足先の激痛という脳出血の後遺症を鍼灸治療で改善

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

先日、脳出血の後遺症で悩まれている60代の女性患者が来院されました。

2年前に脳出血を起こし、4日間意識が戻らず、ギリギリ助かったとご本人は言われていました。しかし、後遺症として左足先のズキズキするような激しい痛みが残っています。

患者さんがテレビで鍼灸を紹介する番組を見てから、興味を持ち、当院に来られました。
発症当時に手術をしておらず、脳内の出血が残ったままでした。このような場合、鍼灸の理論では経絡に瘀血がある考えられます。

これに対して、手足のツボに刺鍼し、腹部のツボにお灸など全身治療をした後に、両足の親指の先に鍼を刺し、数滴の血を出す治療をしました。これによって、経絡の瘀血を除去するとともに、井穴と呼ばれる指の末端のツボを刺激し、脳神経の働きの改善を目的にしました。

1回だけの治療で、足先の激痛は大分軽減して生活がしやすくなったと患者さんは非常に喜んでいただけました。

2年前からの脳出血の後遺症として、改善は難しいと、最初にはそう思っていましたが、1回だけの治療でこれほどの効果が得られたことに、我々治療者としても非常に驚いて喜びました。

難治性疾患に対しても、時に鍼灸治療法は不思議な効果が得られます。

 

ヘイセイ鍼灸治療院 谷吉

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