倫理事例研修会が開催されました

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

去る9月16日に職員対象の倫理事例研修会が開催されました。約3年ぶりの開催となりましたが、約90名の職員が参加し、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使用して、ファシリテータを医療倫理コンサルテーションチームのメンバー8人が担当し、院内の倫理的な問題について討論を行いました。

冒頭に日本臨床倫理学会副理事長の稲葉一人先生にご講演をいただき、今回初めて参加する職員にも分かり易い「事例から学ぶ、臨床倫理の基礎」についてお話しをしていただきました。
初めてZoomでの開催ということで、私を含めた事務局スタッフはきちんと出来るのか不安でいっぱいでしたが、結果は「Zoomの方が話し合いをし易かった」「画面を通じて参加者の顔を見て話し合うことができたので良かった」という声が聞かれました。私は8セクション全部の様子を見る事ができたのですが、どのセクションも様々な意見が自発的に出ていてとても良い研修会になったと思います。

今回、地域医療連携センター、訪問看護ステーションの方に事例を発表していただきましたが、今後も臨床現場での悩みや不安、モヤモヤした気持ちを職員皆で共有していけるよう、院内で協議する機会を作っていければ良いと感じました。

人事課 こちょ

質の良いリハビリテーションが行えるよう日々精進

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは。10 月も終わりに近づき、朝晩冷え込んでくる季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

私は今年度から入職した新人理学療法士の I と申します。4 月に入職して早くも半年が経ちました。この半年間を振り返ると、入職したころは不安でいっぱいで新しい環境に慣れる ことで必死でしたが、先輩方からは温かい指導をいただき、同期とも励ましあいながら過ごしてきた日々があっという間に感じます。

5月から患者さんを受け持つようになり、この半年間でも多くの患者さんのリハビリテーシ ョンに関わらせていただきました。患者さんと関わる中で、「自分にもっと出来ることはない か?」と自問自答する毎日です。そんな中、新人の症例発表があり、私が担当させていただ いている患者さんについて発表させていただく機会がありました。先輩方からは様々な視点からたくさんのアドバイスをいただき、視野を広げることができるとても貴重な経験となりました。この経験を活かし、今後も自己研鑽を怠らず少しでも質の良いリハビリテーショ ンを行っていきたいと思います。そして、一人でも多くの患者さんを笑顔にできるように日々 精進していきたいと思います。

最後になりましたが、朝晩と日中の気温差で体調も崩しやすい時期です。風邪などひかないよう体調管理には十分お気を付けてお過ごしください。

新人理学療法士 I

寒暖差が激しい季節です!

こんにちは!ヘイセイホームヘルプステーション 介護タクシーです。

朝晩は震えるように寒いかと思うと、日中は夏日のように暖かい季節の変わり目です。外出するための身支度を考えたり、新型コロナウイルスの影響もあって、車いすを利用して生活されている方は特に外出することをためらいがちになると思われます。

介護タクシーでは、車イスのまま車の乗り降りができるという特徴があります。スロープを兼ね備え、介護に特化した福祉車両の介護タクシーは、通常のタクシーやご家庭の乗用車では移動することが困難な、車イスに乗られた方、または寝たきりの方などの移動を可能にできます。車いすをお持ちでない方でも、身体状況に応じた種類の車いすを無料で持参しております。

また、高齢者や障害を持っておられる方の移動を支援するに際し、ドライバーは普通自動車二種免許の他、介護福祉士、またはホームヘルパーの資格を取得しているため、ご家族や付添いの方が介助を行う必要はなくご安心して乗車できます。通院や入退転院時のご利用だけではなく、お買い物や行楽などでもご利用できます。お出かけにためらいがちな車いす生活の中に、介護タクシーを取り入れることによって、外出の幅を広げられる可能性があります。

最近では、新型コロナウイルスワクチン接種、またはインフルエンザ予防接種をするためのご利用が急増しています。介護認定をお持ちの方は、介護保険を利用しての通院乗降介助が可能になります。送迎する場所によりましては、ワクチン接種会場にお送りした後、そのまま現地で待機することもできるため、待ち時間なく帰宅することも可能です。ワクチン接種がお済みでない方は、何なりとスタッフまでご相談ください。親切・丁寧にお答えいたします。

ヘイセイホームヘルプステーション 介護タクシー I

冬に向けて

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

今年の夏は猛暑でありましたが、すっかり気温も低下し秋らしくなってきました。冬支度として、夏に伸び放題だった垣の木を綺麗に剪定してもらいました。剪定した後は真っすぐで、気持ちいいですね。入居者様も樹木の様子など気にしている方も多く、「花が咲いた」「新緑が美しい」「ススキが秋らしい」「草がボーボーになったなあ」など季節により、お話される方も多く、植物の移り行く様子など気にしておられます。植物によって季節を感じることは、入居者様のQOLにとって大切であるように思います。また、緑を見ることは、目にも、気持ちにもいい影響を与えてくれて健康にも繋がると思います。気温が下がるにつれ、植物たちも冬を迎える準備をしています。今年の冬は過ごしやすいことを願います。入居者様が元気で過ごせますように。

グランドガーデン南町 M

外部研修に参加してみて

朝晩と冷え込むようになり、日中でも長袖を着るようになりました。早いもので今年も後2ヶ月程となり、月日が過ぎるのは本当に早いと感じています。

私事ですが、相談員となって2年目、外部の研修に参加する機会が増えました。コロナ禍のため、リモートでの研修になりますが、参加することで自分自身の知識が増えたり、制度について改めて学ぶことができるため自己研鑽に繋がっています。

また、他病院の相談員も研修に参加しており、参加者同士の交流機会の場にもなります。研修内ではグループワークを実施することもあり、情報交換やコミュニケーションを取ることで横の繋がりも構築できます。その結果、通常業務において外部の病院等と相談がしやすくなるメリットにもなります。

外部研修で得た知識や参加者との関わりは、実際の業務にも役立つことばかりで、自分自身の成長にも繋がっています。相談員の業務に限らず、様々な仕事をする上で自己研鑽は非常に大切なことだと思います。
今後も積極的に外部研修に参加させて頂き、自分自身レベルアップしていければと思います。

地域医療連携センターでは、様々な経験年数の医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)がいます。職員全員が患者様やご家族の困り事に対して相談にのれるよう、日々自己研鑽に努めています。お困り事がありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

地域医療連携センター A

 

有効性のあるがん検診の薦め

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

一定年齢が過ぎると、自治体等からがん検診の通知が届きます。

男性は「肺がん」「胃がん」「大腸がん」の検診、女性は前記に加えて「乳がん」「子宮頸がん」となります。厚労省が推奨するがん検診はこれらの5種類のみとなっています。

ところが、これらは日本においてであって、国際的に認められているがん検診は「大腸がん」「乳がん」「子宮頸がん」の3種類に留まります。

つまり、「がん死亡を減らすという利益が確認できないもの」「検診そのものが返って害が大きいもの」は推奨されないことになっています。

検査の性能・精度(感度・特異度)を得るためには、自覚症状がなくてがんであるかどうかが分かっていない一集団を対象にしたsingle-gate design studyが必要です。
ところが、感度・特異度が90%前後であるため非常に優れていると謳う方法の中には「がんと診断された集団」と「がんではない集団」と既にわかっている別々の集団から統計をとったtwo-gate design studyが存在しています。
すなわち、推奨されているがん検診はがんが発見できたかどうかではなく、がんによる死亡率を減少させるかどうかで決定されているということです。

したがって、がん検診を受ければ受けるほど良いわけではなく、偽陽性や過剰診断による不要な検査や治療を行うことになり、またそれまでの期間の精神的負担(不安や苦痛)などの大きな弊害に繋がりかねません。実をいうとがん以外にもtwo-gate design studyにて得られた検査精度を公表していることが意外に多いのです。

日本では有効性が高いとされる5種類のがん検診は自治体から補助があり、無償か少ない自己負担で受診可能です。

コロナ禍で停滞気味といわれていましたが、これらの検診については最低でも年に一度はしておく方がお薦めです。特に女性の方の受診をお勧めします。

脳ドックセンター  光源頭

 

マンモグラフィの乳腺濃度 ~デンスブレストとは~

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

マンモグラフィ検査は乳房内の石灰化や腫瘤(しこり)などの病変を見つけることができ、乳がんの早期発見に有効な検査です。しかしながら、マンモグラフィ検査を行っても、病変が見つかりにくい乳房があることをご存じでしょうか?

乳房は、主に乳腺組織と脂肪組織で構成されており、乳腺組織はマンモグラフィでは白く写ります。そして、マンモグラフィで見つけることができる病変も白く写ることが多いです。乳腺の量は人それぞれ違いがあり、乳腺が多い乳房(乳腺濃度が高い乳房)では、乳腺と病変が重なってしまい、わかりづらくなってしまいます。

マンモグラフィでは、乳房の構成を、乳腺濃度が高い順に「極めて高濃度」「不均一高濃度」「乳腺散在」「脂肪性」の4種類に分類し、この内、極めて高濃度と不均一高濃度のことを「高濃度乳房」、英語で「デンスブレスト」といいます。
40歳以上の日本人の約40%がデンスブレストであるといわれており、デンスブレストは正常な乳腺に乳がんなどの病変がかくれてしまう危険性があるため、注意が必要です。デンスブレストの方は、乳腺エコー検査を受けることで、マンモグラフィでは見つけられない病変を見つけられる可能性が高くなるため、マンモグラフィ検査と乳腺エコー検査を併用することをおすすめします。

私たち放射線技師は受診者一人一人の乳房に合わせてマンモグラフィ検査を行い、特にデンスブレストの方の検査時には、できるだけ乳腺が重ならないようにしっかり広げて撮影するように心がけています。
デンスブレストであることに過度な不安や心配はいりませんが、自分自身の乳房の状態を知り、気にかけること、また自宅でのセルフチェックや定期的に検査を受けることが大切だと思います。マンモグラフィ検査の際、気になることがありましたら、ぜひお声がけください。

                                放射線技師 MT

心ひとつに~リハビリステーションピース体育祭 開催報告~

10月11日(火)に毎年恒例のイベント「体育祭」を開催しました。万国旗を掲げ、赤白旗や日の丸旗で飾られたフロアは体育祭の雰囲気ばっちり!ご利用の方も職員もハチマキを巻いていざ、開会!

最初は「応援合戦」から。赤白各団長が考えた振りに合わせて全員でポンポンを振って応援しました。

次のプログラムは「テープ引き」。紙テープを隣の方と絡ませ同時に引っ張り、テープが破れたら負けという対決です。

続いて「借り物競争」ではご利用の方に借り物を持ってもらうよう協力していただき、各組の職員のどちらが早く借りて戻って来られるかを競い、必死に走る職員の姿に歓声と笑いで盛り上がりました。

最後は職員による「組体操」です。若手職員3人で綺麗な「扇」の技を披露した後は、体育会系ベテラン職員による大技「サボテン」です。普段から鍛え上げた体だけに安定感は抜群!
フィナーレは9名の職員による「ウェーブ」です。心一つに、綺麗な波を作ってピースの絆をお見せすることができました。ご利用の方からは盛大な拍手と「感動した」「勇気をもらった」と声をいただき、中には涙ぐまれた方もおられました。「体育祭」は毎年職員とご利用の方が一体となり大盛り上がりするリハピースのイベントです。来年もどうぞお楽しみに!
(※イベントは感染対策の下、実施しています。)

                             介護福祉士 I

『とろみの付け方とポイント』の動画をYouTubeにアップしました

当院 言語聴覚士による『とろみの付け方とポイント』動画をYouTubeにアップしました。

倉敷平成病院をはじめ、全仁会グループには合わせて21名の言語聴覚士が在籍しています。(2022年10月現在)
言語聴覚士の役割の1つに、嚥下障害(飲み込み能力の低下)のある方に対し、訓練や食事・水分の調整のお手伝いをすることがあります。

今回は嚥下障害により水分にとろみが必要な方と、介護をされるご家族や周囲の方に向けた『とろみの付け方とポイント』に焦点を当てた動画を作成しました。(約2分30秒)
基本の飲み物へのとろみの付け方をはじめ、とろみが付きづらい乳製品を扱う際のポイント、失敗例などを紹介しています。
ぜひご覧いただき、参考にしてみてください。

秘書・広報課

インフルエンザワクチンについて

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

10月も半分が終わり、寒い日が続くようになってきました。今年の冬は新型コロナウイルスに加え、インフルエンザも同時に流行するのではと言われています。

当院でも10月3日からインフルエンザの予防接種が始まりました。(高校生以上の方が対
象です。例年通り、事前の予約は受け付けておりません。ワクチンの在庫が無くなり次第終
了となります。)

近年は新型コロナウイルスのワクチンも増えたため、皆さんワクチン同士の接種間隔が気になるところかと思います。
昨年までは新型コロナワクチンとの接種間隔は2週間空けていましたが、今年度は厚生労働省より新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種可能との通達がでているため、同日での接種が可能となっています。(同時接種は、単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があるとのこと。)
一方、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外のワクチンの同時接種については、これまで通り2週間は空ける必要があります。(現時点で安全性に関する十分な知見が得られていないため。)
しかし、怪我をした時の破傷風トキソイド等、緊急性のあるものについては、例外として2週間間隔を空けずに接種することが可能となっています。

インフルエンザワクチンを接種した場合でも、引き続き手洗い・うがい・マスク着用等、基本的な感染対策を続けることで、インフルエンザに感染しないよう注意していきましょう。

薬剤部 MK

参考:厚生労働省ホームページ