BLS研修を行いました

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

先月中旬頃、当院放射線部にてBLS研修が行われました。
BLSって何と思われる方もいらっしゃると思います。
BLSとはBasic Life Support(一次救命処置)の略称です。一次救命処置とは、急に倒れたり、窒息を起こした人に対してその場に居合わせた人が、救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う応急処置のことです。専門的な器具や薬品などを用いずに行う処置であり、胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)、そしてAEDの使用を主な内容としています。正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことが出来ます。
具体的には、
意識のない人に対して、呼びかけを行い、①応答がない、②脈がない、③自発呼吸がないまたは正常な呼吸をしていない、ことを確認後、近くの人に緊急事態であることを伝え、AEDと救急車の要請を行い、救急車到着までの間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を30:2の回数で繰り返す。
途中2分ごとにAEDで心臓の動きを解析、必要であれば電気ショックを行う。
となっています。
今回放射線部では、BLS研修用の人形を使用して、「CT検査後に気分不良を訴えた患者さんが、そのまま意識不明になり心停止」という想定で研修を行いました。BLS研修自体は毎年全職員が受けているので、方法や手段は熟知しているのですが、今回のように実際の現場を想定した流れでというのは初めてだったため、例年よりも緊迫感がありました。
もし自分の目の前で緊急事態が発生した場合には、即座に行動に移れるよう、日頃からの訓練は必要だと再認識しました。
BLSに関してもう少し詳しく知りたい方は、インターネットで検索すればたくさん出てきますので、興味のある方一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
放射線部 千