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猫背解消で、真っ直ぐ伸びた背に

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

私は、今年の4月から予防リハビリに異動してきたスタッフのTと申します。予防リハビリという新しい環境がスタートしてから早4ヶ月が経とうとしていますが、いまだに覚える事はたくさんあり、日々成長を感じながら業務にあたっています

異動してからの4か月は先輩方に助けていただくことが多く、また、優しい皆さまの笑顔に元気をいただきながら、少しずつ予防リハビリスタッフの一員としての自覚を得ることができました。今回のブログでは、そんな4ヶ月間の中で、リハビリを通じて得られたご利用の方とのエピソードを紹介いたします。

私が異動して間もない頃、あるご利用の方から、「背中が丸くなって、なかなか背中を真っ直ぐにしたまま立つことができない、綺麗な立ち姿でいたい」。という悩みを伺いました。
その方には、背中の柔軟性を改善するストレッチや脊柱起立筋(背中を真っ直ぐに伸ばしてくれる筋肉)を鍛えるトレーニングを指導しました。その際、ただその場で運動を行うだけでは効果が低いため、ご自宅にある物や、家の壁などを使って、自主トレーニングとして継続できるような運動方法をお伝えしました。

それから少し経ったある日、その方から、「近所の人から背が伸びた?身長が高く見えると言われた、すごく嬉しかった、ありがとう」。と、嬉しいお言葉をいただきました。是非継続して自主トレーニングを行うことに加え、読書や家事など、普段の何気ない日常生活のなかでも背中を伸ばす意識を持ってもらうようにお願いし、これからも綺麗な立ち姿を維持していただきたいと思っています。

感染対策の日々が続いており、活動量の減少に伴う身体機能の低下を引き起こしやすくなってきています。そのため、予防リハビリでは今回ご紹介した方のように、ご自宅でも可能な自主トレーニングの指導をさせていただきながら、身体機能の維持・向上に繋がる支援を行っています。皆様も、感染には十分に気を付けながら、ご自宅で可能な運動や家事などを継続して、コロナウイルスに負けない充実した日々をお過ごし下さい。

理学療法士 T

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

デイサービスでのある日の出来事

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

今年は早くに梅雨も明け、海や山の恋しい季節となり、蝉の鳴く声が夏の暑さを強調させる今日この頃です。
この時期は体調を崩しやすいので、デイサービスではこまめに水分を取っていただき、脱水・熱中症予防を心がけています。

午後のプログラムとして、お名前川柳を行いました。
ご自分の名前から頭文字を3文字決めて、5、7、5の句を考えてもらいます。
最初は「むずかしいわ。川柳なんて最近ずっとしていないしできるかな…」と消極的(気の進まない様子)でしたが、スタッフが代表して一句詠むと意欲が湧いた様で、ゆっくりと熱心に考えられていました。子どもの頃の遊びや、慣れ親しんだ故郷の風景、家族等、その句に1人1人の思い出が垣間見え、皆さんとっても素敵な句を詠まれていました。

なかでも、Oさんの「“おかえり”と 気持ちよく響く えぇデイさん」の句に心をうたれました。
と言うのも、デイサービスでは、ご利用の方が訓練やトイレなどで席を外され、戻って来られた際に『ただいま!』『おかえり(*^-^*)』というやり取りが自然と定着しています。
何気ないやり取りでしたが、そこに心地よさを感じてくださっていたという事です。
慣れ親しんだ、我が家からケアハウスへ住居を移し、寂しさ・不安を抱えておられるかもしれません。そんな中、おかえりという言葉は、嬉しくて、ちょっぴり安心できる言葉なのかもしれません。
この句を聞いて、嬉しく感じたと共に、これからも言葉1つ1つを大切にしていきたいと思いました。

これからが夏本番、どうぞ、皆様体調には十分気を付けて頂けたらと思います。

デイサービスドリーム Ⅰ

栄養科通信vol.179「食欲と色について」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

人間には、「視覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」「聴覚」の五感というものが備わっています。それらの中で、料理を一目見た時に「美味しそうだな!」と判断するのに一番影響しているのは「視覚」です。「視覚」は87%というほとんどの情報を占めているので、料理の色合いが変わるだけで美味しそうに思えたり不味そうに思えたりするのです。

◎食欲が増幅する色
赤やオレンジ、黄色などの鮮やかで明るい色を見ると、血圧や脈拍数が上昇し、体温も上がって食欲増進につながります。また、単に赤色に染めるのではなく、他の色との組み合わせによって食欲増進効果をよりアップさせることもできます。色相環で反対の位置にある色を補色、反対の色の隣近辺の色を反対色といいます。グリーンサラダにトマト、まぐろの刺身に大葉を添えるなどは、同系色の盛り付けに対し補色を組み合わせた例です。単調で平凡になりやすい同系色の組み合わせに対して、5~10%の補色を使うとアクセントとなり、全体の印象にメリハリを付けやすくなり、食欲増幅につながります。

◎食欲が減退する色
「青」や「青緑」「紫」などを見ると、暖色系とは逆に体温や血圧が下がります。そうなると血流も悪くなり、内臓の働きも鈍るので食欲は減退してしまうという結果を招きます。
また、青が「自然界に存在しない色」であることも食欲が落ちる理由です。人間の脳が青い色を食べ物として認識しないようにできているため、青は食欲を想起させないという仕組みになっているのです。

料理の色だけでなく、お皿やランチョンマットの色を変えるだけで美味しそうに見せることができます。食欲が減退しやすいこれからの季節、暖色系の食材を使用したり、メリハリのある盛り付けをしたり、暖色系のお皿やランチョンマットを使用することで、見た目から食欲増進をはかっていくのもいいですね。

参考
日本メディカル心理セラピー協会 https://www.domap.net/
臨床栄養 第140巻 第7号(通巻964号)医歯薬出版株式会社

管理栄養士 Y.N

七夕に願いを

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

本日7月7日は七夕です。
七夕といえば短冊に願い事を書いたことがあると思いますが、今年はどんな願い事を思い浮かべますか?健康や家族の幸せ、世界の平和等など人それぞれ色んな思いがあると思います。
願い事をする時はなかなかないので、今日はちょっと自分のためにお願いしてみるのも良いかなと思ったりします。
認知症疾患医療センターは、「コロナウイルス感染症退散!!」を願います。
また、笹に飾る色とりどりの折り紙を折るのも、脳活性化にもつながりますし、また落ち着いた時間が流れ家族や友人などと楽しむことができますね。言葉にできない方も、きっと自分の心の声を少しでもよいので書き留めてみるという時間になると思うので、七夕のこの日を楽しんで過ごしましょう。

医療秘書 S.U

企業戦士と良妻賢母  

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

7月6日、今日は私事ですが結婚記念日です。 42年前、ちょうど高度経済成長期、バブルがはじける前。お給料は毎年万単位で上がり、10年間貯めておくと貯金の利子でお金が倍になって帰ってきていました。今ある生活は、そのころの40,50歳代の人達が企業戦士としてバリバリ仕事をしたおかげ?今の日本を築き上げたのでしょう。夫は仕事を朝早くから遅くまでこなし、家に帰ったら、奥さんが家事炊事し、待っているのが当たり前。そのころの女性は男性と同じように仕事をしていても、家に帰ると主婦に早変わり。子育てもしながら、女性は大変だったと思います。「企業戦士と良妻賢母」その企業戦士たちは今、80,90歳代になっています。その中の多くの方々が、若い頃の結婚生活の延長、生活習慣そのままに変わらない生活を望んでいます。「おい。飯。風呂。あれはどこかな。持ってこい。」しかし妻も年を取っているのです。自分のことで精いっぱい。お互いに歳をとっていっているということは分かっているのですが、妻はいつまでも自分のことをしてくれると勘違いしています。妻も今までの流れでしようとするのですが体がついていきません。この年代の女性の多くは舅姑の介護も当たり前に自宅でしていました。80歳代の女性が「私たちの世代が一番損だわ。舅姑に尽くしてきたのに、今の嫁たちは、自分たちの生活を優先する。看てはもらえない。」とこぼされていました。介護保険が導入されて20年。その10年前には構想があり、実現化されました。まさに良妻賢母達が家を支えた時代の企業戦士たちが考案したのでしょう。思った通りの介護保険制度になっているのでしょうか。「こんなはずではなかった。」「子供達には迷惑をかけることはできない。」残された余生を悠々自適に暮らしていくにはどうしたらいいのでしょう?ケアマネジャーとして、担当となった方の生い立ち、家庭環境、家族の思いを受けとめ把握し、本人や家族にとって円満な生活を実現させるためにサポートしていきたいと思います。いつでもお立ち寄りください。お話し聞かせてください。

ケアプラン室 N

通所リハビリ 「認知症専門フロア」のご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今回は「認知症専門フロア」のご紹介を致します。

物忘れにより集団で過ごす事が苦手な方や、物忘れに伴う不安がある方、「家へ帰りたい…」と帰宅願望がある方でも個人の在り方を尊重し安心して穏やかに過ごして頂けるよう、ご家族様と協力し日常生活や心理面に関しての支援を行っています。

ご利用の方に合ったプログラムを提供出来るよう、ご本人様からはもちろんご家族様からも、昔からのご趣味や今現在興味のある事、得意な事、苦手な事、今までの生活歴、やってきたご職業等お聴きし、お一人おひとり のプロフィールシートを作成しております。また、ご利用者様と関わっていく中で新たに発見出来た一面や様々な情報を職員同士で共有し、ご利用者様の好きな事、やりたい事を主に日々のプログラムに取り入れ少しでも安心して楽しく過ごせるように取り組んでおります。

 現在コロナウイルス感染予防の為実施出来ないプログラムもありますが、制限がある中でも出来る限りご利用者様が安心して楽しく参加出来るプログラムを思案し実施しています。
 例えば、天気の良い日はどなたでも気軽に体を動かせるよう近所を散歩したり、リハビリも兼ねて施設内の階段昇降を行ったりしております。

不安な気持ちが強いご利用者様に対しては、何故不安なのか、どのようにすれば気持ちが落ち着き少しでも安心して当フロアで過ごせるのか、ご利用者様自身にも傾聴し職員同士で話し合い、場合によってはご家族様や他事業所の方とも情報交換を行いケアにあたっています。

日々当たり前に感じていることを、より一層大切にし、ご利用者様の些細な変化を見逃すことなくご利用者様や、そのご家族様にも安心して任せて頂けるケアを行っていきたいと思います。

当施設の認知症専門フロアでのケアが、どのようなものなのか少しでも気になった方がいらしたら、ご見学いただけますので、ご遠慮なくお電話にてご連絡ください。
職員一同お待ちしております。

通所リハビリテーション  介護士 M.T

通所リハビリテーション  TEL086-427-1192

倉敷老健ではリハビリと交流を推進しています

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

例年より遅い梅雨入りで、湿度が高く雨の多い季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
老健へご入所の皆様はそのような気候に負けず、一日も早い在宅生活復帰を目指し、リハビリを中心とした生活を送られています。

一階リハビリ室では平行棒歩行やペダル漕ぎを行い体幹の安定や下肢筋力の維持・向上を目指した訓練をされています。またフロアでは、梅雨にちなんだ貼り絵で楽しみながら手指機能や認知機能の維持・向上に取り組まれています。

 

6月は倉敷中央高等学校福祉科3年生の学生さん3名が実習に来られました。
 慣れない環境で始めは戸惑う姿も見られましたが、日を追うごとにご入所の方々と笑顔で交流できるようになりました。現場での介護知識や技術を身につけようと熱心に聞き取り、時には介助を行い自信をつけ学校に戻っていかれました。

彼らの姿を見て、私たちも初心忘れるべからずでご入所の皆さまに喜ばれるケアを実践していきたいと改めて思いました。

倉敷老健 介護福祉士 O

歯科受診前の確認事項について

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

7月が始まりましたね。一気に暑くなり体調の変化を来たしやすいこの季節だからこそ、今回は歯科受診前の体調確認にまつわる事項についてご紹介させていただこうと思います。

当院歯科では診察前にすべての患者さんに体温測定を実施しております。また、高血圧や糖尿病など、歯科治療時に注意が必要とされる全身疾患を抱えている患者さんには、毎回診療前に血圧測定、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)の測定を実施しております。
そこで今回は、なぜ歯科診療前に体温・血圧・SpO2の確認が必要であるのかについて皆様にお伝えしたいと思います。

【体温測定の意義】
新型コロナウイルスの蔓延に伴い、皆様も病院受診の時以外にも、体温測定をする機会が増えてきているのではないでしょうか。新型コロナウイルスの感染の指標だけではなく、体温の上昇というのは、多くの疾患の徴候を示す症状であり、体温測定をすることにより、異常を早期に発見することが可能になるため診療前の体調確認のためにも、体温測定を実施しています。

【血圧測定の意義】
歯科では歯を削る、麻酔をする、歯を抜くなど、侵襲の大きな処置を行うことも多くあり、無意識のうちに精神的・肉体的にストレスがかかって血圧が上がってしまうことがあります。特に麻酔の成分には血管収縮剤という血圧を上昇させる作用のある成分が含まれているため、診療前に血圧がかなり高い方には負担が強すぎて麻酔を実施できないこともあります。また血圧が高すぎると抜歯後になかなか血が止まらない可能性もあります。診療前にその日の血圧を確認することで、患者さんの状態に応じた治療方法を検討することが可能になります。

【歯科診療前にSpO2の測定をする意義】
SpO2とは、血液中にどの程度の酸素が含まれているかの割合のことです。SpO2が低いと、十分な酸素が全身に送られていないという指標となり、気分が悪かったり、息苦しかったりします。健常者のSpO2の値は通常96~99%と言われています。90%未満であれば呼吸不全が疑われ、医科受診を検討する必要がでてきます。高齢の方では自覚症状がないまま測定してみたら90%以下であり、異常がわかったということもしばしばあります。当院では異常がわかった時点で院内の診療科と連携しているため、高齢の方など、リスクの高い方でも安心して歯科受診していただくことができます。

当院に来られる患者さんが安全に歯科診療を受けられるよう、体調確認を実施しておりますので、何か気になることがありましたらお気軽に歯科までご相談ください。

歯科助手・M

日本糖尿病療養指導士認定試験に合格しました!

第22回日本糖尿病療養指導士認定試験が行われ、当院から受験した管理栄養士2名、薬剤師5名全員が合格しました。倉敷生活習慣病センター診療部長 青山 雅 先生をはじめ、糖尿病療養指導士の先輩方に何度もご指導いただきました。この場をお借りし、心より感謝申し上げます。

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)とは、糖尿病治療にもっともたいせつな自己管理(療養)を患者さんに指導する医療スタッフです。高度でかつ幅広い専門知識をもち、患者さんの糖尿病セルフケアを支援します。
この資格は、一定の経験を有し試験に合格した看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士に与えられ、CDEJに認定されることは、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートであることを意味します。

この受験を通して、薬剤師以外の職種が糖尿病指導にどのように関わっているのかを改めて学び、薬物療法以外にも食事療法や運動療法についての知識を深めることができました。
また、各医療スタッフが密接な連携を保ち、専門性を活かしたチームアプローチが必要であることを学びました。

今年の試験結果を受け、当院の糖尿病療養指導士は計22名(看護師4名、管理栄養士7名、薬剤師9名、理学療法士2名)になりました。これからも糖尿病患者さんのお役に立てるアドバイスが出来るよう、学んだ知識を活かしながら頑張っていきたいと思います。

糖尿病療養指導士 薬剤師 MM

コロナ禍での避難訓練実施について

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

令和4年6月10日(金)にケアハウスドリームガーデン倉敷、デイサービスドリーム、社福ヘルプステーション合同の避難訓練を実施しました。 専門業者立会いのもと、複合受信機の取扱いの説明を受け、新しいスタッフも仲間に入り、熱心にメモを取り、活発な質問もありました。

「火災を想定した初期消火、通報訓練・避難誘導」と、「夜間当直帯での感知器作動(非火災)の訓練を行いました。発生する内容や時間帯、職員の人数、場面等に様々なことが起こりえます。大きなサイレンが響く中、「初期消火・通報・誘導」の意識を持ちながらも、やはり緊張して、焦ってしまいます。また実際に、水消火器を使っての訓練では、消火器の重さや、手順、消火器の場所(館内では約20mに1本配置)など触れてみないと分からない事もありました。スプリンクラーや、煙感知器、緊急通報ボタンなど、安全な装置はありますが、やはり最後は人間の「判断」や「行動」が重要だと考えます。
火災だけではなく、地震や水害、感染症などいつ、どこで起こりうるか分かりませんが、職員全員で、安全に避難誘導ができる適切な最善の方法・判断力を身につけ、防災意識の向上に努めたいと思います。

ケアハウス 生活相談員 S