして2日間の研修を受けてきました。
研修内容は解剖・生理、おむつの特徴など座学から始まり、おむつの交換方法や実技、またおむつだけでなく他の排泄器具の紹介や体験・見学など非常に豊富でした。最後に試験もあり、あらためておむつの奥深さを知りました。
そして、おむつ検定認定書とおむつフィッター3級資格認定書が届きほっとしています。
現在申し込みが多く、2級を受けるにも来年分の申し込みになるみたいです。
おむつの重要性を多くの医療・介護者が認識し、知識やスキルがどんどん高まることを期待したいと思います。
倉敷老健k











