日別アーカイブ: 2017年10月23日(月曜日)

お家で暮らす その想いを支えます!

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

昨今、2025年には団塊の世代が75歳を超え、日本の高齢者人口は急増するといわれています。皆様の身内の方にも、介護保険や病院、施設を利用しながら生活されている方がおられると思います。実は私の祖母も、永らく介護保険のお世話になりながら、最期は私の実家で看取りの時を迎えました。

祖母は介護が必要な状況になって以来、生まれ育った家を離れて娘(私の母)の嫁ぎ先に居候の身であったため、肩身の狭い思いをしていたようです。満足に歩けないにも関わらず家を出ては道に迷い、警察のお世話になることも度々ありました。それでも祖母を自宅で看取ったのは、介護者である母と、何も言わずに母を見守った父の覚悟でした。

大阪の実家を出て倉敷で暮らす私は、仕事をしながら介護を行う母や、認知症・骨折などで苦しむ祖母に、直接関わることができずもどかしいこともありました。そんな母を支えてくれたのは、自宅にきてくれる訪問診療の先生であり、訪問看護の方々でした。「いいですよ、無理しないでね、私たちがお手伝いしますからね。」の声かけに、母はどれだけ救われたでしょうか。

祖母が亡くなる1週間前、もう、食べるのがやっとの祖母と一緒に、祖母の故郷へドライブしました。そこで祖母の大親友と会うことができたことは、私にとっても最高のおばぁちゃん孝行になりました。

私が訪問リハビリの仕事について5年がたちました。
在宅で生活するということを決めた理由や、家族の思いは様々ですが、
その意思を尊重し、専門職として援助していくのが私達の仕事です。
時には孫のように話を聞き、時には理学療法士として身体状況を評価、治療していきます。

「あなたがくるのを楽しみに待って、リハビリしてもらったら心も身体も楽になって、そしたらまた今度きてくれるのを楽しみに、1週間、どんな風に過ごそうか、と思う」と言って頂いた時、訪問リハビリの仕事はなんて素敵なのだろう!と思いました。

みなさんが悩んで決めた在宅で生活するという決断、全力で応援させていただきますので、
何かお手伝いできることがあれば是非、ヘイセイ訪問看護ステーションをお尋ねください。

訪問リハビリ キューティーハニー