日別アーカイブ: 2017年4月13日(木曜日)

ホルター心電図検査について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!
私が臨床検査部に来てから早くも半年が経ちました。少しずつ出来る仕事を増やし当直にも数回入りましたが、まだまだ緊張感が強く落ち着かない当直をこなすおばちゃん新人です。
四月になり臨床検査部にも若い新人が三名入ってきました。やる気に満ち溢れていて素敵です。残念ながら若い体力と記憶力には勝てませんが、おばちゃんだから気付けること・出来ることがあると思うので私も若者に負けないように頑張りたいと思います。

ところで、皆さんは脈が飛ぶ・動悸・息切れ・めまい・胸の痛みなど感じたことはありませんか?これらの症状がある時に心電図検査がよく行われますが、通常の心電図検査は記録時間が短い為、不整脈などの心電図異常をとらえられない場合があります。
不整脈や狭心症の発作はいつ起こるか分かりませんから、もっと長い時間連続的に心電図をみたい・・・そんな時に行うのがホルター心電図検査です。
携帯型長時間心電図ともよばれ、当院では心電図だけ記録するタイプと心電図と血圧を同時に記録するタイプのものがあります。
小型の機械を取り付け、自宅にて過ごしていただき、翌日取り外しに来ていただきます。
24時間の記録の中で、食事・睡眠・労作・症状のあった時間など行動記録メモを記入していただき、日常生活の中の総心拍数やどんな時にどんな不整脈がどのくらいの頻度で出ているのか?危険な不整脈は出ていないか?狭心症など心臓の虚血(心臓を養う血管の血流が悪くなる)を疑う心電図変化や血圧の変化はないか?を見ます。
不整脈の感じ方は人それぞれで、頻回に出ていたり危険な不整脈が出ていても全く症状のない人もいれば、敏感に感じ取って不快に思う人もいます。また時には症状があっても心電図には変化が見られなかったという人もいます。
通常の心電図検査で変化が見られなかった人でも、気になる症状があるなら一度医師にご相談されてみてはいかがでしょうか?
臨床検査部 H.O