日別アーカイブ: 2017年9月9日(土曜日)

マンモグラフィはリラックスが大切です

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

マンモグラフィとは、乳がんの診断に欠かせないX線検査です。乳房を圧迫してできるだけうすく引きのばして撮影を行います。「乳房を圧迫してうすく引きのばす」というのは、乳腺の中の細かい病変を見つけるためにとても重要なことですが、この「圧迫」をすることで、どうしても痛いというイメージがついてしまっている検査でもあります。

痛みの感じ方は人それぞれで、多少の痛みはがんばってもらわないといけないかもしれません。ただ、痛いからと体に力が入ってしまうと、余計に痛みを強く感じたり、乳腺の引き出しが不十分な写真になったりしてしまいます。検査中は、力をぬいてリラックスしてもらうことで、痛みがやわらぎ、乳腺が広がった良い写真の撮影へとつながります。深呼吸をすると力がぬけやすくなります。ぜひ、圧迫する前に深呼吸をして全身の力を抜いてリラックスしてみてください。撮影技師のほうからも声をかけさせていただきます。

当院では、マンモグラフィ検査室で音楽を流すなどのリラックスできる環境作りも行っています。痛いから嫌だな…と思わずに、「リラックス」の気持ちで、できるだけ多くの方にマンモグラフィ検査を受けにきていただきたいと思います。

 

放射線技師 M.T