日別アーカイブ: 2016年3月1日(火曜日)

「これからの医療・介護は、どうなるのか?」

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

『雛祭り』も近づき、やっと春がやってきますね。とは言え、 倉敷でもインフルエンザBが流行してきているようなので、 気を緩めず感染予防していきましょう!!20160301-1
さて今回は、財源不足が心配される日本の保険制度について、 国がどう乗り切ろうとしているのか、我々にどのような影響がありそうなのかお話させていただきます。
医療保険も介護保険も定期的に報酬(料金),制度について改正(見直し)が行われていますが、
平成30年度は、医療保険・介護保険の制度同時改正の年となっています。
そこで、これまで緩やかだった改革が急速に実行されるのではないかと推測されます。
医療では入院中の水道光熱費自己負担開始,食事代負担増,高額医療費上限額の見直し,高齢者医療費の2割負担などが検討されています。また、岡山でも5900床削減が決定しており、病院は更に急性期医療を担う役割が強化され、かかりつけ医(医院,クリニック)との連携が推進されていくようです。
介護保険では、介護認定適正化の強化,要介護1~2の方の生活支援(ヘルパー利用)やベッドレンタルの自己負担,ケアマネージメント料の1割負担(現在無料),利用料2割負担者の拡大などが検討されています。つまり、身体機能ならびに認知機能の低下が重度の方は施設利用を、中等度・軽度の方は介護保険制度だけでなく地域での支援を活用しながら、在宅生活を継続していく必要があるようです。
そのため、重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続ける事ができるよう、「住まい」・「医療」・「介護」・「予防」・「生活支援」が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築が急務となっています。
このように倉敷老健は、病院と在宅の中間施設として架け橋の役割が達成できるよう、専門職員による機能訓練(リハビリ)を中心に、医療・介護指導や栄養指導など他職種の協働により在宅復帰への不安を軽減できるよう支援していきます。また自宅で生活されている方にもご利用頂き、介護方法の見直しや新たな提案により、少しでも長く在宅生活が継続できるよう支援させていただいていますので、お気軽にご相談ください。
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倉敷老健 リハビリ D