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地域医療連携センター

地域医療連携センターは様々な依頼やご相談を病院の内外からお受けしている部署です。

連携集計(6項目)を取り始めた2013年には年間250件であった連携業務も年々増え、昨年は年間で1300件以上、6項目以外も含めるとさらに多くの問い合わせやご相談をいただいています。

その中でも一番多い連携は 外来受診・救急受診依頼が多く、病状や発症時期等詳細にお伺いし、緊急性も含め医師やスタッフと相談し対応させていただいてます。

内部からの連携依頼も多く、時には外来受診の患者さんの変化に気づき、相談してきてくれるケースも有ります。

連携センターとして相談件数が増えるなか、今後とも日々勉強しながら、内容をきっちり把握したうえで、患者さんにとってベストな連携が図れるよう部署全体で協力して対応に努めていきたいと思います。

地域医療連携センター NY

スポーツの秋

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

秋といえばスポーツの秋ですね。今回は、毎日自主トレに励まれるご入居の方をご紹介いたします。

その方は、91歳の女性で1日2回昼と夕方に1周50メートル程あるフロア内を、歩行器を使用して歩行訓練の自主トレをされています。

歩行訓練を行うことにより、「足がもつれなくなり、便秘の解消にもなる」と教えて下さいました。

その方は、同年代の方と比べると、移動時のふらつきや姿勢のくずれが少なく 安定して歩行されています。継続出来ている事は素晴らしいと思います。

これを機に私も目標をたてて運動をしてみようと思います。

グランドガーデン南町 介護士A

※写真はイメージです

 

 

第56回のぞみの会だよりー5ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

毎年の「のぞみの会」での代表的なコーナーの一つが「体験発表」です。

病を患うことは誰しも思いがけなく、辛いものです。病気によっては完全に克服するというよりはむしろ、それを受容し、共に生きていくという方も多くおられます。そういった方々の病に向き合う心構え、姿勢や治療法等の体験談は、私たちに多大な知恵と勇気を与えてくれます。今回お話を伺ったのは、3か月前にパーキンソン病のためDBS(脳深部刺激療法)の手術を受けたKさん(60代女性)です。
(2021年7月 のぞみの会実行委員インタビューがお話をうかがいました)

パーキンソン病で約30年通院されておられるKさん、今年の4月にDBS(脳深部刺激療法)を受けられました。手術を受けて約3か月経ってからの状況を語ってくださいました。

詳細につきましては、是非 冊子・動画をご覧ください。

 

第56回のぞみの会実行委員 施設搬送管理課 H

めまいの鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

めまいで当鍼灸院を来院された30歳代の女性がいます。
1か月前に天井が回るようなめまいが起こり、病院で受診してメニエール病と診断されました。回転性のめまいは数日で治まりましたが、フワフワしている感じがずっと残っているので、鍼灸院に来院されました。話を聞いていくと、普段体力が弱く疲れやすいうえに、めまいが現れる頃に精神的なストレスや睡眠不足が続いていたそうです。また今回のめまいが起こる前から腹部に力が入りにくい、食欲減退などの症状も現れていました。
体質状況では、舌は淡白で舌体は大きく歯痕があり、腹部、手足末端は冷えており、胃の辺りに振水音があります。

漢方医学の理論から、めまいによく見られる原因は、「水毒」、「気血不足」、「肝陽上亢」などが挙げられます。この患者さんの症状と観察状況から見ると、「脾陽虚弱、水湿停滞」という証に属し、めまいは「水毒」によるものだと考えました。
「水毒」とは体の中の水の代謝に異常が生じ、余分な水が体の中に停滞していることを言います。水液代謝には様々な臓器の複雑な生理過程が関わっていますが、主に肺臓・脾臓・腎臓の働きによって水の代謝を完成しますが、この患者さんの状況を見れば、主に脾の働きに問題が生じているから、治療には主に脾経と胃経のツボを使います。

配穴は、水の代謝の改善に「陰陵泉」、「三陰交」、「上廉」のツボを使い、脾胃の機能を整える「足三里」、「豊隆」、「中脘」、「内関」などのツボを取りました。さらに冷えに対して腹部に温灸を施しました。

症状が現れてからあまり日にちが経っていないおかげか、1回の治療で症状はほぼ緩和されました。ただこの患者さんの場合、平素から脾胃が弱く、水の代謝に問題が生じやすいので、天候や疲労によっては症状が安定しないこともあります。このような体質状況を改善するために、今でも時々来院して治療を受けられています。

鍼灸院 MK

ヘイセイ鍼灸治療院 電話:086-427-6688

訪問入浴車のご紹介

訪問入浴です。
秋も深まり、過ごしやすい季節ですね。汗をかく事も減り、訪問入浴にとっても快適な季節となりました。
ゴーグル、マスク、手袋着用での入浴介助は皆さんが大丈夫?と心配するぐらい尋常じゃない汗が流れ出てしまいます・・・。よくご利用の方やご家族に痩せるね!!と言われますが、全く痩せません。

汗が流れた分、食べても飲んでも大丈夫。と入浴スタッフ9名そう考えているようです。
なので、入浴スタッフ9名皆健康的な体型をしています。勿論、いい意味でです。病気知らずのようで皆、欠勤する事もなくこのコロナ禍でより一層、体調管理・感染予防に努めています。

訪問入浴の相棒・・・入浴車の紹介をします。
ヘイセイ訪問入浴では軽バンを利用しています。ハッチを開くと・・・
こんな感じで、半分に割れた浴槽とその他の物品が乗っています。

 

 

 

 

この物品を、お部屋まで運びます。浴槽半分の重さが約10キロちょっと・・・
まあ女性でも何とか一人で運べる重さです。

 

物品を全部組み立てたら、右の写真のようになります。
入浴車にボイラーが付いており灯油も積んでいるんです!
車と設置した浴槽をホースで繋ぎお湯が供給出来る仕組みとなっています。

ヘイセイ温泉の出来上がりです。
ゆったりと足を伸ばしてお湯に浸かれますよ。

ヘイセイ訪問入浴 Y

当院の理学療法士として

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさまこんにちは。私は今年度に入職した新人理学療法士のFと申します。入職し早くも半年を迎えようとしています。日々の業務にもだんだんと慣れてきましたが、質に関してはまだまだで、上司や先輩に追いつけるように日々精進しています。今回は私が所属している回復期リハビリテーション病棟と、そこでの理学療法士の役割についてご紹介いたします。

回復期リハビリテーション病棟は急性期治療を終えた患者さんに対して、集中的にリハビリテーションを行うことができる病棟です。この病棟では365日、最大で1日3時間のリハビリテーションを提供しており、医師、薬剤師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、公認心理師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーがワンチームとなり、患者さんの社会・在宅復帰を目指してサポートしています。その中で私たち理学療法士は特に患者さんのADL・QOLの向上を担っており、疾患により低下した機能を向上し、基本動作や応用動作の再獲得を図っています。また退院後の生活を見据え、『できないことができるようになること』が重要ですので、できないことをすぐに手伝ってしまわないような関わり方を意識しています。私自身まだまだ未熟ですが、患者さんが1日でも早く退院しより良い生活が継続できるように知識と技術を追求していきます。

最後に、当院はFacebookInstagramYouTubeでの情報発信も行っており、屋内で簡単にできる運動なども紹介しています。コロナ禍で屋内で過ごす時間が増え運動不足になっている方など、よければ是非ご覧下さい。新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっていますが、三密回避など感染対策には十分にお気をつけてお過ごし下さい。

理学療法士F

ラジオ体操で身体の調子を整えよう

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

暑さも少しずつ和らぎ、徐々に実りの秋、食欲の秋を迎える季節となります。ついつい食べ過ぎてはいませんか?私もその一人ですが、その分、健康管理のためには継続的な運動も必要となりますよね。

私の場合、以前はヨガを行っていましたが、仕事、家事、育児と毎日なかなか運動する時間が取れない中、気がつけば最近は何も運動をしないまま過ごしていました。そんな中、今の私でもこれなら出来ると思ったものがラジオ体操でした。
きっかけは、朝のNHK教育テレビで娘がいつも見る番組より早くテレビをつけたところ、ラジオ体操が流れていて、面白がって「一緒にしよう」という一言でした。それからは朝のルーティンになりつつあります。

実は一つ一つの動きがよく考えられてあり、その動きを丁寧に行うことで汗ばんでくるくらいの運動にもなります。たった3分ほどの運動ですが、継続すれば、肩こりの改善、呼吸機能の促進、消化器の働きを改善、腰痛の予防が期待出来るそうです。

私自身も不思議と朝一番に体操を行うことで、全身が軽くなって気持ち良く感じ、一日元気に過ごせる気がします。学生時代は少し面倒くさく感じていましたが、この歳になってラジオ体操の凄さを感じています。忙しい中でもこれなら出来ると思い、続けて行ってみようと思っています。
毎日忙しくされている方はもちろん、外出自粛で運動不足になっている方にも隙間時間に出来てお勧めです。

ドックセンター I

紫外線と放射線

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

9月になり、少しずつ涼しくなり過ごしやすい日も増えてきました。
秋の紫外線は夏ほど強くはないですが、9月は初夏と同じくらいの紫外線量があるそうなので外で過ごす時間が長くなる秋も紫外線には注意が必要です。
紫外線は太陽から放出される目に見えない光で、電磁波の一種です。そして、レントゲン写真やCT検査などで使われるX線などの放射線も同じ電磁波です。
紫外線と放射線は同じ電磁波の仲間で、どちらも浴びると体に良くないというイメージがあると思います。この2つの違いや身体への影響についてお話したいと思います。

紫外線
紫外線は放射線よりも波長が長く、体内を通り抜けることができず、皮膚で止まります。皮膚で止まるので皮膚を傷つけ、これが日焼けやシミなどの原因になります。日焼け止めやUVカット効果のある衣服などで直接皮膚に当たらないよう、自分で対策することが必要です。

放射線
放射線は紫外線よりも波長が短く、体内を通り抜けることができます。体に放射線を受けることを被ばくといいます。放射線が体内を通り抜ける時に細胞を傷つけ、組織や臓器に悪影響を及ぼします。
病院の診断で使用するX線は体内を通り抜けるという性質を利用して体の中の写真を撮ります。医師が必要だと判断した場合に、最適な画像が得られる最小限の量のX線を必要な部分にのみ照射します。検査のための放射線量は、身体に影響が出ると言われている量よりはるかに少なく、不必要な被ばくをしないよう私たち放射線技師が日々気を付けて検査を行っています。

目に見えないものが体に悪影響があるというのは理解し難く、わからないからこそ不安を感じますが、正しい知識を持つことが大切だと思います。もし検査を受けていて何か不安なことがありましたら何でも聞いてください。

放射線部 M.T

ドーピング

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

9月になり秋を少しずつ感じられるようになってきました。先日東京オリンピック・パラリンピックも閉幕しましたね。たくさんの熱戦に胸を打たれました。今回はオリンピックにも関係の深いドーピングについてお話ししたいと思います。

ドーピングとは、スポーツでの競技能力を高めるために禁止物質を使用することを言います。アンチ・ドーピングのルールにおいて、スポーツの中で禁止されている物質と方法が定められており、1年に1回その物質や方法は更新されています。これらは全世界、全スポーツ統一のルールです。ただし、スポーツに参加する選手は全ての薬剤の使用が禁止されているわけではなく、禁止物質・方法に該当しないものであれば使用することができます。よって、風邪を引いたとき、けがをした際にはしっかりと薬の成分まで確認する必要があるのです。

では禁止されている物質とは具体的に何があるでしょうか。

例えば総合感冒薬に含まれることのあるメチルエフェドリンやプソイドエフェドリン、気管支喘息治療薬に含まれるβ2刺激作用という働きをもつ薬剤、口内炎に使用するデキサメタゾン口腔用軟膏、麻黄を含む漢方薬などが禁止物質に該当します。常に服用を禁止されているものや競技中のみの服用が禁止されているもの等、物質により細かな規定はありますが、服用することでドーピングとされてしまう薬剤は意外と身近な薬剤にも含まれています。

皆さんもぜひお近くにのドラッグストア等で薬を購入する際には、それらの薬の中に含まれている物質名にも注目して見てみてください。また、特にスポーツをしている方は薬を服用される際、お近くの薬剤師まで禁止物質に該当しない薬剤かどうか必ず相談してくださいね。

参考サイト:日本アンチ・ドーピング機構HP

 

薬剤部MK

人生の大先輩

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

訪問看護師として働くようになって11年目を迎えました。そして、たくさんの利用者さんとの出会いがありました。

その中で、人生の大先輩と思える利用者さんに出会ったのは、8年前になります。

90歳代、独居生活をされていました。県内に在住されているご家族が心配をされ状態観察と服薬管理で訪問させて頂くことになりました。90歳を過ぎているとは思えない程、自分の生活リズムがしっかり決まっており、時間通りに日々過ごされていました。一人で暮らしていると当たり前ですが、洗濯から茶碗洗いまでご自分でされていました。「大変じゃない?大丈夫ですか?」と問いかけると「当たり前。普通」との言葉が返ってきました。確かに普通で当たり前のことかも知れません。しかし、当たり前の事だけど、面倒だと思ったり、大儀になり後回しにしたり、誰かにしてもらったりしてる自分がいるなと気付かされたことを思い出します。

あれから8年が経ち入院したり、年相応の物忘れがみられていますが、それでもご自分の身の回りのことや、その日にあったことをメモに残すなどのルーティーンは続けています。そんな姿をみると、「いくつになってもこんな風に自分もなりたいな」と思わせてくれる大先輩です。ご家族に○さんのお話をさせて頂くと、「訪問看護さんのお陰です。安心して今の生活ができています」と言って下さいます。ありがたいお言葉で、この仕事をしていて良かったなぁ~と嬉しくなります。訪問看護は一人の看護師が利用者さんのお宅に決まった時間に訪問をしてケアをする。その時間、ご家族を含めてゆっくり関わることができる。個別性のある看護が提供できるところにやりがいを感じています。これからも在宅生活をサポートできる訪問看護師でありたいと思います。

訪問看護ステーション:ココ