日別アーカイブ: 2017年9月3日(日曜日)

倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設されて5ヶ月が経ちました

上利センター長を中心に医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、言語聴覚士、臨床工学技士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど多職種のスタッフが1つのチームとして患者さんに関わり、入院前のミーティングや病棟回診・症例検討会など情報を共有しながらそれぞれの立場で意見を出し合い治療を行っています。またDBS(脳深部刺激療法)やSCS(脊髄刺激療法)の手術も順調に行われています。

当初は、聞き慣れない診療科のため「ニューロモデュレーションセンターってどんな科なの?」と尋ねられることもありました。また、パーキンソン病や本態性振戦、痛みで困っている方々などからの問い合わせも多くその対応で一日が終わることもたびたびでした。それだけ病気に悩んでいる患者さんが多く、この治療に対する関心や期待の大きさがよくわかりました。内容によっては、患者・家族説向けの説明会にご案内させていただくこともあります。
説明会は月に一回開催され、センター長から病気や治療法などわかりやすく説明のあと、個別に相談できる会になっています。これまでに説明会に参加された方がその後治療を受けられることも多く、今では当院で治療を受けた患者さんやかかりつけの先生からの紹介の患者さんも増えています(次回は10月21日にSCSをテーマに開催予定です)。
開設後まだ5ヶ月ですが、患者さんからの信頼が得られていると実感しています。

今後、神経刺激療法を希望される患者さんが増えると考えられます。私自身もチームの一員として、入院前から関わり退院後も生活面にも目を向け患者さんに寄り添い安心して治療が継続していけるように支援していきたいと思っています。

外来看護師 T

 

※写真はリハビリテーションの様子のイメージ写真です。