「認知症」って1つの病気?

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

「認知症」って1つの病気みたいですよね.ところがそうではありません.
認知症の「症」の字はそもそも『その原因にな色々な病気があります』という印です.高血圧も,本来「高血圧症」であり,血圧が高くなる病気には色々な原因があります,ということを表しています。
なので「症」がついた病気は,その背後にある病態をしっかり見極める必要が多いのです。
「認知症」の原因も,頻度の高いものから稀なものまで本当にたくさんあります(表1)。
その中でも早期診断・早期治療によって「治る」病気もあります.特に数日から数週間で進んでいくような認知機能障害(認知症)は,「もう少し様子をみようかなあ」ではなくてできるだけ早く病院を受診しましょう。
代表的な病気には,慢性硬膜下血腫,脳血管障害,正常圧水頭症,神経感染症,脳腫瘍,薬剤性脳症,代謝性脳症(高アンモニア血症,電解質異常,等),などがあります。

認知症疾患医療センター センター長 涌谷 陽介

本日1/11(水)は倉敷平成病院の創立記念日

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2023年1月11日(水)、倉敷平成病院は創立35周年を迎えました。
当院は1988年に創設者である故 高尾武男が『救急から在宅まで 何時いかなる時でも対応します』という理念を掲げて開院しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大や超高齢化社会、人生100年時代など、病院を取り巻く環境は大きく変わりつつありますが、開院当初からの変わらぬ思いを胸に、これからも地域の皆さまを医療・介護の面からお支え出来るよう、そして、40年、50年と愛される病院であり続けられるよう、職員一同歩みを進めてまいります。

介護手当をご存じでしょうか?

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

ブログを読んでくださっている方の中には、日々介護をされている方がおられると思います。
倉敷市にお住まいの方で、介護をされている方に支給される、介護手当をご存じでしょうか。
介護手当
〇支給対象者及び支給要件
(1)市内に6箇月以上住所を有していること。
(2)ねたきり高齢者等を介護した期間が、年度内(4月~翌年3月)において、6箇月以上であること。ただし、前年度分の介護手当の支給を受けていない場合に限り、前年度の介護期間を通算することができます。
※ねたきり高齢者等が医療機関・社会福祉施設・老人保健施設などへ入院(入所)中の期間は、介護期間から除くこと。
※ねたきり高齢者等を複数で介護している場合は、主たる介護者であること。
※介護を業としていないこと。

〇ねたきり高齢者等とは
市内に6箇月以上住所を有し、日常生活を営むうえで、常時、他の者の介護を必要とする状
態が6箇月以上続いている
(1)満65歳以上のねたきり高齢者
(2)満65歳以上の認知症高齢者
(3)満20歳以上の重度の障害を有する者
①身体障がい者手帳 1.2級
②療育手帳A
③精神障がい者保健福祉手帳 1級
のうち別の認定基準に該当するものをいいます。

〇支給額
年額 4万円(年1回支給)

相談窓口は、倉敷市役所 健康長寿課です。細かい認定基準がありますので、介護保険サービスを利用している方は、担当のケアマネージャーに相談してみてください。
ケアプラン室 B

 

通所リハビリ ユニット2でのリハビリ紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっておりますが、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

今回は通所リハビリ・ユニット2でのリハビリの様子をご紹介いたします。
 ユニット2では、怪我や病気により日常生活にサポートが必要な方々を対象にリハビリを実施しています。生活の獲得や活動の拡大、生活の中で自分で出来ることが増えるなどを目的に、個別リハビリテーションや、自宅環境の調整、ご家族への介助指導など実施しています。また、リハビリスタッフ、看護師、介護士、相談員、ケアマネージャーなど他職種が密に連携し、在宅での生活が安全に行えるように支援しています。

ユニット2で過ごされる皆様には、マシンを使用し上肢・下肢の筋力強化、レストレーターでの全身耐久性の向上を図る運動を実施しています。また、身の回りの動作に介助が必要で、ご自身での自主トレーニングが難しい方はベッド上での筋力強化やストレッチ、起き上がり、立ち上がりなどの基本動作の練習をメインに行っています。

皆様が安全に、快適な在宅生活が送れるよう、ご本人やご家族からの要望に合わせて身体機能の改善を図っています。更に、自立度が少しでも上がることを目標に、担当リハビリがリハビリのメニューを作成しています。また必要に応じて、住宅改修、福祉用具の検討、アドバイスも実施しています。また、運動習慣が定着できるよう、自宅での自主トレーニング資料の配布や、動作指導も積極的に行っています。

ユニット2では、今後もご自身でできることが1つでも増え、生活の質が改善することを目標にサポートさせていただきます。周りの方々や、スタッフと楽しく会話しながら運動を行い、「今日も通所リハビリに行きたい!」「通所リハビリに行くのが楽しい!」と思って頂けるような環境づくりを行ってきます。「楽しいから運動が続けられる」そんな通所リハビリが今後も笑顔でいっぱいの場所になるようスタッフ全員で日々精進していきます。マスクなしで皆様の笑顔が見られる日が来ることを願いながら、取り組みを継続してまいります。

通所リハビリテーション 理学療法士F

売店休業とリニューアルのお知らせ

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院売店は1月16日(月)より「ヤマザキYショップ 倉敷平成病院店」としてリニューアルすることとなりました。
そのため、明日、1月8日(日)から改装工事のため売店を休業致します。

休業期間:1月8日(日)~1月15日(日)

ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

また、1月16日(月)~1月18日(水)の3日間、リニューアルセールを開催いたします。
是非ご利用ください。

栄養科通信vol.185「食事で寒さに負けない体をつくろう」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

寒い日が続きますね。冬は空気が乾燥し、気温が下がるため体温が低下し、コロナやインフルエンザなどのウイルスに感染するリスクが高くなります。

予防するためには、体を温めること、免疫力をアップすることが大切です。普段食べている食事を少し工夫するだけで寒さに負けない、健康的な体をつくることができるんです。

冬野菜や温かい料理を食べて体をポカポカに!
冬が旬のかぶ、人参、ねぎ、れんこん、さつまいもなどの冬野菜には比較的水分が少なく、体を冷やさず温める効果があります。ビタミンCが含まれているため、免疫力を高め体調を整えます。また、温かい料理を食べることで体が芯から温まり、ポカポカになります。血流を促進させる生姜や唐辛子もおすすめです。しかし、冬野菜だけではいけません。主食、主菜、副菜を揃えることで、エネルギー源となる炭水化物、体を作るもとになるたんぱく質、ビタミンが摂取でき、偏らずバランス良く食べることができ、基礎体力が高まります。

腸内環境を整えて免疫力をアップ
免疫力とはウイルスから体を守って病気を防ぐ機能のことをいいます。体温が下がると免疫力も低下し、体調を崩しやすくなります。納豆、キムチ、味噌、醤油、ヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整え免疫細胞を活性化させる働きがあるので、免疫力アップにつながります。

日頃の食事に取り入れるため、おすすめはキムチ鍋です。体を温めてウイルス感染を予防し、寒さに負けない体をつくりましょう。

管理栄養士 R.Y

ソーシャル・ジェットラグを知っていますか?

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

平日は仕事に追われ、休日になったらたまった疲れをとるために寝続ける。十分眠ったはずなのに月曜日がだるい、このようなことを経験したことはないでしょうか?実は、ソーシャル・ジェットラグが原因かもしれません。

仕事や学校などがある平日の睡眠と、特に制約のない休日の睡眠との差によって引き起こされる、平日と休日の就寝・起床リズムのズレをソーシャル・ジェットラグと呼びます。朝寝坊した休日は太陽の光の刺激を受けるタイミングが遅れ、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの分泌が遅れたり、分泌が不十分になります。平日とのズレにより、体内リズムも乱れ、日中眠くなったり、眠りたい時間に眠れなくなってしまいます。また休日の2日間朝寝坊しただけで体内時計が30~45分遅れ、月曜日だけでなく平日の前半は眠気や日中の疲労感、集中力の低下が続くという報告もあります。さらに肥満、糖尿病、うつ病などの健康リスクを高める危険性も指摘されています。

【ソーシャル・ジェットラグを防ぐポイント】

・毎日決まった時間に起き、すぐ朝日を浴びる
光によって脳内の体内時計をリセットします。

・毎日朝食を食べる
体の臓器にも朝が来たことを知らせます。特に朝食もたんぱく質(肉、魚、卵などを食べると効果的です。

・適度に運動をする
日中に動くことで寝つきがよくなります。ただし寝る直前の激しい運動は避けましょう。

・寝る前は明るい光を浴びない
蛍光灯やパソコン、スマートフォンなどから強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制され、脳が覚醒してしまいます。

休日の寝溜めは平日の睡眠不足を補うためについやってしまいがちですが、平日のパフォーマンスの低下を防ぐためにも日頃の生活スタイルを見直してみましょう。

糖尿病療養指導士 管理栄養士 YM

参考:社会的ジェットラグと睡眠
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/24/8/24_8_32/_pdf/-char/ja

在宅支援に向けての取組み

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

急に温度も下がり、寒い日が続きますが皆様体調はお変わりないでしょうか?
今回は倉敷老健 入所施設の在宅支援への取り組みのひとつをご紹介したいと思います。
このコロナ禍で面会、外出、外泊制限が厳しい中、入所後の本人の状態が分からず在宅復帰に不安を抱えているケースが多くあります。病院から老健に入所された方は尚更です。
当たり前の事ですが、ご入所の方は住み慣れた我が家・地域へ帰り生活をしたいと思われています。それを実現する為には、ご本人のリハビリ、生活の課題をクリアしていく事はもちろんですが、支援するご家族の方に今のご本人の状態を理解して頂くことが必要だと思います。
老健では主に在宅復帰を視野にいれている方を対象に入所後、1ヶ月位経過したのちに、リハビリ面談と称して、ご家族、担当リハビリスタッフ、相談員で面談する機会を設けています。そこで、現在の身体機能、認知機能、生活の様子等、口頭・書面・iPadを使って動画で分かりやすく伝えるようにしています。
その上で、どの部分は自立で行えており、どの部分に支援が必要か、自宅の住環境を整える方法、さまざまな介護保険のサービスがある事を情報提供させて頂いています。
この面談をする事がご家族の安心材料になり、結果、ご入所の方が望まれる住み慣れた自宅へ帰る事が実現するお手伝いができたらと思います。

倉敷老健 ケアマネジャー T

定期検診を受けて健口で健康な一年を過ごしましょう!

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

あけましておめでとうございます。みなさんはどのようなお正月を過ごされましたか?
今年一年、皆様が周りの方と楽しく美味しく食事をしたり、笑顔でいられる素敵な一年となりますよう、本日は歯科の定期検診のおすすめをしたいと思います。

歯科の定期検診のメリットには以下のものがあります。
①むし歯や歯周病の早期発見ができる。
むし歯や歯周病は重症化するまで症状がでないことも多いです。歯科に定期受診されていると治療回数のかからない初期の段階で異常に気づけることが多いです。
②健康な歯を保つことができる。
歯ブラシでは届かない歯茎の中まで専門的な器具を使ってお口の中をお掃除することで健康な歯を保つことができます。また、それぞれの歯磨きの癖を歯科スタッフが確認することで自分に合った歯磨きの方法を知ることができます。
③口の周りのささいな変化に気づかれやすい。
定期受診をされていると、その方のささいな変化に気づきやすいです。口の中は大きく変わっていないのにむせやすくなったといった場合、口の周りの筋力低下がでてきている場合があります。早めに口の筋力アップトレーニングなどをすることで改善がみられる場合があります。
④歯科治療時の痛みが最小限に抑えられる。
歯科の治療は“痛い”や“怖い”というイメージがありませんか?大きなむし歯があった場合などは麻酔をして歯を削って・・という治療が必要になることもありますが、安定した口の中のメインテナンスではほとんど痛みを伴うことはありません。歯科治療時の痛みを最小限に抑えたいという方こそ、定期的に受診して安定したお口の中を保っていただきたいです。
⑤長期的に治療費が抑えられる。
痛みもないのに定期的に歯科にかかるのは面倒だし、治療費も負担だなと感じる方はいらっしゃいませんか?歯科の疾患は放置すればするほど治療回数がかかり、治療費もかかります。なによりも、一度失った歯は元に戻すことはできません。早期発見、早期治療することで、人生という長期間で見たときに定期検診を受けていた方の方が治療費は抑えられていることが知られています。

みなさんが2023年も、健口で健康に素敵な一年を過ごせますよう、歯科スタッフ一同でサポートさせていただきます!本年もよろしくお願いいたします。

歯科助手H

年末年始 外来休診について

カテゴリー: お知らせ, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

本年も残すところあとわずかとなりました。
外来診療は本日までとなります。

※12月30日(金)~1月3日(火)まで外来診療は休診となります。

※当院は、救急指定病院です。緊急時は24時間受付けます。
緊急対応をしている場合もございますので救急外来は待ち時間が長くなる場合もあります。
事前にお電話での受診確認をおすすめしております。

また、感染対策として、入院患者さんへの面会は禁止しております。

ご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。

令和5年は1月4日(水)より通常通り外来診療を行います。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

秘書・広報課 Y