日別アーカイブ: 2016年3月8日(火曜日)

栄養科通信vol.103「乾燥肌対策は食べ物にもご注意を!」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

乾燥が気になるこの時期。保湿クリームを塗っても塗っても乾燥してしまう…なんて悩みありませんか。
乾燥肌は、化粧水や美容液など外側からのスキンケアに目を向けがちですが、実は体の内側の働きも大きく影響しています。偏った食事を続けて栄養が不足すると、代謝が悪くなり肌表面をバリアしている皮脂の分泌が減ることで乾燥の原因になったり、腸内環境が悪化することで体内を巡る血液が汚れてしまい、悪いものを肌から外へ出そうして肌の乾燥や荒れが起こります。

以下の食品は肌への影響があるものです。多くなっていないか、食生活を見直してみてください。

●コーヒー
コーヒーに多く含まれるカフェインには、血管を収縮させる働きや、体を冷やす働きがあります。この働きによって代謝が悪くなり、乾燥肌に繋がります。また、カフェインには利尿を促す働きがあるため、多くの水分が排出されて、体も肌も水分不足になり乾燥しやすくなります。
●ファストフードやスナック菓子
塩分・脂分が多いファストフードやスナック菓子は、血液をドロドロにするため、体の代謝
が悪くなります。
●冷たい飲み物
体を冷やす食べ物・飲み物をたくさん摂ると、体の血行が悪くなってしまいます。血流が良くないと、
代謝も悪化するため乾燥肌が酷くなってしまう場合があります。
●甘いお菓子、清涼飲料水
糖分が多いものを摂り過ぎると、腸内の悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化します。特に清涼飲料水などの甘い飲み物はたくさん飲んでしまいがちなので要注意。

逆に乾燥肌に良い食べ物は、
たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを多く含む食品です。
■卵
卵はとても栄養素が豊富な食べ物で、たんぱく質・ビタミンAなどが含まれます。
■納豆
納豆には、たんぱく質・ビタミンEなど豊富な栄養素が含まれています。
さらに納豆に含まれるポリアミンという成分は、代謝を活発にして、お肌の生まれ変わりを正常にしてくれます。
■アボカド
“森のバター”や“食べる美容液”などと呼ばれるアボカドは、世界一栄養価の高い果物としてギネスブックにも20160308載るほど栄養素が豊富です。ビタミンE・β-カロテン・ビタミンCなどが含まれています。ただし!アボカドはカロリーが高くボリュームもあるので、食べ過ぎると胃もたれしてしまう事があるので注意。

■パプリカ(赤・黄・オレンジ)
パプリカは普通のピーマンと比べ、ビタミンCがとても多く含まれています。ビタミンC以外にも、β-カロテンやビタミンEなど乾燥肌に良いビタミンが豊富です。栄養をより効率よく摂り入れるには、オリーブオイルなどの油を使って調理するのがおすすめです。
■はちみつ
はちみつには、ビタミンCやたんぱく質、代謝を促すビタミンBなどが含まれています。
また、はちみつに含まれるグルコン酸という成分には、乳酸菌・善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。

しっかり保湿することに加え、食べるものの選び方にも気を付けて、乾燥肌対策をしてみてください♪

栄養科 管理栄養士 ぱん