日別アーカイブ: 2019年6月7日(金曜日)

地域で転倒予防に取り組みましょう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

梅雨の季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

予防リハビリでは地域包括支援センターのご依頼の下、地域の転倒予防教室(公民館やサロン等)でお手伝いさせていただくことがあります。そこでは健康・転倒についてのお話や転ばないための体操などを実施しています。

人は加齢とともに、筋力低下や歩行障害など様々な原因が重なり、バランスを保ちにくくなると言われています。
65歳以上の3人に1人が1年間に1回以上転倒しているという報告もあります。「平成30年版 高齢社会白書(全体版)」によると、介護が必要になった主な原因は、認知症、脳血管疾患、高齢による衰弱に次いで、骨折・転倒が4番目で全体の12.5%を占めています。
自宅での転倒は「庭」が最も多く、室内に限定すると「居間・茶の間・リビング」が最も多いとされています。
すり足で歩きがちな方は、カーペットや敷居などのちょっとした段差でも足を取られて転倒する危険性があり注意が必要です。また転倒によるけがや骨折によって寝たきりや身体機能の低下を招き得ることもあります。

転倒を予防するためには、日頃から筋力強化、ウォーキングや散歩など無理のない範囲で体を動かすことがおすすめです。なかなか家では出来ない、一人では続ける自信がない方は、近所の公民館や地域のサロンで開催されている転倒予防教室に足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に転倒予防につながるトレーニングを2つご紹介します。

 

 

理学療法士M

◎ お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段)

第12回日本ニューロモデュレーション学会指定講習会 ニューロモデュレーションサポートプロバイダー(NMSP)コース参加報告

令和元年5月11日(土)に東京都千代田区都市センターホテルにて第12回日本ニューロモデュレーション学会指定講習会が開催されました。当院からは看護師1名、理学療法士1名、臨床心理士1名、臨床工学技士1名、計4名が参加しました。

この講習会は脳深部刺激療法(DBS)と脊髄刺激療法(SCS)を受ける患者様に質の高い医療を提供するために開催されていました。今回より指定講習会受講後、試験に合格すると「ニューロモデュレーションサポートプロバイダー(NMSP)」の学会認定となります。今までは医療機器メーカ向け講習会のみでしたが、この治療をチーム医療として行うべきとして、医療従事者をメインの対象とした認定制度となりました。

講習会はSCSやDBSに関わる解剖、手術手技、各メーカの機器特徴などニューロモデュレーション治療の医師より講義を受けました。難しい内容もありましたが、とても勉強になりました。
受講した4名とも試験に合格して、後日認定を受けることができました。今後はNMSPが在籍し、専門知識を活かして治療に携わります。ニューロモデュレーションを必要とする患者様によりよい治療を提供できるよう体制を強化していきます。治療について興味がある方はご連絡ください。

 

倉敷ニューロモデュレーションセンター ME T