夏本番!“流しそうめん”を行いました!

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

連日気温30度を超える暑さが続き、蝉の声が次第に大きくなってきた7月17日、海の日。デイサービスドリームでは、夏の風物詩、流しそうめんを開催しました。

中庭の水道からホースを引き、ホールをバーンと横切って竹が組まれると、「わぁー、ここからそうめん流すのー?」「早く食べようやー」利用者の方々の興奮は次第に上昇。いよいよ、竹を挟んで両脇に、おつゆと箸を持って皆さんスタンバイ。

「さぁ、お待たせしました。行きまーす!」T管理者のかけ声に皆さん息を呑んで竹の上方を見つめます。来たー、と思ったら最初に流れてきたのは氷。コロコロコロ・・・「えー!?こりゃ挟めんよー」あたふたと箸を動かす様子を見て、そうめんを流す係のO管理栄養士が笑顔で一言。「今のは練習!はい、これからよー」よし!と気合を入れたところへ、今度こそゆらゆらと踊るようにそうめんが・・・「よっしゃ~、つかまえた~♪」ひたすら黙々とそうめんを捕まえては、食べる事は二の次としておつゆの中にどんどん入れていく人、一回すくったらのんびりと味わって食べ、後のそうめんには見向きもしない人、皆さん自分なりの流しそうめんを満喫されたようです(^O^)

ところで、流しそうめん発祥の地をご存知ですか?ふと気になって調べたところ、宮崎県の高千穂峡なんだそうです。偶然にもこの3月に縁あって私は初めてそこを訪れました。数キロに渡ってそそり立つ断崖と崖上に繁る緑の木々。青い澄んだ水に浮かぶ数々のボート。神秘的な光景は記憶に新しい所です。昭和30年頃、野良仕事の合間に外で茹でたそうめんを高千穂峡の冷水にさらして食べた事が言われだそうです。

美しい高千穂峡の光景を思い出しながら頂いた今年のそうめんは、私にとっても又格別なものでした。

「みんなでワイワイ食べるとおいしいね」「冷たくて不思議といっぱい食べれるよ」皆様方の嬉しい感想に、私たち職員もほっこり気分(^^)早くもこの夏の第2回目の流しそうめんに向け、もっと喜んでいただけるよう、あれこれと思いを巡らすのでした。これから暑さも一段と増す事でしょうが、そうめんの力で、どうか皆さんが元気いっぱいにこの夏を乗り切っていけますように!

看護師兼機能訓練指導員 Y.M

4)認知症疾患医療センターの役割について④

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

認知症疾患医療センターの役割について④
認知症疾患医療センターには5つの役割があります。①各種検査データや事前相談など多くの情報を元に診断を行い、②診断にもとづく適切な治療方針を決定し、③内科的異常の早期発見・治療し、④かかりつけ病院との情報共有を行い、連携して治療にあたります。また、地域や行政など、関連機関などの部門とも連携し、よりよいケアの方法を患者様、ご家族の方々と共に考えていきます。また、⑤認知症に関する教育・啓発機関として機能することも、患者様と患者様の援助に携る方々を総合的にフォローしていくために、とても重要な役割となります。
今回は役割④:かかりつけ病院、地域や行政など、関連機関との連携について説明します。
地域自治体認知症疾患医療センターで診断が確定し、治療方針が定まると、患者様のかかりつけ医師や地域の認知症サポート医に情報提供をおこない、連携をとりながら治療にとりかかっていきます。また薬物的な治療のほかには、デイケアなど介護施設での脳トレや有酸素運動などのリハビリを行うことでも認知症の進行を遅らせることができるといわれており、リハビリ、生活習慣や生活環境の調整が必要になります。これらの調整のために地域包括支援センターや高齢者支援センターなどの外部機関との連携をとり、ケア、介護状況の調整をしていきます。
また、厚生労働省が定める、認知症施策推進5ヶ年計画(オレンジプラン) では、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で暮らし続けることができる社会の実現を目指す、となっています。自助・互助の概念のもと、認知症疾患医療センター、かかりつけ医、介護施設、地域包括支援センター、家族会、地域自治体、行政など多くの機関が連携して「その人がその人らしく生きていく」を支援していく社会がだんだんと整備されつつあります。
認知症疾患医療センターでは高度な専門性と他機関、地域との連携をおこなって、患者様、ご家族を一緒に支えていきます。

「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはご相談を!
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

認知症疾患医療センター CP 阿部

「ケアハウスドリームガーデン倉敷ご入居者募集中」こんにちは新聞に掲載されました

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:


 倉敷市八軒屋にありますケアハウスドリームガーデン倉敷(社会福祉法人全仁会)では、入居者募集を行っており、その案内が「こんにちは新聞814号」に掲載されました。
ドリームガーデン倉敷ではこの夏リフレッシュ工事を行い外観やロビーなどの内装を一部リニューアルしました。
 体験入居、ご見学はお盆の時期も承っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

ケアハウスドリームガーデン倉敷・秘書広報

脳深部刺激療法で新しい刺激装置を導入しています

このたび、当院上利崇倉敷ニューロモデュレーションセンター長が、平成29年5月に新しく厚生労働省から承認された「非充電式Infinity脳深部刺激量(DBS)刺激装置(IPG)」を日本国内で初めて臨床使用したとの証明書がアボットより発行されましたのでご報告いたします。
今回の新しく承認されたDBS刺激装置の特徴は、電極から発せられる電流に指向性をもたせ、副作用が生じる恐れのある部位に刺激を与えることなく、患者様の症状に合わせて刺激の報告を調整することができるものですアボット ニュースリリースより一部抜粋)。

7月3日に、振戦(ふるえ)症状の患者さんに対して脳刺激装置埋込術が実施されました。患者さんの経過もよく、ふるえが抑制されました。術後は、必要な刺激の調整やリハビリ、検査を実施した後、7月21日にご退院されました。
新しく承認を受けた治療器については「電界に指向性をもたせることで、刺激による副作用を軽減し、刺激の効果を最大にできることが期待されます。これにより患者様のQOLの向上が大いに期待できます」と上利センター長も語っています。

秘書・広報課

より良い臨床検査技師を目指して

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

毎日暑い日が続いていますが、夏バテ大丈夫でしょうか。

「医療の仕事に就きたい!」これが僕の子供のころからの夢でした。僕は低体重児で生まれたということもあり、幼少の頃から体が弱く何度も入院の経験があります。その度、病院の方々にお世話になりました。大人になったら、今度は僕が恩返しをしたいとずっと思い描いてきました。そして、その思いが叶い、倉敷平成病院に合格した時は本当に嬉しかったです。

しかし、医療の仕事に就けるようになったというのに…いざ実際の仕事の現場に就くと、学校の実習とは全然違い、やることが次々とあり、覚えることがたくさんありました。ミスや失敗をして迷惑をかけてしまった時は、とても落ち込んでしまいました。これからちゃんとやっていけるだろうか…と毎日不安と焦りの日々を送っていました。しかし、先輩や上司の方々が優しく教えてくれたり指導してくださったおかげで、少しずつ覚えることができ、本当にありがたく感謝をしております。ありがとうございます。

3ヶ月が過ぎた頃には、基本的な検査などもなんとかできるようになり、心配していた当直業務も徐々に務められるようになってきました。しかし、胸水・腹水塗抹標本の鏡検などの特殊な検査はまだまだで、一日も早く覚えられるように頑張りたいです。そして、「縁の下の力持ち」と言われるような立派な臨床検査技師となって、患者様のために力を尽くしていきたいです。

臨床検査部 K.K

第27回 看護セミナー 開催報告

カテゴリー: 看護部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

7月29日に第27回看護セミナーが開催されました。
今回のテーマは『「自分で決める」に寄り添う看護 ~ 高齢者の意思決定支援 ~』。私にとって、とても感慨深いものでした。患者が高齢であったり、入院時の意思確認ができない状態であったりすると当然家族に目が行きます。最期を家族が決定するのは自然の流れだと思っており、仕事上でもこのような場面に数多く遭遇します。それで何も問題にならなかったし、当たり前だとも思っていました。しかし、「本人は?」と、臨床倫理のあり方を改めて意識することができました。

武森看護部長の話題提供「倫理的対話をすすめる取り組みについて」では今まで自分の中でわだかまっていた部分が的確に分析され、課題はありますが、すっきりとした気分になりました。

また、高道香織先生のご講演には惹きつけられるものがありました。私は、患者や入居者との普段の会話の中で『死』についての話題をどちらかというと避けていました。「早うお迎えがこんかなー」と言われれば、「そんな寂しいこと言わないで…」と言葉少なく肩や背中に手を当てる、というように、本人が真剣に発する『死』についての話題から目をそらせてきたように思います。しかし、高道先生の「普段の何気ない会話の中で体調やタイミングを見計らいながら対話をする」というお話を聞き、「今後どうしていく?」「どうしたい?」など本人のテンポに合わせながら聞き出し、内容を理解し、そのために私達に何ができるかを一つでも見出すことができたならば、今回のテーマに沿ったアドバンス・ケア・プランニングに関わっていくことができるのではないかと思いました。

4題の事例紹介では、様々な問題にぶつかり、悩み、「これでよかったのだろうか…」と振り返ることで今後のステップアップに繋げることができると思いました。高道先生のアドバイスも頂き、私自身いい勉強になりました。

セミナーの参加者は四五七名。今回のテーマに多くの方々が関心を持っていたということが実証されました。このセミナーが無事終了できましたことを心より感謝いたします。

 

グランドガーデン南町  H

脱水症にご注意ください

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは!暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?

前回は脱水になる前の見分け方についてご紹介させていただきましたが、今回は脱水症を予防する方法などについてお話させていただきたいと思います。

脱水症ってなに?
人間の体は成人でおよそ6割が体液でできています。(高齢者:5割)
体液とは、血液・リンパ液・唾液・消化液・尿などの人間の体が生命活動を行ううえで欠かすことができないものです。この体液が失われた状態を脱水症といいます。体の水分の20%が失われると、死に至る危険性が非常に高いです。
・脱水症を事前に予防することのメリットは?
水分をしっかりと摂ることによって血液がサラサラになり、脳梗塞や心筋梗塞などの血管が詰まることで起こる病気が予防できます。精神症状(イライラ)や便秘、消化不良などを予防する効果もあります。
・室内ではどのように過ごしたらいいの?
室内では無理をせずに扇風機やクーラーなどの冷房器具を活用して、適切な温度・湿度を保ちましょう!適切な温度は28℃以下、湿度は50~60%程度です。
・外出先で体調が悪くなってしまったら?
風通しの良い日陰や、クーラーの効いた室内へ移動しましょう!きついベルトなどを緩めて風通しを良くして、体の熱を放散することや水をかける・うちわで扇ぐなどして体温を下げることが悪化させないポイントです。
・1日にどのくらいの水分が必要なの?
人間は1日に約2000~2500mlの水分の入れ替わりが行われています。だいたい食べ物から700ml、代謝水から300ml、飲み物から1000~1500mlの水分を摂取します。そのうち、約60%が尿となり約30%が口や皮膚から呼吸として吐く息に含まれ、約10%が便となります。
・水分補給ではどんなものがおすすめ?
スポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。また、味噌汁も栄養が豊富で水分・塩分ともに摂取できるため、おすすめです。水分だけではなく、塩分や糖分、ミネラルも一緒に摂ることによって体内の電解質バランスが整い、脱水症予防にはより効果的です。
※緑茶やウーロン茶、お酒などには利尿作用があるため、注意が必要です…。
・いつ水分補給をすればいいの?
水分補給は喉が渇く前にこまめに行いましょう!
そのほかには…
体調不良時、嘔吐や下痢時、発熱や発汗時、寝不足な時、お酒を飲み過ぎた時、起床時、
食事時、お風呂あがり、就寝前など意識して水分補給を行いましょう!

いかがでしたか?みなさんのご参考になりましたか?
今回、ご紹介させていただいたことはほんの一部ですが、脱水について少しでも理解を深めて適切な対処を行い、この暑い夏を元気で乗り越えていきましょう!!

通所リハビリ 介護福祉士 M.H

 

第52回のぞみの会だよりー6-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

暑い日が続いていますが 皆様いかがお過ごしでしょうか。 水分と休息をしっかり取って、熱中症にならないよう気をつけてくださいね。
さて、今日で のぞみの会まで残り88日となりました!病院の玄関、老健の玄関などではのぞみの会当日までカウントダウンを行っています。また、8月より院内、関連施設では職員手作りのポスターがいろんなところに掲示されています。一つ一つが各部署手作りの力作です。お立ち寄りの際はぜひポスターを探してみてください! 一人でも多くの人に参加し楽しんでもらえるよう、職員一同力を合わせて頑張っていきます。
11月5日たくさんのご参加お持ちしております。 よろしくお願いします。

★第52回のぞみの会 平成29年11月5日(日) 9時30分~14時『いつか 、やっぱり全仁会-未来広がる最新治療-』★
★ポスターは薬剤部が作成したものです

第52回のぞみの会実行委員 薬剤部 Y

栄養科通信vol.120『睡眠と食欲の関係』

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

;熱帯夜が続きます。寝苦しくて夜中に目が覚めたり、なんだかすっきり眠れない、という声を聴くことも多い時期です。
2~3日眠れないくらい大丈夫、と思っていませんか?実は睡眠不足と食欲には深い関連があることが分かっています。

睡眠時間が5時間未満の人は5時間以上の人に比べ1.36倍肥満になりやすく、実際BMIも高いという報告があります。
5時間以上睡眠をとった人は8時間睡眠の人に比べて血中のレプチン(食欲を抑えるホルモン)の割合が低く、逆にグレリン(食欲を増やすホルモン)は多くなっていたことが判明しました。

ホルモンの変化はたった2晩の寝不足でも起きるため、睡眠不足が慢性化すれば常に食欲旺盛で、いくら食べても満足感が得られない身体になってしまいます。さらにレプチンとグレリンのアンバランスが続くと、身体はこれを生命の危機ととらえて基礎代謝などのエネルギー消費を節約するようになり、一層太りやすくなります。また血中のグレリンが増えると嗜好も変わり、糖質や脂質、炭水化物が多いスナック菓子などの高カロリー食を好むようになるという報告もあります。
一方で、睡眠中には脂肪を分解する「成長ホルモン」が脳から分泌されています。
成長ホルモンは、眠りについた直後から約3時間の深いノンレム睡眠中に分泌のピークを迎え、その後次第に減少していきます。寝つきよく、深く眠ることが重要です。
寝不足や浅い眠りで体の疲れが取れないと感じるのは、成長ホルモンが十分に分泌されていないから。同時に脂肪が分解されていないと考えられます。

良い眠りを導く食品とは
アメリカンチェリー・・・催眠作用のあるメラトニンを多く含む
バナナ、乳製品、ナッツ・・・睡眠を誘うセロトニンというホルモンの原料となるトリプトファンを含む
キャベツ、ケール ・・・メラトニンを多く含む
エビ、イカ、ホタテ・・・快眠をもたらすアミノ酸、グリシンを含む。グリシンは手足の血流を上げ体温を上げるため、その後体温が下がるタイミングで眠たくなる。

これらの食品を夕食に食べるといいそうです。
また、食後3時間は胃腸の働きが活発になりぐっすり眠れません。さらに揚げ物を食べると消化に時間がかかるため4時間以上胃腸は動き続けることになります。ぐっすり眠りたい場合は夕食での揚げ物は控えた方がよさそうです。

食事だけではなく、生活面ではよりよい睡眠のためにできることとして、
○寝る前にマッサージや、ストレッチをする。
○少し歩いたり、ほどよく疲れる運動をする。
○お風呂はぬるめにし、シャワーだけでなく湯につかる。
○規則正しい生活習慣にする。
○タバコ、アルコール、カフェインを含む飲料は避ける。
○寝床での考え事は避ける。
などがありました。
もちろん適度にエアコンを利用することも必要でしょう。
最近食欲旺盛で困っているという方は睡眠不足かもしれません。質の良い睡眠がとれるよう工夫してみてください。

栄養科 管理栄養士 A子